ダイアグラム テンプレートによって実装されるスケマティック ダイアグラムの内容の指定
スケマティック ダイアグラム テンプレートは、予想されるタイプの一連のスケマティック フィーチャを含む特定のタイプのスケマティック ダイアグラムを生成することを目的として作成されます。たとえば、鉄道輸送業界では、国内の主要路線の模式図用のスケマティック ダイアグラム テンプレート、地方路線用のテンプレート、駅の構内図(プラント内部)用のテンプレートを定義することができます。
スケマティック ダイアグラム テンプレートに基づくダイアグラムに含まれるスケマティック フィーチャの予想されるタイプを指定するには、それらのダイアグラムを実装するスケマティック ビルダで処理されるオブジェクトのタイプを指定します。つまり、ダイアグラムの生成の実行時にユーザが指定したコンテキストから(たとえば、マップ ドキュメントで現在ハイライトされている一連のフィーチャから、マップ ドキュメントで現在ハイライトされているネットワーク解析の結果から、など)、ビルダはそのコンテキストを解析し、ダイアグラムで予想されるスケマティック フィーチャを生成することができます。
Schematics に含まれているすべての定義済みスケマティック ビルダでは、ダイアグラムの生成中にスケマティック ビルダによって構築されたスケマティック フィーチャは、スケマティック データセットのスケマティック フィーチャクラスに格納されます。これらのスケマティック フィーチャは、ダイアグラムの有効期間中、これらのスケマティック フィーチャクラスに保存されます。生成されたダイアグラムが表示されるときには、これらのスケマティック フィーチャクラスからスケマティック フィーチャが検索されます。
ただし、スケマティック ダイアグラム テンプレートが、カスタム クエリから処理されるスケマティック フィーチャクラスに関連付けられている場合は例外です。その場合は、いくつかのパラメータも配置される可能性があるので、ダイアグラムがメモリに読み込まれるたびにカスタム クエリが再実行されます。このような特定の構成では、読み込まれたダイアグラムには、ダイアグラムの生成時にスケマティック フィーチャクラスに保存されていたスケマティック フィーチャではなく、カスタム クエリの再実行後にメモリ内に構築されたスケマティック フィーチャが表示されます。
スケマティック データセット エディタには、スケマティック ダイアグラム テンプレートのスケマティック フィーチャクラスを定義する方法がいくつかあります。
- [新規スケマティック フィーチャクラス] 機能を使用する
- [フィーチャ レイヤからインポート] 機能を使用する
- [フィーチャクラス/テーブルからインポート] 機能を使用する
- ビルダ プロパティの [スケマティック フィーチャクラスの自動作成] オプションを使用する
それぞれの方法の詳細については、「スケマティック フィーチャクラスの管理」で個々のトピックをご参照ください。