データとツールの追加および接続

データとツールの追加

データをモデルに追加すると、モデルにデータ変数が作成されます。データ変数には、データ自体ではなく、データの説明が含まれます。値（データセットへのパス）は、変数をダブルクリックしてダイアログ ボックスを開くことで、表示または変更できます。さらに、ModelBuilder には、データ変数に関するその他の説明情報（空間範囲、フィールド情報、座標系など）も保存されます。この情報は、モデルを整合チェックすることで更新できます。

ツールをモデルに追加すると、モデルに出力変数が作成されます。追加した時点では、ツールに必要なパラメータが指定されていないため、ツールと出力変数はどちらも空です（色がありません）。必要なツールのパラメータが指定されると、ツール変数の色が黄色になり、プロセスを実行する準備ができたことを示します。

データとツールをモデルに追加するには、次の 2 つの方法があります。

[データの追加] ツールの使用

手順:

1. [ModelBuilder] ツールバーの [データの追加] ツール をクリックします。
   • または、[挿入] → [データまたはツールを追加] の順にクリックします。
2. データまたはツールを参照して選択し、[追加] をクリックします。

ドラッグ アンド ドロップ

手順:

1. [カタログ] ウィンドウで、データまたはツールを参照します。
2. データまたはツールを選択して、モデルにドラッグします。
   • または、[検索] ウィンドウに表示された検索結果から、データとツールをドラッグします。[検索] ウィンドウを使用してツールを検索および追加する方法については、「ツールの検索の概要」をご参照ください。

注意:

ModelBuilder のみで動作およびアクセスできるツールには、モデル専用ツールとイテレータの 2 つのカテゴリがあります。これらのツールは、ModelBuilder の [挿入] メニューから追加できます。これらのツールを追加および操作する方法については、「ModelBuilder の高度な手法の概要」をご参照ください。

データとツールの接続

変数をツールのパラメータに接続するには、[接続] ツールを使用するか、ツールのダイアログ ボックスを使用します。

[接続] ツールの使用

手順:

1. [ModelBuilder] ツールバーの [接続] ツール をクリックします。
2. ツールに接続する変数をクリックします。
3. 変数を接続するツールをクリックします。
4. 使用可能なパラメータを示すポップアップ ウィンドウから、接続するパラメータを選択します。

   変数とツールの間に接続が作成されます。

ツールのダイアログ ボックスの使用

手順:

1. ツールのダイアログ ボックスを使用するには、ツールを右クリックして、[開く] をクリックします。
   • または、ツールをダブルクリックして、ダイアログ ボックスを開きます。
2. ディスク上のデータを使用する場合は、 をクリックしてディスクに保存されたデータを参照し、これを選択して追加します。
   • データがデータ変数としてすでにモデルに追加されている場合、またはデータが ArcMap のコンテンツ ウィンドウにレイヤとして存在している場合は、パラメータのドロップダウン リストから適切なデータ エレメントを選択します。データ変数には [モデル変数] アイコン が表示され、ArcMap コンテンツ ウィンドウにあるレイヤには [レイヤ] アイコン が表示されます。

一般的に、ツールのパラメータにはモデルの変数を設定できます。ただし、変数を選択できるリストがパラメータで表示されない場合もあります。この場合は、モデルに適切なタイプの新しい変数を作成し、[接続] ツール を使用して変数をツール パラメータに接続します。

注意:

1 つのデータ エレメント（または任意の変数）を任意の数のツールに接続できます。