10.2.1 のPortal for ArcGIS の新機能

Portal for ArcGIS 10.2.1 では、製品全体にわたって安定性の強化と機能改善が図られています。10.2.1 で修正された問題の一覧については、10.2.1 で修正された問題の一覧をご参照ください。ソフトウェアの機能変更の概要については、以下のセクションをご参照ください。

更新された Portal for ArcGIS Web サイト

ユーザからのフィードバックおよび操作性のテストに基づく操作性の改良を含むよう、ポータル Web サイトの全体的な設計が更新されました。

マップ ビューア

Portal 10.2.1 for ArcGIS のマップ ビューアでは、以下のような多くの機能が改善されています。

  • ポップアップ ウィンドウで [ルート案内の取得] リンクをクリックして、ある場所のルート案内を取得できます。これによって、[ルート案内] パネルがマップ内に表示され、ポップアップ ウィンドウの場所が開始位置として使用されます。詳細については、「ルート案内の取得」をご参照ください。
  • [ルート案内] パネルで生成したルートを、マップ内にレイヤとして保存できます。詳細については、「ルート レイヤの追加」をご参照ください。
  • Web サイトに埋め込むマップに場所検索を含める場合、検索範囲を現在のマップ範囲に制限できるようになりました。詳細については、「Web マップの埋め込み」をご参照ください。
  • イメージ サービス レイヤのデフォルトの表示が改善されました。さらに、表示の構成、テーブルの表示、フィルタの作成、凡例でのレイヤの表示/非表示の切り替え、およびポップアップ ウィンドウの構成を行うことができます。詳細については、「イメージ レイヤの表示」をご参照ください。
  • レイヤ内のシンボルを変更する場合に使用できる、新しい A 〜 Z の単一シンボルのコレクションが提供されます。シンボルには 3 種類の色が使用できます。
  • レイヤをドラッグ&ドロップして、マップ コンテンツの順序を変更できます。詳細については、「レイヤの整理」をご参照ください。
  • レイヤのショートカット メニューにある新しいオプションを使用して、マップ内のレイヤを更新する頻度を設定できます。このオプションは、Web サービスとベースマップ レイヤにのみ適用されます。詳細については、「更新間隔の設定」をご参照ください。
  • デフォルトのベースマップが、複数の領域(ニュージランド、オーストラリア、カナダ、米国など)で更新されました。

Web アプリケーション テンプレート

以下のテンプレートが、追加、改良、または廃止されました。

  • 新しいストーリーテリング スワイプ マップ テンプレートを使用できます。このテンプレートは、モバイル向けに設計されており、2 つの Web マップまたは同じ Web マップ内の 2 つのレイヤを、左右に分割されたウィンドウまたはスパイグラスを使用して表示できます。
  • Portal for ArcGIS にマップ ツアー テンプレートが含まれるようになりました。マップ ツアーは、対話型のマップ、写真とテキスト パネル、およびサムネイル カルーセルを組み合わせた、構成可能なストーリー マップ テンプレートです。テンプレートの [最初から開始] オプションを使用して、ポータルに追加した写真の URL をポイントして、写真をマップに対話的に追加することができます。
  • Web マッピング アプリケーションを作成するためのスワイプ ツール、Twitter のタイムライン、マップの検索、サイド バイ サイド ビューア、およびマップの比較の各テンプレートが、Web プリケーション ギャラリーから削除されました。これらのテンプレートを使用している既存のアプリケーションは、引き続き動作します。これらのテンプレートのコードは更新されなくなりますが、これらのテンプレートは、引き続き検索してダウンロードできます。

その他の改善点

  • Web サイトを表示するための言語オプションとして、チェコ語とフィンランド語が使用可能になりました。ユーザ インタフェース、および時刻/日付と数値の表示形式は言語によって決定されます。Web サイトのユーザ インタフェースを、ポータル管理者が組織サイトに設定した言語以外の言語で表示するには、プロファイルを編集します。詳細については、「言語の設定」をご参照ください。
  • プロファイル ページで、アカウント名、パスワード、およびセキュリティの質問を編集できるようになりました。詳細については、「プロファイルの管理」をご参照ください。
  • ポータルに画像ファイルを追加すると、その画像の URL が詳細ページに表示されます。その URL を使用して、Web マップのポップアップ ウィンドウなどの画像を参照できます。詳細については、「コンピュータからのファイルの追加」をご参照ください。
5/20/2014