モバイル キャッシュの作成(Create Mobile Cache) (モバイル)
サマリ
このツールは、モバイル プロジェクトを構築するための Mobile Project Center(MPC)(ArcGIS for Windows Mobile 製品のコンポーネント)で使用するマップ スキーマと GIS データを含むモバイル キャッシュを作成します。このツールは、マップ ドキュメントの現在の範囲全体を使用して、入力マップ ドキュメントからモバイル キャッシュを生成します。出力は、フォルダ名がマップ ドキュメント名であるフォルダ、GIS データ(マップ スキーマを含むモバイル キャッシュ)、および関連するアタッチメント フォルダ(利用可能な場合)です。
使用法
このツールは、Microsoft Windows オペレーティング システム上でのみ使用できます。
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デフォルトでは、このツールはマップ ドキュメント内のすべてのレイヤのモバイル キャッシュを生成しますがArcGIS for Windows Mobile フィールド アプリケーションとデータ ソースの間で同期できるのは、ArcSDE ジオデータベース データ ソースまたはファイル ジオデータベース データ ソースに基づくグローバル ID を持つベクタ レイヤだけです。
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出力フォルダは、ツールを実行する前に存在している必要があります。
デフォルトでは、このツールは GIS データ(マップ スキーマ)、GIS データ、およびアタッチメント(利用可能な場合)を含むモバイル キャッシュ フォルダを作成します。
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デフォルトでは、抽出範囲は、マップ ドキュメントのマップ範囲全体に基づきます。
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デフォルトでは、すべてのレイヤがモバイル キャッシュに抽出されます。
このツールは、バージョン 10.0 では [モバイル マップの作成(Create Mobile Map)] という名前でした。バージョン 10.1 ではパラメータも変更されました。10.0 のツールに基づくスクリプトとモデルを 10.1 で動作させるには、変更が必要です。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
input_mapDocument |
モバイル キャッシュを作成するマップ ドキュメント | ArcMap Document |
input_outputFolder |
出力フォルダのディレクトリ | Folder |
input_layers [input_layers,...] (オプション) |
抽出するレイヤの名前 | String |
input_attachments (オプション) |
フィーチャクラスに関連付けられたアタッチメントを抽出するかどうかを決定します。
| Boolean |
input_version (オプション) |
キャッシュの生成元となるジオデータベースのバージョン | String |
コードのサンプル
マップ ドキュメントから、すべてのデータとアタッチメントを含むモバイル キャッシュを作成します。
import arcpy
arcpy.CreateMobileCache_mobile("C:/CampusMap/Campus.mxd","C:/CampusMap/MobileMap","#","#","#")
マップ ドキュメントに含まれる選択されたレイヤのアタッチメントを含むモバイル キャッシュを生成します。
import arceditor
import arcpy
Campus_mxd = "C:\\CampusMap\\Campus.mxd"
MobileMap = "C:\\CampusMap\\MobileMap"
arcpy.CreateMobileCache_mobile(Campus_mxd, MobileMap, "PointAttachmentAtCache;LineAttachmentAtCache;PolygonAttachmentAtCache;PointWithoutAttachmentAtCache;LineWithoutAttachmentAtCache;PolygonWithoutAttachmentAtCache;PointWithoutGlobalIDAtCache", "INCLUDE_ATTACHMENTS", "")