Spatial Analyst ツールボックスの新機能

[Spatial Analyst] ツールボックスに追加された新しいツールはありませんが、安定性と速度が改善されています。

[トポ → ラスタ（Topo to Raster）] ツールと [トポ → ラスタ（ファイルによる定義）（Topo to Raster by File）] ツールで、新しいバージョンの ANUDEM が使用されるようになりました。

機能強化されたツール

ツール	改善点
ライン統計（Line Statistics）	新しい [長さ] パラメータが追加されました。 誤って以前のバージョンの ArcGIS に含められていた [標準偏差] 統計パラメータは削除されています。
トポ → ラスタ（Topo to Raster） トポ → ラスタ（ファイルによる定義）（Topo to Raster by File）	[トポ → ラスタ（Topo to Raster）] ツールでは、以前のバージョンの ANUDEM（4.6.3）に多数の機能と改善を加えてリリースされた最新バージョンの ANUDEM（5.3）が使用されます。 たとえば、次のような改善点があります。 湖の境界のアルゴリズムがアップグレードされ、接続する河川および近傍標高値に完全に対応する湖の標高を自動的に決定することができるようになりました。 隣接セル値間の連続性を完全に分断することができる崖のラインがサポートされるようになりました。 このバージョンでは、海岸付近のセルが負ではない高度になるよう、海岸線付近の DEM の表現が改善されています。 適切な DEM の品質評価、DEM 解像度の最適化、入力データのエラー検出に使用できる 3 つの新しい出力フィーチャクラスが追加されました。