セル サイズ変更 (データ管理)
サマリ
指定した X 縮尺係数と Y 縮尺係数により、ラスタのサイズを変更します。
使用法
-
出力サイズは、X 方向と Y 方向の両方の縮尺係数で乗算されます。この処理では列数と行数は変わりませんが、セル サイズは縮尺係数で乗算されます。
-
縮尺係数には、正の値を指定する必要があります。
-
縮尺係数が 1 より大きい場合、大きいディメンションに合わせて画像のサイズが変更されます。その結果、セル サイズが増えるので範囲が広くなります。
-
縮尺係数が 1 未満の場合、小さいディメンションに合わせて画像のサイズが変更されます。その結果、セル サイズが縮小するので範囲が狭まります。
-
出力は、BIL、BIP、BMP、BSQ、DAT、Esri Grid、GIF、IMG、JPEG、JPEG 2000、PNG、TIFF、または任意のジオデータベース ラスタ データセットに保存することができます。
-
ラスタ データセットを JPEG ファイル、JPEG 2000 ファイル、またはジオデータベースに格納するときに、環境設定で [圧縮] タイプと [圧縮品質] を指定できます。
構文
| パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_raster |
入力ラスタ。 | Mosaic Layer; Raster Layer |
out_raster |
出力ラスタ データセット。 ラスタ データセットをファイル形式で格納する場合は、ファイル拡張子を指定する必要があります。
ジオデータベースにラスタ データセットを格納する場合、ラスタ データセットの名前にファイル拡張子は付けません。 ラスタ データセットを JPEG ファイル、JPEG 2000 ファイル、TIFF ファイル、またはジオデータベースに格納するときに、圧縮タイプと圧縮品質を指定できます。 | Raster Dataset |
x_scale |
セル サイズを X 方向にスケーリングするための係数。 係数には 0 より大きい値を指定する必要があります。 | Double |
y_scale |
セル サイズを Y 方向にスケーリングするための係数。 係数には 0 より大きい値を指定する必要があります。 | Double |
コードのサンプル
以下は、Rescale（セル サイズ変更）ツールを実行する Python サンプルです。
import arcpy
arcpy.Rescale_management("c:/data/image.tif", "c:/output/rescale.tif", "4", "4")
以下は、Rescale（セル サイズ変更）ツールを実行する Python スクリプト サンプルです。
##====================================
##Rescale
##Usage: Usage: Rescale_management in_raster out_raster x_scale y_scale
try:
import arcpy
arcpy.env.workspace = r"C:/Workspace"
##Rescael a TIFF image by a factor of 4 in both directions
arcpy.Rescale_management("image.tif", "rescale.tif", "4", "4")
except:
print "Rescale example failed."
print arcpy.GetMessages()