ターン フィーチャクラスの作成(Create Turn Feature Class) (Network Analyst)
サマリ
ネットワーク データセットのターンをモデリングするターン フィーチャを格納するための新しいターン フィーチャクラスを作成します。
使用法
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ターン フィーチャクラスをターン ソースとしてネットワークに追加できるのは、ネットワーク データセットがターンをサポートする場合のみです。ターンをサポートしないネットワークにターンを追加するには、ターンをサポートする新しいネットワーク データセットを作成する必要があります。
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ターン フィーチャクラスを作成したら、ArcMap の [エディタ] ツールバーにあるライン フィーチャを作成するコマンドを使用して、ターン フィーチャを作成することができます。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
out_location |
出力ターン フィーチャクラスが作成される ArcSDE ジオデータベース、ファイル ジオデータベース、パーソナル ジオデータベース、またはフォルダ。このワークスペースはすでに存在している必要があります。 | Workspace;Feature Dataset |
out_feature_class_name |
作成するターン フィーチャクラスの名前。 | String |
maximum_edges (オプション) |
新しいターン フィーチャクラスのターンがモデリング可能なエッジの最大数。デフォルト値は 5 で、最大値は 30 です。 | Long |
in_network_dataset (オプション) |
ターン フィーチャクラスを追加するネットワーク データセット。出力されたターン フィーチャクラスはターン ソースとしてネットワーク データセットに追加されます。ネットワーク データセットが指定されていない場合、ターン フィーチャクラスはネットワーク データセットに属さないターン フィーチャクラスとして作成されます。 | Network Dataset Layer |
in_template_feature_class (オプション) |
新しいターン フィーチャクラスの属性スキーマを定義するテンプレートとして使用されるフィーチャクラス。 テンプレート フィーチャクラスの特定のフィールド(NODE_、NODE#、JUNCTION、F_EDGE、T_EDGE、F-EDGE、T-EDGE、ARC1_、ARC2_、ARC1#、ARC2#、ARC1-ID、ARC2-ID、AZIMUTH、ANGLE)は出力ターン フィーチャクラスには作成されません。 | Feature Layer |
spatial_reference (オプション) | 出力ターン フィーチャクラスに適用される空間参照。出力場所がジオデータベース フィーチャ データセットである場合、出力ターン フィーチャクラスはフィーチャ データセットの空間参照を継承するため、このパラメータは無視されます。 既存のフィーチャクラスから空間参照をインポートしたい場合、パラメータ値としてパスを指定します。 | Spatial Reference |
config_keyword (オプション) |
新しいターン フィーチャクラスの格納パラメータを決定するコンフィグレーション キーワードを指定します。このパラメータは出力場所が ArcSDE ジオデータベースである場合のみ使用されます。 | String |
spatial_grid_1 (オプション) |
空間グリッド 1、2、および 3 パラメータは、ファイル ジオデータベースと特定の DBMS を使用している ArcSDE ジオデータベース のフィーチャクラスの空間インデックスを計算するために使用します。グリッド サイズの設定のしかたが分からない場合は、これらのオプションを 0、0、0 のままにしておくと、ArcGIS が最適なサイズを計算します。このツールはフィーチャを更新しないため、空間インデックスは未構築状態になります。空間インデックスが構築されるのは、[追加] ツールや編集操作によってフィーチャがフィーチャクラスに書き込まれたときです。このパラメータの詳細については、[空間インデックスの追加] ツールのドキュメントをご参照ください。 | Double |
spatial_grid_2 (オプション) |
2 つ目の空間グリッドのセル サイズ。1 グリッドだけ必要な場合は、このサイズを 0 のままにしておきます。それ以外の場合は、空間グリッド 1 の 3 倍以上のサイズを設定します。 | Double |
spatial_grid_3 (オプション) |
3 つ目の空間グリッドのセル サイズ。2 グリッドだけ必要な場合は、このサイズを 0 のままにしておきます。それ以外の場合は、空間グリッド 2 の 3 倍以上のサイズを設定します。 | Double |
has_z (オプション) |
| Boolean |
コードのサンプル
必須パラメータのみを使用してツールを実行します。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/ArcTutor/Network Analyst/Tutorial/SanFrancisco.gdb"
arcpy.na.CreateTurnFeatureClass("Transportation","DelayTurns")
すべてのパラメータを使用してツールを実行します。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/ArcTutor/Network Analyst/Tutorial/SanFrancisco.gdb"
arcpy.na.CreateTurnFeatureClass("Transportation","DelayTurns",2,
"Transportation/Streets_ND",
"C:/Data/schema.gdb/TurnTemplate","","",0,0,0,
"DISABLED")
次の Python スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで CreateTurnFeatureClass(ターン フィーチャクラスの作成)ツールを使用する方法を示しています。
# Name: CreateTurnFeatureClass_ex03.py
# Description: Create a new turn feature class associated with a network dataset
# Requirements: Network Analyst Extension
#Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
#Check out the Network Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Network")
#Set environment settings
env.workspace = "C:/data/SanFrancisco.gdb"
#Set local variables
inFeatureDataset = "Transportation"
outTurnFeatureClassName = "DelayTurns"
maxEdges = 3
inNetworkDataset = inFeatureDataset + "/" + "Streets_ND"
#Create a turn feature class and add it as a turn source by specifying the
#network dataset
arcpy.na.CreateTurnFeatureClass(inFeatureDataset,outTurnFeatureClassName,
maxEdges, inNetworkDataset)
print "Script completed successfully."