ログ レイヤとフィールド作業員レイヤの構成
ログ レイヤとフィールド作業員レイヤは、どちらもポイント フィーチャクラスのレイヤを使用して作成します。ログ レイヤにより、現場でのフィールド スタッフのログを記録し、必要に応じて、一定の時間または距離間隔でバックエンド データベースにログをポストすることができます。また、フィールド作業員レイヤにより、フィールド スタッフは、お互いの最新位置を表示し、データベースを更新させることができます。
ログ レイヤは、[モバイル キャッシュの作成（Create Mobile Cache）] ツールで作成するか、またはモバイル サービスから取得できますが、フィールド作業員レイヤは、モバイル サービスとして共有する必要があります。どちらのレイヤも、プロジェクト作成のプロセス時に Mobile Project Center で使用されます。
Mobile Project Cente によって、以下を構成できます。
- ログ レイヤとフィールド作業員レイヤ
- サーバによるこれらのレイヤのデータの更新方法（該当する場合）
- フィールドスタッフが、現場でログの記録をオフにできるかどうか
注意:ログ レイヤとフィールド作業員レイヤは、一方だけを使用することもできます。フィールド スタッフの位置を記録するだけにしたり、フィールド作業員の最新の位置が更新されるフィールド作業員レイヤを使用するだけにすることもできます。
ログ レイヤの構成
GPS デバイスが接続されている場合、フィールド アプリケーションはフィールド スタッフの位置を一定の時間（秒単位）または一定の距離（選択した単位）ごとに記録することができます。
ログ レイヤを使用するには、以下を実行する必要があります。
- 少なくとも GlobalID フィールド、テキスト フィールド、および日付/時間フィールドを含むポイント フィーチャ レイヤを使用します。
- テキストと日付/時間フィールドを自動入力するための、フィールド アプリケーションの値を事前に定義します。
- Mobile Project Center で、少なくとも 1 つのポイント フィーチャ レイヤを含む操作マップ レイヤを追加します。
アイコンをクリックし、操作マップ レイヤのリストを展開します。- ログ レイヤとして設定するポイント レイヤの名前をクリックします。
[マップのプレビュー] タブの横に、[レイヤ] タブが表示されます。
- [レイヤ] タブをクリックして、[ユーザの位置をログに記録する] を選択します。
[レイヤ] タブの横にある [フィールド] タブが [ログ] に変わります。
- [ログ] タブをクリックします。
- [ログ レイヤの設定] 領域で、コンピュータ名、ユーザ ID、またはユーザ名で自動入力される 1 つのテキスト フィールドを設定します。注意:
ユーザ ID またはユーザ名を使用してテキスト フィールドに入力するには、ID マップ レイヤが必須です。詳細については、「プロジェクト ユーザ ID の構成」をご参照ください。
- 1 つの [日付/時間] フィールドを、コンピュータの日付/時間または GNSS 受信機の日付/時間で自動入力されるように設定します。
- [ログ] 領域で、ログ モード（時間または距離）を選択し、新しいログを記録する間隔の値を指定します。デフォルトでは、新しいログは 10 秒ごとに作成されます。
- [アップロード] 領域で、[新しいログをポストする間隔] に値を指定します。デフォルトでは、データは 300 秒ごとにポストされます。注意:
アップロードは、モバイル サービスから取得したモバイル キャッシュにのみ適用されます。デスクトップ ワークフローの場合、ログは、[モバイル キャッシュの同期（Synchronize Mobile Cache）] ツールを使用してチェックインされるまで、デバイス上のローカル キャッシュに保存されます。.
- [ユーザにログの無効化を許可] チェックボックスをオンにすることで、フィールド スタッフがログをオフにすることを許可できます。
フィールド作業員レイヤの構成
フィールド作業員レイヤにより、フィールド作業員は、モバイル マップにお互いの最新位置を表示できます。また、オフィスに戻って、フィールド作業員の追跡を管理することもできます。
ログ レイヤと同様に、フィールド作業員レイヤを使用するには、以下を実行する必要があります。
- 少なくとも 1 つの GlobalID フィールド、テキスト フィールド、および日付/時間フィールドを含むポイント フィーチャ レイヤを用意します。
- テキスト フィールドと日付/時間フィールドを自動入力するための値を事前に定義します。
注意:フィールド作業員レイヤ機能を使用するには、フィールド作業員レイヤとして使用されるレイヤが、[モバイル キャッシュの作成（Create Mobile Cache）] ツールを使用して作成されたモバイル キャッシュからではなく、公開されたモバイル サービスから取得したものである必要があります。データ接続が切断した場合、作業員の位置は即座に更新されなくなります。
- Mobile Project Center で、少なくとも 1 つのポイント フィーチャ レイヤを含む操作マップ レイヤを追加します。
- アイコンをクリックし、操作マップ レイヤのリストを展開します。
- フィールド作業員レイヤとして設定するポイント レイヤの名前をクリックします。
[マップのプレビュー] タブの横に、[レイヤ] タブが表示されます。
- [レイヤ] タブをクリックして、[ユーザの現在位置をログに記録し、他のユーザの最新位置をダウンロードする] を選択します。
ヒント:この項目が使用できない場合、操作マップ レイヤにモバイル キャッシュを使用している可能性があります。この場合、モバイル キャッシュはサポートされません。
[レイヤ] タブの横にある [フィールド] タブが [ログ] タブに変わります。
- [ログ] タブをクリックします。
- [ログ レイヤの設定] 領域で、1 つのテキスト フィールドをコンピュータ名、ユーザ ID、またはユーザ名で自動入力するように設定します。注意:
ユーザ ID またはユーザ名を使用してテキスト フィールドに入力するには、ID マップ レイヤが必須です。詳細については、「プロジェクト ユーザ ID の構成」をご参照ください。
- 1 つの日付/時間フィールドを、コンピュータの日付/時間または GNSS レシーバの日付/時間で自動入力するように設定します。
- [同期] 領域で、同じプロジェクトに参加しているフィールド メンバーの最新の位置を同期する時間間隔の値を指定します。デフォルトでは、データは 300 秒ごとにポストされます。
- [ユーザにログの無効化を許可] チェックボックスをオンにすると、フィールド スタッフは、他のユーザのモバイル マップで自分の位置の表示と更新を行わないことを選択できるようになります。