トポ → ラスタ(ファイルによる定義)(Topo to Raster by File) (Spatial Analyst)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

ファイルに指定したパラメータを使用して、ポイント、ライン、およびポリゴン データから水文学的に正しいラスタ サーフェスを内挿します。

[トポ → ラスタ(Topo to Raster)] の機能の詳細

使用法

構文

TopoToRasterByFile (in_parameter_file, {out_stream_features}, {out_sink_features}, {out_residual_feature}, {out_stream_cliff_error_feature}, {out_contour_error_feature})
パラメータ説明データ タイプ
in_parameter_file

内挿に使用する、入力値とパラメータを含む入力 ASCII テキスト ファイル。

このファイルは通常、以前の [トポ → ラスタ(Topo to Raster)] の実行にオプションの出力パラメータ ファイルを指定して作成します。

パラメータの変更による結果をテストするには、毎回 [トポ → ラスタ(Topo to Raster)] ツールを正しく発行するよりも、このファイルを編集して内挿を再実行するほうが簡単です。

File
out_stream_features
(オプション)

河川ポリライン フィーチャの出力フィーチャクラス。

ポリライン フィーチャは、次のようにコード化されます。

  1. 崖を流れない入力河川ライン。
  2. 崖を流れる入力河川ライン(滝)。
  3. 偽のシンクを除去する強制排水。
  4. コンターのコーナーから決定される河川ライン
  5. コンターのコーナーから決定される尾根ライン。
  6. 使用しません。
  7. データ河川ラインの副条件。
  8. 使用しません。
  9. 大きな標高データが削除されたことを示すライン。
Feature Class
out_sink_features
(オプション)

残留シンク ポイント フィーチャの出力フィーチャクラス。

Feature Class
out_residual_feature
(オプション)

局所的な離散化誤差によって縮尺されたときの、すべての大きな標高残差の出力ポイント フィーチャクラス。

10 より大きいスケールされた残差はすべて、入力標高データと河川データにエラーがないことを確認するために検証する必要があります。スケールされた残差が大きいことは、入力標高データと河川ライン データとの間に競合があることを示します。このことは、自動の強制排水が不十分であることとも関係があります。これらの競合を解決するには、既存の入力データのエラーを最初にチェックして修正した後で、河川ラインおよび/またはポイント標高データを追加します。スケールされていない残差が大きいことは、通常、入力標高エラーを示します。

Feature Class
out_stream_cliff_error_feature
(オプション)

河川および崖のエラーが発生する可能性がある場所の出力ポイント フィーチャクラス。

河川に閉じたループ、分流、および崖を流れる河川(滝)がある場所を、ポイント フィーチャクラスから識別できます。崖の高い側および低い側と一致しない隣接セルを持つ崖も示されます。これは、方向が正しくない崖を的確に示す方法として使用できます。

ポイントは、次のようにコード化されます。

  1. データ河川ライン ネットワーク内の真の回路。
  2. 出力ラスタでエンコードされているとおりの河川ネットワーク内の回路。
  3. 複数の湖の接続によって生成される河川ネットワーク内の回路。
  4. 分流ポイント。
  5. 崖を流れる河川(滝)。
  6. 湖からの複数の河川の流出を示すポイント。
  7. 使用しません。
  8. 崖の方向と高さが一致しない崖の脇のポイント。
  9. 使用しません。
  10. 削除された回路状の分流。
  11. 流入する河川がない分流。
  12. データ河川ライン分流が発生する場所とは異なる出力セル内のラスタ化された分流。
  13. 非常に複雑な河川ライン データを示す、副条件を処理するエラー。
Feature Class
out_contour_error_feature
(オプション)

入力コンター データに関して発生の可能性があるエラーの出力ポイント フィーチャクラス。

出力ラスタで表されているようにコンター値の標準偏差の 5 倍を超える高さのバイアスがあるコンターは、このフィーチャクラスに報告されます。標高が異なる他のコンターと結合するコンターは、このフィーチャクラスではコード 1 でマークされます。これにより、コンター ラベル エラーを確実に識別できます。

Feature Class

戻り値

名前説明データ タイプ
out_surface_raster

内挿された出力サーフェス ラスタ。

Raster

コードのサンプル

TopoToRasterByFile(トポ → ラスタ(ファイルによる定義))の例 1(Python ウィンドウ)

この例では、入力するポイント、ライン、およびポリゴン データを定義したパラメータ ファイルから、水文学的に正しい TIFF サーフェス ラスタを作成します。

import arcpy
from arcpy import env  
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outTTRByFile = TopoToRasterByFile("topotorasterbyfile.txt", 
                   "C:/sapyexamples/output/out_streams.shp", "#",
                   "C:/sapyexamples/output/out_resids.shp")
outTTRByFile.save("C:/sapyexamples/output/ttrbyfout.tif")
TopoToRasterByFile(トポ → ラスタ(ファイルによる定義))の例 2(スタンドアロン スクリプト)

この例では、入力するポイント、ライン、およびポリゴン データを定義したパラメータ ファイルから、水文学的に正しい GRID サーフェス ラスタを作成します。

# Name: TopoToRasterByFile_Ex_02.py
# Description: Interpolates a hydrologically correct 
#    surface from point, line, and polygon data using
#    parameters specified in a file.
# Requirements: Spatial Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
inParameterFile = "topotorasterbyfile.txt"

# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")

# Execute TopoToRasterByFile
outTTRByFile = TopoToRasterByFile(inParameterFile, "#", "C:/sapyexamples/output/out_resids2.shp")

# Save the output 
outTTRByFile.save("C:/sapyexamples/output/ttrbyfout02")

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst または 3D Analyst
ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst または 3D Analyst
ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst または 3D Analyst
9/17/2013