ラベル条件式の作成

ラベル条件式を使用して、ラベルの書式を調整できます。文字を挿入したり、関数を記述したりできるだけではなく、ラベル条件式に ArcGIS の書式タグを含めることができます。これらは、ラベルの全体または一部の外観を変更するための特殊文字です。たとえば、太字の書式タグを使用して、改行された複数行のラベルの 1 行目を太字にすることができます。

テキスト書式タグを使用したラベルの書式設定の詳細

[ラベル条件式] ダイアログ ボックスの [高度な設定] ボックスをオンにしている場合を除き、ラベル条件式は 1 行のコードに制限されます。[高度な設定] チェックボックスをオンにすると、プログラミング ロジックを含み、コードを複数の行に拡張する関数を入力できます。

フィールド値はテキスト文字列に自動的にキャストします。したがって、算術演算で数値を使用する場合や、比較するときには、これをもう一度キャストして数値データ タイプに戻す必要があります。以下の例では、2 つの整数フィールドを追加しています。

Python
int([FIELD1]) + int([FIELD2])
VBScript
cint([FIELD1]) + cint([FIELD2])
JScript
parseInt([FIELD1]) + parseInt([FIELD2])

手順:

  1. [ラベリング] ツールバーの [ラベル マネージャ] ボタン ラベル マネージャ をクリックします。
  2. [ラベル クラス] リストでラベル クラスをクリックします。
  3. [条件式] ボタンをクリックします。
  4. [形式] メニューで言語を選択します。
  5. Python、VBScript、または JScript の条件式を入力します。また、フィールドをダブルクリックして条件式に追加するか、フィールドを選択してから [追加] ボタンをクリックして条件式の最後に追加することによって、スペース区切りで条件式を作成することができます。

    フィールドは、レイヤのデータ ソースのデータ タイプに関係なく、角括弧([])で囲まれます。

    必要に応じて、ラベル テキスト部分に書式を適用する ArcGIS テキスト書式タグを [条件式] ボックスに入力します。

    条件式が複数行のコードにわたる場合は、[高度な設定] チェックボックスをオンにしてから、ラベル条件式を入力します。

  6. [確認] をクリックして、構文エラーがないことを確認します。
  7. 各ダイアログ ボックスの [OK] をクリックします。
ヒントヒント:
標準および高度なラベル条件式は、他のレイヤまたはマップに読み込み可能なラベル条件式ファイル(*.lxp)として保存できます。

条件式の例

次に、ラベル条件式の例を示します。

注意注意:
フィールドの値に基づいてフィーチャのサブセットにラベリングするには、ラベル条件式を使用する代わりに、ラベル クラスに SQL クエリを作成します。

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9/14/2013