モバイル ジオプロセシング ツール

ArcGIS for Windows Mobile 3.x には、ArcGIS for Desktop のバージョン 10 および 10.1 で動作する [モバイル キャッシュの作成(Create Mobile Cache)] ツールおよび [モバイル キャッシュの同期(Synchronize Mobile Cache)] ツールが付属しています。これらのジオプロセシング ツールを使用して、ArcGIS Server を使用せずにマップ データをチェックインおよびチェックアウトできます。また、モバイル ジオプロセシング ツールを使用して、どのマップ レイヤを含めて現場の作業と同期させるか、および添付ファイルをサポートするかどうかを制御できます。

ArcCatalog のモバイル ジオプロセシング ツールは、次の場所にあります。

モバイル ジオプロセシング ツールの場所

モバイル キャッシュの作成(Create Mobile Cache)

[モバイル キャッシュの作成(Create Mobile Cache)] ツールで ArcMap ドキュメントの全体表示を使用して、ArcMap ドキュメントから直接モバイル キャッシュを作成できます。

注意注意:

ArcGIS for Windows Mobile 10.0 以前を使用している場合、このツールは、プロジェクトのデフォルト設定が含まれる *.amp ドキュメントを含むモバイル キャッシュを作成します。一方、バージョン 3.x では、このツールはモバイル キャッシュのみを作成します。Mobile Project Center を使用してモバイル プロジェクトを作成し、モバイル キャッシュをそのプロジェクトに追加する必要があります。

次のスクリーン ショットには、[モバイル キャッシュの作成(Create Mobile Cache)] ダイアログ ボックスが示されています。
[モバイル キャッシュの作成(Create Mobile Cache)] ツール
注意注意:

レイヤが [レイヤ] リストに表示されない場合、ArcGIS for Windows Mobile がサポートするレイヤがマップ ドキュメントに含まれているか確認してください。サポートされるレイヤの詳細については、「サポートされるレイヤ タイプとデータ タイプ」をご参照ください。

チェックアウトする 1 つ以上のレイヤを選択し、添付ファイルを含めるかどうかを決定できます。キャッシュが正常に作成されていて、Mobile Project Center でモバイル プロジェクトを作成した場合、Mobile Project Center は、そのキャッシュのコピーをオフライン データ ソースとして追加します。この場合、Mobile Project Center がモバイル プロジェクトを配布するときに、それと共にキャッシュも配布されるため、フィールド作業員はオフライン環境で作業できます。

モバイル キャッシュの同期(Synchronize Mobile Cache)

[モバイル キャッシュの同期(Synchronize Mobile Cache)] ツールによって、更新されたモバイル キャッシュおよび添付ファイル(利用可能な場合)を、その元になる ArcMap ドキュメントを使用してチェックインできます。更新データを、バックエンド データ ストアからモバイル キャッシュにダウンロードすることもできます。

注意注意:

このツールを使用してデータをチェックインし、マップ ドキュメントに戻す場合、指定したキャッシュがフィールド デバイスのモバイル プロジェクト フォルダに含まれるキャッシュであって、[モバイル キャッシュの作成(Create Mobile Cache)] ツールによって最初に作成したキャッシュ(通常はデスクトップに存在します)ではないことを確認してください。

次のスクリーン ショットには、[モバイル キャッシュの同期(Synchronize Mobile Cache)] ダイアログ ボックスが示されています。

[モバイル キャッシュの同期(Synchronize Mobile Cache)] ツール
注意注意:

レイヤが [レイヤ] リストに表示されない場合、ArcGIS for Windows Mobile がサポートするレイヤがマップ ドキュメントに含まれているか確認してください。サポートされるレイヤの詳細については、「サポートされるレイヤ タイプとデータ タイプ」をご参照ください。

8/23/2013