00162: バージョン対応スタンドアロン テーブルにバージョン対応ビューがありません

SDS(Spatial Data Server)に公開しようとしているレイヤはバージョン対応登録されたデータを参照していますが、データはバージョン対応ビューからアクセスされていません。SDS では、バージョン対応登録されたデータにバージョン対応ビューからアクセスする必要があります。

解決策

[バージョン対応ビューの作成(Create Versioned View)] ジオプロセシング ツールを使用して、テーブルまたはフィーチャクラスにバージョン対応ビューを作成します。

ArcGIS for Desktop からバージョン対応ビューを作成することもできます。

ArcGIS for Desktop でのバージョン対応ビューの作成の詳細

追加情報

この問題は、古いバージョンの ArcSDE ジオデータベースを手動で作成し、バージョン対応ビューを手動で作成していないときに発生します。この場合、バージョン対応ビューは存在せず、データへの変更を SQL(Structured Query Language)で確認することができなくなるため、SDS は差分テーブルにアクセスすることができません。SDS は公開されているテーブル名を検索してはじめて、そのテーブル名を把握します。バージョン対応クラスを公開する場合、SDS はベース テーブルを検索しますが、差分テーブルに存在する正しい編集内容を確認することはできません。

バージョン対応ビューには、データベース ビュー、ストアド プロシージャ、トリガ、および SQL を使用してジオデータベース テーブルまたはフィーチャクラス内のバージョン対応登録されたデータを読んだり編集したりできる関数が組み込まれています。バージョン対応ビューを検索するときに、ベース(ビジネス)テーブルにあるデータと、差分テーブルに格納されている編集を表示できます。バージョン対応ビューで使用されるトリガにより、SQL を使用してバージョン対応ビューを編集したときに差分テーブルが更新されます。バージョン対応ビューは、データベースや空間ビューとは違い、テーブルのスキーマの変更やテーブルのスキーマへのアクセスの制限には使用できません。バージョン対応ビューは、特定のバージョンのテーブルまたはフィーチャクラスへのアクセスを容易にするために使用します。

バージョン対応ビューの詳細

SDS 用のフィーチャ サービスのオーサリングの詳細

9/14/2013