モバイル マップ

モバイル マップは、モバイル プロジェクト内に収められたマップ レイヤのコレクションであり、編集やフィールド作業員の位置判断のために ArcGIS for Windows Mobile アプリケーションで使用されます。モバイル マップは、同期、クエリ、および編集用の操作マップ レイヤと、参照やナビゲーションを目的とするベースマップ レイヤで構成することができます。さらに、モバイル マップは、特に現場のフィールド作業員が GPS 対応のモバイル デバイスを使用しているときの位置の判断に役立ちます。この場合、GPS 経由で取得された現在位置は、マップのベースマップおよび操作レイヤの上に表示されます。

注意:

レイヤは、モバイル マップ内のすべてのレイヤで同じ空間参照を使用しないと、正しく表示されません。「空間参照の概要」をご参照ください。

Mobile Project Center を使用すると、操作マップ レイヤを追加し、構成して、現場でのデータ収集や調査に役立てることができます。構成できるマップ レイヤ プロパティには、レイヤの目的や、添付ファイルのサポートの有無があります（詳細については、「操作レイヤ プロパティ」をご参照ください）。単一の操作マップ レイヤごとに、表示、編集、更新フォームでの属性の表示方法、フィールドの自動入力の方法、およびその他のプロパティを構成できます。詳細については、「マップ レイヤ フィールドの構成」をご参照ください。

また、Mobile Project Center を使用して、ベースマップ レイヤを追加することで、参照情報やナビゲーション情報を提供できます。ベースマップ レイヤを編集またはクエリすることはできません。ベースマップ レイヤは、使用可能なリソースと使用するフィールド ワークフローに応じて、オンライン ソースまたはオフライン ソースから利用できます。詳細については、「ベースマップ レイヤの選択」をご参照ください。