ArcGIS Spatial Analyst エクステンションのラスタ データについて
空間処理で ArcGIS Spatial Analyst エクステンションを使用する場合は、ラスタ データセットを使用、作成する必要があります。ラスタは、列と行に配置された等しいサイズのセルの配列から構成されます。各セルには、標高、温度、土地被覆タイプなどの情報を表す値が格納されます。
ArcGIS でラスタ データセットを表現する方法と、ラスタを使用、作成する際の注意事項について把握しておくことが重要です。Spatial Analyst の機能を最大限に活用するには、ラスタ データの基本的な側面のいくつかをよく知っておく必要があります。ラスタ データの詳細は、「データ管理」 → 「地理データ タイプ」ドキュメントの「ラスタと画像」のセクションに説明されています。
知っておく必要のある概念としては、具体的には次のものがあります。
また、ラスタ データセットに関して次のような知識もあると、役立つでしょう。
ラスタを使用するセルベースのモデル化の詳細については、Esri Press 刊行の『Modeling Our World: The Esri Guide to Geodatabase Design』をご参照ください。
ラスタ セルの形状
Spatial Analyst が正方形セルに対してのみ演算を実行するということは、注目に値する重要な点です。各セルのサイズは、セルの解像度として知られているものであり、各ディメンション内で同じサイズでなければなりません。
入力ラスタ データが正方形以外のセルをサポートする形式になっている場合は、演算の実行前にまず、そのラスタが正方形セルに変換されます。
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5/10/2014