ルックアップ(Lookup) (Spatial Analyst)
サマリ
入力ラスタのテーブル内で別のフィールドにある値を参照することにより、新しいラスタを作成します。
図
使用法
[ルックアップ(Lookup)] は、数字(整数または浮動小数点数)または文字列をサポートします。フィールドが、整数または文字列の場合、出力は整数ラスタになります。それ以外の場合、出力ラスタは浮動小数点数ラスタになります。
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ルックアップ フィールドが整数タイプである場合、そのフィールドの値が出力ラスタの属性テーブルに Value として書き出されます。入力ラスタの属性テーブル内のその他のアイテムは、出力ラスタの属性テーブルに転送されません。
たとえば、数値フィールド Attr1 を使用した入力ラスタの属性テーブルは次のようになります。
Value Count Attr1 1 294 1 2 345 8 3 654 3
Attr1 フィールドに対して [ルックアップ(Lookup)] を実行すると、出力属性テーブルは次のようになります。
Value Count 1 294 3 654 8 345
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ルックアップ フィールドが文字列型の場合、ルックアップ フィールドが出力ラスタの属性テーブルに表示され、値フィールドは入力ラスタと同じになります。入力ラスタの属性テーブル内のその他のアイテムは、出力ラスタの属性テーブルに転送されません。
たとえば、文字列フィールド Text1 を使用した入力ラスタの属性テーブルは次のようになります。
Value Count Attr1 Text1 1 294 1 A 2 6218 8 B 3 28 3 4 3603 9 3
Text1 フィールドに対して [ルックアップ(Lookup)] を実行すると、出力ラスタの属性テーブルは次のようになります。
Value Count Text1 1 294 A 2 6218 B 3 28 4 3603 3
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_raster |
新しいラスタの作成元となるフィールドを含む入力ラスタ。 | Raster Layer |
lookup_field |
新しいラスタの値を含むフィールド。 数値または文字列型を指定できます。 | Field |
戻り値
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_raster |
値が入力ラスタの指定フィールドによって決定される出力ラスタ。 | Raster |
コードのサンプル
この例では、入力ラスタの指定フィールドによって決定された新しいラスタを作成します。
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outRaster = Lookup("mycity","land_code")
outRaster.save("C:/sapyexamples/output/mylandcode.img")
この例では、入力ラスタの指定フィールドによって決定された新しいラスタを作成します。
# Name: lookup_example02.py
# Description: Creates a new raster by looking up values found in another
# field in the table of the input raster.
# Requirements: Spatial Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
# Set local variables
inRaster = "mycity"
lookupField = "land_code"
# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")
# Execute Lookup
outRaster = Lookup(inRaster, lookupField)
# Save the output
outRaster.save("C:/sapyexamples/output/mylandcode")