ArcGIS 10.1 のテキストの新機能
ラベリングとアノテーション
新しいラベル条件式パーサ
ArcGIS 10.1 では、新しいラベル条件式パーサが追加されています。Python を使用して、条件付きロジックやループなどのロジックをラベル条件式に追加できるようになりました。たとえば、高度なラベル条件式を使用して、テキスト文字列が属性フィールドにどのように保存されているかにかかわらず、各単語の 1 文字目だけを大文字にしたラベルを作成できます。
国際化
複雑なスクリプト（アラビア語、ヘブライ語、タイ語など）のテキスト表示に対する国際化サポートが向上しました。
デフォルトのラベル エンジンとフォント名
ArcGIS 10.1 では、*.mxd のデフォルトのラベル エンジンとフォント名を設定できるようになりました。
Maplex ラベル エンジン
Maplex for ArcGIS エクステンションの機能が ArcGIS for Desktop 製品のコア機能に移行され、Maplex ラベル エンジンと呼ばれます。
ラベル密度
新規の [ラベル密度] タブが、ラベルの密度に影響するパラメータを管理するために [配置プロパティ] ダイアログ ボックスに追加されました。そのタブには、以下のラベリング パラメータがあります。
- 同じラベルを削除
- ラベルの繰り返し（ラインおよびポリゴン用）
- ラベル バッファ
- 最小フィーチャ サイズ（ラインおよびポリゴン用）
- ポリゴンの最大フィーチャ パートのラベリング
- 線分の接続（ラインのみ）
ライン接続とマルチパート ポリゴン
ライン接続およびマルチパート ポリゴンを制御するグローバル ラベル配置パラメータが Maplex ラベルの一般オプションからラベル クラス レベルへ移動されました。これにより、データ フレームに対してではなく、ラベル クラスごとにパラメータを設定できるようになりました。
ポリゴンでの単語の均等割り付け
単語の均等割り付けパラメータがポリゴン ラベルに適用できるようになりました。このパラメータは、[一般配置] スタイルおよび [河川配置] スタイルで使用できます。
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キー番号付け
ラベル調整ルールとしてキー番号付けが追加されました。密度の高いフィーチャ（たとえば、美術館や大学などの小さな区画または建物群）のあるマップのエリアでは、キー番号付けを使用して、キー番号と元のラベルを示すテーブルを提供できます。
ラベルの空白スペースの管理
ラベルで使用されている空白スペースを制御する機能が [ラベル条件式] ダイアログ ボックスに追加されました。これを設定することにより、余分なスペースや改行をラベルから削除することができます。
以下の図で、[ラベルから余分なスペースを削除] オプションと [ラベルから余分な改行を削除] オプションがどのようにラベル条件式の表示に影響を与えるかについて説明します。以下のラベル条件式では、ラベルの上の行がスペースによって広げられ、複数の行が追加されて改行が広げられていることがわかります。空白スペース オプションをオフにすると、左の図のように空白スペースが維持されます。空白スペース オプションをオンにすると、右の図のように空白スペースがラベルから削除されます。
"This is" & vbnewline & vbnewline & vbnewline & "the label text"
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改行されたラベルのオフセット
オフセット ラベル スタイルを使用する場合にライン フィーチャのいずれかの側でラベルを改行する機能が追加されました。[一般配置] スタイル オプションで、このパラメータを使用することができます。
以下の図で、[改行されたラベルがラインをまたぐことを許可] を有効にした場合の配置の違いについて説明します。左の図は、改行されたラベルがオフセット配置スタイルによって道路フィーチャの片側にオフセットされる様子を示しています。右の図は、[改行されたラベルがラインをまたぐことを許可] をオンにした場合に「Ventanna Ln」 ラベルが道路フィーチャをまたぐ様子を示しています。
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ジャンクションと境界付近のライン フィーチャのラベリング
ジャンクションおよびマップ境界付近のライン フィーチャをラベリングする機能が、ライン ラベルの繰り返しパラメータに追加されました。これは、データ ドリブン ページを使用してマップ シートを作成する場合に役立ちます。これは、多くの場合マップ シートには、マップ全体にまたがって次のシートに続くフィーチャが含まれるためです。この場合、マップの境界の近くでラベリングすると、マップの解釈がさらに容易になります。
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![[切詰め] オプション](016w/GUID-94C2B255-482E-4564-A211-49F05EA77245-web.png "[切詰め] オプション")
正確なシンボル アウトラインからのポイント ラベルのオフセット
正確なシンボル アウトラインからのオフセットの計測を可能にするオプションがポイント ラベルのオフセット パラメータに追加されました。オフセットは、フィーチャのシンボルの境界線からラベルの外部エッジまでの距離として計測されます。単純なジオメトリック シンボルの境界線はシンボルのエッジです。グラフィックス シンボルやフォント シンボルでは、[正確なシンボル アウトラインからオフセットを計測] チェックボックスがオンになっていない限り、シンボルを取り囲む境界四角形がシンボルの境界線になります。
以下の図で、[正確なシンボル アウトラインからオフセットを計測] を有効にした場合の配置の違いについて説明します。左の図は、デフォルトのオフセットを示しています。右の図は、正確なシンボル アウトラインからオフセットを計測しています。
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追加されたライン ラベリング オプション
標準ラベル エンジンのライン オプション（フィーチャごとに 1 つ、フィーチャ パートごとに 1 つ、およびフィーチャ セグメントごとに 1 つ）がライン接続パラメータに追加されました。
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