Network Analyst モジュールとは (arcpy.na)
Network Analyst モジュール arcpy.na は、ArcGIS Network Analyst エクステンション で提供されるネットワーク解析機能を操作するための Python モジュールです。Network Analyst モジュールにより、Network Analyst ツールボックスで利用可能なすべてのジオプロセシング ツールおよびその他のヘルパ関数とクラスにアクセスし、Python によって Network Analyst のワークフローを自動化することができます。
ワークフローを完成するには多くの場合、ArcPy モジュール、またはその他のモジュール(マッピング モジュールなど)の関数とクラスを使用します。特に、ArcPy Describe 関数を使用すると、ネットワーク データセット または Network Analyst レイヤの読み取り専用プロパティにアクセスできます。
機能 |
説明 |
---|---|
ネットワーク解析レイヤのサブレイヤにフィールドを追加します。 | |
ネットワーク解析レイヤにネットワーク解析オブジェクトを追加します。これらのオブジェクトは、ストップやバリアなどの特定のサブレイヤに追加されます。オブジェクトは、フィーチャまたはレコードとして入力されます。 | |
ネットワークの接続性とネットワーク データセットの属性情報を再構築します。ネットワーク データセットは、使用されているソースのフィーチャクラスの属性またはフィーチャが編集されると、再構築される必要があります。ソース フィーチャが編集されると、ツールは構築プロセスをより高速に行うために編集された領域のみにおいてネットワークの接続性を確立します。しかし、ネットワーク属性が編集されると、ネットワーク データセットの全範囲が再構築されます。大規模なネットワーク データセットでは、この処理に長い時間がかかります。 | |
フィーチャのネットワーク ロケーションが含まれている入力フィーチャにフィールドを追加します。このツールは、フィーチャをネットワーク解析レイヤの入力としてすばやく読み込むために、ネットワーク ロケーション情報をフィーチャ属性として格納するのに使用されます。 | |
Returns a Boolean indicating whether the number of edge source features from the specified network dataset that are intersected by the features within the specified feature layer is less than or equal to the specified cutoff. The function is useful to restrict the number of features that can be loaded as line or polygon barriers into a network analysis layer. |
|
2 つのフィーチャクラスと 1 つのテーブルを作成し、それらをすべて使用して、ネットワーク解析レイヤの解析中に通過したエッジ、ジャンクション、およびターンに関する情報を格納します。 | |
ネットワーク データセットのターンをモデリングするターン フィーチャを格納するための新しいターン フィーチャクラスを作成します。 | |
ルートに基づいて、ネットワーク解析レイヤから詳細なルート案内を生成します。ルート案内は、テキスト形式、XML 形式、または HTML 形式のファイルに書き込むことができます。適切なスタイルシートを用意すれば、ルート案内は他の任意のファイル形式に書き込むことができます。 | |
入力ネットワーク データセットの正しいモデリングに必要なライン フィーチャの数を最小にするネットワーク データセットを作成します。効率化された出力ネットワーク データセットにより、解析の実行、結果の描画、およびルート案内の生成に必要な時間が削減されます。このツールは新しいネットワーク データセットとソース フィーチャクラスを出力します。入力ネットワーク データセットとソース フィーチャは変更されません。 | |
到達圏ネットワーク解析レイヤの作成、解析プロパティの設定、および解析の実行を行います。このツールは、Web 上の到達圏ジオプロセシング サービスのセットアップに最適です。ネットワーク到達圏とは、1 つ以上の施設から特定の距離または移動時間の範囲内にあるアクセス可能なすべての道路が含まれた領域です。 | |
Returns a dictionary of network analysis class names from the network analysis layer specified as argument. The dictionary keys are the network analysis class names, and the values are the layer names that reference the network analysis classes from the network analysis layer. The layer names are used as input in some geoprocessing tools such as Add Locations and Add Field To Analysis Layer. |
|
引数として指定された Network Analyst レイヤのタイプに基づいて、Network Analyst 解析プロパティ オブジェクトを返します。解析プロパティ オブジェクトは、レイヤの解析プロパティを更新するために使用されます。 |
|
ターン フィーチャクラスのターンごとのエッジの最大数を増やします。 | |
最寄り施設の検出ネットワーク解析レイヤを作成し、解析プロパティを設定します。最寄り施設の検出解析レイヤは、指定したネットワーク コストに基づいて、インシデントまでの最寄り施設の検出を検出する際に役立ちます。 | |
ロケーション アロケーション ネットワーク解析レイヤを作成し、解析プロパティを設定します。ロケーション アロケーション解析レイヤは、複数の候補地から指定した数の施設を選択し、需要を施設に最適で効率的な方法で割り当てられるようにします。 | |
OD(Origin-Destination)コスト マトリックス ネットワーク解析レイヤを作成し、解析プロパティを設定します。ODコスト マトリックス解析レイヤは、複数の出発地から複数の目的地までのコスト マトリックスを表すときに役立ちます。 | |
ルート ネットワーク解析レイヤを作成し、解析プロパティを設定します。ルート解析レイヤは、指定したネットワーク コストに基づいて、ネットワーク ロケーション間の最適ルートを決定する際に役立ちます。 | |
到達圏ネットワーク解析レイヤを作成し、解析プロパティを設定します。到達圏解析レイヤは、施設の場所から指定したコストの閾値内で到達できるエリアを決定する際に役立ちます。 | |
配車ルート(VRP)ネットワーク解析レイヤを作成し、解析プロパティを設定します。配車ルート解析レイヤは、複数の車両による配送を最適化するときに役立ちます。 | |
