ランダム ラスタの作成(Create Random Raster) (Spatial Analyst)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

[解析] ウィンドウの範囲とセル サイズ内で、0.0 〜 1.0 の範囲のランダムな浮動小数点の値を持つラスタを生成します。

Create Random Raster illustration
OutRas = CreateRandomRaster()
Note: This output is representative. The actual values will be different each time the tool is executed.

使用法

構文

CreateRandomRaster ({seed_value}, {cell_size}, {extent})
パラメータ説明データ タイプ
seed_value
(オプション)

乱数ジェネレータの再シードに使用される値。

整数または浮動小数点数を指定できます。ラスタは入力できません。

乱数ジェネレータは、システム クロックの現在の値(1970 年 1 月 1 日からの秒数)を使用して、自動的にシードしています。シード値に使用可能な値の範囲は -231+1 ~ 231(または -2,147,483,647 ~ 2,147,483,648)です。

Double
cell_size
(オプション)

出力ラスタ データセットのセル サイズ。

環境設定で特定の値が指定されている場合、その値を使用します。設定されていない場合は、出力空間参照において、環境の範囲の幅または高さ(どちらか短い方)を 250 で割った値になります。

Analysis Cell Size
extent
(オプション)

出力ラスタ データセットの範囲。

Extent は Python クラスです。

このツールでは次の形式をとります:Extent (XMin, YMin, XMax, YMax)

  • XMin および YMin は、範囲の左下の座標を定義します。XMax および YMax は、右上の座標を定義します。

座標は、出力座標系環境設定と同じマップ単位で指定します。

環境設定で特定の値が指定されている場合、その値を使用します。設定されていない場合、デフォルトは 0, 0, 250, 250 です。

Extent

戻り値

名前説明データ タイプ
out_raster

0.0 ~ 1.0 の範囲内でランダムに分布する値を持つ出力ラスタ。

Raster

コードのサンプル

CreateRandomRaster(ランダム ラスタの作成)の例(Python ウィンドウ)

次のサンプルでは、定義済みのセル サイズおよび範囲でランダム値を持つ出力ラスタを作成しています。

import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outRandRaster = CreateRandomRaster(100, 2, Extent(0, 0, 150, 150))
outRandRaster.save("C:/sapyexamples/output/outrandom")
CreateRandomRaster(ランダム ラスタの作成)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

次のサンプルでは、定義済みのセル サイズおよび範囲でランダム値を持つ出力ラスタを作成しています。

# Name: CreateRandomRaster_Ex_02.py
# Description: Creates a raster of random floating point values
#              between 0 and 1
# Requirements: Spatial Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
seedValue = 1
cellSize = 2
extent = Extent(0, 0, 150, 150)

# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")

# Execute CreateRandomRaster
outRandomRaster = CreateRandomRaster(seedValue, cellSize, extent) 

# Save the output 
outRandomRaster.save("C:/sapyexamples/output/outrand")

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst
ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst
7/28/2014