モバイル プロジェクトとは
モバイル プロジェクトは、ArcGIS for Windows Mobile アプリケーションが使用するマップ データ、タスク/ケーパビリティ、アセンブリ（オプション）および構成ファイルのあるフォルダです。Mobile Project Center を使用してモバイル プロジェクトを作成し、プロジェクトをローカル コンピュータに保存したり、オンライン ストレージで共有したりできます。その後、フィールド作業員が現場での操作を実行できるように、プロジェクトをフィールド作業員のデバイスに配置します。
モバイル プロジェクトの構成要素
モバイル プロジェクトは、フォルダ内のすべてのコンテンツを、プロジェクトのタイトルとなっているフォルダの名前で整理します。フォルダの中には、次のものがあります。
- *.amp 構成ファイル。次の内容を定義しています。
- 現場での操作に使用されるモバイル マップ データ
- 各マップ レイヤのプロパティと、操作マップ レイヤの各フィールドのプロパティ
- フィールド作業員の作業場所を示すプロジェクト範囲
- 現場での操作を遂行するためのタスク/ケーパビリティとその設定
- データ収集のための GPS（全地球測位システム）設定
- タイトル、タグ、説明などのプロジェクトのプロパティ
- 操作マップ データやデータによるベースマップ データを含むモバイル マップ データ
- モバイル キャッシュ スキーマ
- モバイル キャッシュ データ（オプション）
- マップ レイヤの添付ファイル（オプション）
- データによって追加されたベースマップ レイヤ（オプション）
- カスタム タスクやエクステンション アセンブリが含まれるエクステンション フォルダ（オプション）
モバイル プロジェクトのライフ サイクル
それぞれのモバイル プロジェクトは、作成、共有/配置、（オプションでダウンロード）、使用というライフ サイクルを経ます。最初の 2 つのステップは、プロジェクト管理者が Mobile Project Center で行います。その後の 2 つのステップは、フィールド作業員がフィールド アプリケーションを使用して行います。
プロジェクトを作成したら、作成済みのモバイル マップ データを追加し、プロジェクトを構成して、プロジェクトを保存します。その後、モバイル プロジェクトを ArcGIS Server、ArcGIS Online または Portal for ArcGIS で共有するか、コピーおよび貼り付けまたはサードパーティの配置ツールを使用して、プロジェクトをフィールド デバイスに直接配置します。
プロジェクトを共有した場合、フィールド作業員は、各自のフィールド デバイスにインストールされているフィールド アプリケーションを使用して、プロジェクトをダウンロードする追加ステップを実行する必要があります。その後、作業員はプロジェクトを開き、現場での操作を開始します。
詳細については、以下をご参照ください。