代替 ID によってエッジを参照するターン フィーチャクラスに追加フィールドを作成し、値を設定します。代替 ID は、ソース エッジが編集される場合にターン フィーチャの整合性を維持するためのもう 1 つの ID セットとして使用できます。 | |
指定したネットワーク ロケーションとプロパティに基づいて、ネットワーク解析レイヤを実行します。 | |
配車ルート(VRP)解析のネットワーク解析レイヤを作成し、解析プロパティを設定し、解析を実行する、配車ルート(VRP) Web サービスのセットアップに最適なツールです。配車ルート解析の解析レイヤを使用すると、複数車両について最適ルートを検索できます。 | |
ArcView のターン テーブルまたは ArcInfo Workstation カバレッジのターン テーブルを、ArcGIS ターン フィーチャクラスに変換します。 | |
ネットワーク解析レイヤのネットワーク属性パラメータ値を更新します。このツールは、[解析の実行(Solve)] ツールで解析を実行する前に、ネットワーク解析レイヤの属性パラメータの値を更新するために使用する必要があります。これにより、解析操作において指定した属性パラメータの値が確実に使用され、適切な結果を得ることができます。 | |
代替 ID フィールドを使用して、ターン フィーチャクラス内のすべてのエッジ参照を更新します。このツールは、ターン フィーチャが参照している入力ライン フィーチャを編集した後に、代替 ID フィールドに基づいてターン フィーチャの同期を行うために使用します。 | |
ターン フィーチャのジオメトリを使用して、ターン フィーチャクラス内のすべてのエッジ参照を更新します。このツールは、元のエッジが編集されたため、ターンについて指定されている ID によってターンで使用されているエッジを検索できなくなった場合に便利です。 | |
Web サービスからライブ交通量データをダウンロードし、DTF(Dynamic Traffic Format)ファイルに格納します。ネットワーク データセットは、DTF ファイルを読み込んで、ライブ交通量解析および表示に使用できます。 | |
Web サービスからライブ交通インシデント データを含むポイント フィーチャクラスを作成します。交通インシデントには、事故や道路工事などのイベントが含まれます。 | |
ネットワーク データセットのスキーマをアップグレードします。ネットワーク データセットをアップグレードすると、ネットワーク データセットは現在のソフトウェア リリースで使用可能な新しい機能を使用できるようになります。 レガシー: このツールは非推奨のツールです。このツールの動作の詳細については、ここをクリックして、アーカイブされたドキュメントをご参照ください。この機能は、ジオデータベース管理ツールセットの [データセットのアップグレード(Upgrade Dataset)] ツールに置き換えられています。[データセットのアップグレード(Upgrade Dataset)] を使用すると、ネットワーク データセットだけでなく、パーセル ファブリックなど他のタイプのデータセットを現在の ArcGIS リリースにアップグレードすることができます。 |
クラス |
説明 |
---|---|
Provides access to analysis properties from a closest facility network analysis layer. The GetSolverProperties function is used to obtain a ClosestFacilitySolverProperties object from a closest facility network analysis layer. |
|
Provides access to analysis properties from a location-allocation network analysis layer. The GetSolverProperties function is used to obtain a LocationAllocationSolverProperties object from a location-allocation network analysis layer. |
|
Provides the ability to map field names or set default values for the properties of a network analysis class within a network analysis layer. The properties of the network analysis class are used as inputs by the solvers while performing the network analyses. |
|
Provides a Python dictionary of NAClassFieldMap objects that are used to map field names or set default values for the properties of a network analysis class within a network analysis layer. The dictionary keys are the network analysis class property names, and the values are the NAClassFieldMap objects. | |
Provides access to analysis properties from an origin-destination (OD) cost matrix network analysis layer. The GetSolverProperties function is used to obtain an ODCostMatrixSolverProperties object from an OD cost matrix network analysis layer. | |
ルート ネットワーク解析レイヤの解析プロパティにアクセスできます。GetSolverProperties 関数を使用して、ルート ネットワーク解析レイヤから RouteSolverProperties オブジェクトを取得できます。 | |
Provides access to analysis properties from a service area network analysis layer. The GetSolverProperties function is used to obtain a ServiceAreaSolverProperties object from a service area network analysis layer. | |
Provides access to analysis properties from a vehicle routing problem Network Analyst layer. The GetSolverProperties function is used to obtain a VehicleRoutingProblemSolverProperties object from a vehicle routing problem Network Analyst layer. |