ディゾルブ (データの管理)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

指定した属性に基づいてフィーチャを集約します。

[ディゾルブ(Dissolve)] ツールの仕組みの詳細

Dissolve illustration
Dissolve illustration

使用法

構文

Dissolve_management (in_features, out_feature_class, {dissolve_field}, {statistics_fields}, {multi_part}, {unsplit_lines})
パラメータ説明データ タイプ
in_features

集約対象のフィーチャ。

Feature Layer
out_feature_class

集約されたフィーチャを含む、作成対象のフィーチャクラス。

Feature Class
dissolve_field
[dissolve_field,...]
(オプション)

フィーチャを集約するフィールド。

[フィールドの追加] ボタンは ModelBuilder だけで使用され、ダイアログ ボックスを完了してモデルの作成を続行できるように、必要なフィールドが追加されます。

Field
statistics_fields
[[field, {statistic_type}],...]
(オプション)

属性を集計するフィールドと統計情報。テキスト属性フィールドは、統計情報の [FIRST] または [LAST] を使用して集計されます。数値属性フィールドは、任意の統計情報を使用して集計されます。すべての統計情報計算から NULL が除外されます。

  • FIRST - 入力フィーチャの最初の値を検出し、その指定されたフィールドの値を使用します。
  • LAST - 入力フィーチャの最後の値を検出し、その指定されたフィールドの値を使用します。
  • SUM - 指定されたフィールドの値の合計を追加します。
  • MEAN - 指定されたフィールドの平均を計算します。
  • MIN - 指定されたフィールドのすべてのレコードの中で最も小さい値を検出します。
  • MAX - 指定されたフィールドのすべてのレコードの中で最も大きい値を検出します。
  • RANGE - 指定されたフィールドの値の範囲(MAX-MIN)を検出します。
  • STD - 指定されたフィールドの値の標準偏差を検出します。
  • COUNT - 統計情報の計算に含まれる値の数を検出します。NULL 値以外の値の数がカウントされます。フィールドの NULL 値の数を特定するには、問題のフィールドで COUNT 統計情報を使用し、NULL を含まない異なるフィールド(ある場合は OID など)で COUNT 統計情報を使用して、2 つの値で減算を行います。
Value Table
multi_part
(オプション)

マルチパート フィーチャが出力フィーチャクラスで許可されるかどうかを指定します。

  • MULTI_PARTマルチパート フィーチャの指定を許可します。これがデフォルトです。
  • SINGLE_PARTマルチパート フィーチャの指定を許可しません。マルチパート フィーチャを作成する代わりに、各パーツにフィーチャが個別に作成されます。
Boolean
unsplit_lines
(オプション)

ライン フィーチャのディゾルブ方法を制御します。

  • DISSOLVE_LINESラインは 1 つのフィーチャにディゾルブされます。これがデフォルトです。
  • UNSPLIT_LINESラインは、2 つのラインが共通の終点頂点を持つ場合のみディゾルブされます。
Boolean

コードのサンプル

Dissolve(ディゾルブ)の例 1(Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトで、Dissolve(ディゾルブ)ツールをイミディエイト モードで使用する方法を示します。

import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data/Portland.gdb/Taxlots"
arcpy.Dissolve_management("taxlots", "C:/output/output.gdb/taxlots_dissolved",
                          ["LANDUSE", "TAXCODE"], "", "SINGLE_PART", 
                          "DISSOLVE_LINES")
Dissolve(ディゾルブ)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトで、Dissolve(ディゾルブ)ツールの使用方法を示します。

# Name: Dissolve_Example2.py
# Description: Dissolve features based on common attributes

 
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
 
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data/Portland.gdb/Taxlots"
 
# Set local variables
inFeatures = "taxlots"
tempLayer = "taxlotsLyr"
expression = arcpy.AddFieldDelimiters(inFeatures, "LANDUSE") + " <> ''"
outFeatureClass = "C:/output/output.gdb/taxlots_dissolved"
dissolveFields = ["LANDUSE", "TAXCODE"]
 
# Execute MakeFeatureLayer and SelectLayerByAttribute.  This is only to exclude 
#  features that are not desired in the output.
arcpy.MakeFeatureLayer_management(inFeatures, tempLayer)
arcpy.SelectLayerByAttribute_management(tempLayer, "NEW_SELECTION", expression)
 
# Execute Dissolve using LANDUSE and TAXCODE as Dissolve Fields
arcpy.Dissolve_management(tempLayer, outFeatureClass, dissolveFields, "", 
                          "SINGLE_PART", "DISSOLVE_LINES")

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ○
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
9/14/2013