再分類ツールセットの概要

再分類ツールは、さまざまな方法を使用して、入力セルの値を再分類したり代替値に変更したりできます。

データを再分類する理由として、最もよくあるのは以下のような理由です。

• 新しい情報に基づいて値を置換するため。
• 特定の値をグループ化するため。
• 値を共通の縮尺で再分類するため（たとえば、適性解析で使用するため、またはコスト距離関数で使用するコスト ラスタを作成するためです）。
• 特定値を NoData に設定するため、または NoData セルに値を設定するため。

再分類の詳細

データを再分類する方法はいくつかあります。再分類の方法と、それを実行するツールは以下のとおりです。

• 個々の値（[ルックアップ（Lookup）]、[再分類（Reclassify）]）
• 値の範囲（[ASCII ファイルによる再分類（Reclass by ASCII File）]、[テーブルによる再分類（Reclass by Table）]、[再分類（Reclassify）]）
• 間隔（[スライス（Slice）]）
• 関数を使用する連続的な値（[関数によるリスケール（Rescale by Function）]）

個々の値による再分類の詳細 値の範囲による再分類の詳細 再分類テーブルの詳細 間隔または面積による値のグループ化の詳細 関数を使用した連続的データのリスケールの詳細

以下の表に、利用可能な再分類ツール、およびその簡単な説明を示します。

ツール	説明
ルックアップ（Lookup）	入力ラスタのテーブル内で別のフィールドにある値を参照することにより、新しいラスタを作成します。
ASCII ファイルによる再分類（Reclass by ASCII File）	ASCII リマップ ファイルを使用して、ラスタの入力セルの値を再分類または変更します。
テーブルによる再分類（Reclass by Table）	リマップ テーブルを使用して、ラスタの入力セルの値を再分類または変更します。
再分類（Reclassify）	ラスタの値を再分類（または変更）します。
関数によるリスケール（Rescale by Function）	選択された変換関数を適用し、得られた値を指定された連続的評価スケールに変換することによって、入力ラスタ値のスケールを変更します。
スライス（Slice）	入力セルの値の範囲を、等間隔または等面積となるゾーンまたは自然分類に基づいて切り直すか再分類します。

[再分類] ツールセットのツール