範囲外ポイントの位置の特定(Locate Outliers)の仕組み

[範囲外ポイントの位置の特定(Locate Outliers)] では、入力として TIN またはテレイン データセットを使用し、指定した Z 範囲を超えるポイント、または周囲と比べて高さが大きく異なるポイントを検出します。このツールの目的は、エラーの疑いがある測定点の位置を特定することです。特定した位置は出力フィーチャクラスにポイントとして書き込まれるので、本当にエラーかどうかをポイントごとに検証できます。検証の結果、エラーであることが判明したポイントは、[テレイン ポイントの削除(Delete Terrain Points)] ツールの入力として使用できます。

[ハードリミットを適用] オプションをオンにすると、Z 値が指定した最小値/最大値範囲を超えている測定データが特定されます。

[比較フィルタを適用] オプションをオンにすると、周囲と比べて高さが大きく異なる測定データが特定され、傾斜が所定の閾値を超えているローカル サーフェス パッチが作成されます。すべての標高点がチェックされます。各ポイントとその自然近傍の高さが比較され、傾斜テストが実施されます。テスト ポイントの違反比率が許容値を超える場合、そのポイントには「範囲外データ」フラグが設定されます。

特定された範囲外データの数が [範囲外データの上限] 値を上回ると、ツールの実行が中止されます。これにより、条件が厳しい許容値を設定した場合でも、一定数以上のポイントは出力に書き込まれません。

絶対制限と比較フィルタを両方ともオンにした場合、最初に絶対制限が適用されます。

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7/28/2014