Python の基本用語
このドキュメントでは、Python によるジオプロセシングのヘルプを理解する上で重要な用語をいくつか説明します。
用語 |
説明 |
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Python |
Python はオープンソースのプログラミング言語で、1980 年代後半に Guido van Rossum によって考案され、1991 年に発表されました。ArcGIS 9.0 に最初に導入されてからは、ジオプロセシング ワークフローを作成するユーザが選ぶ代表的な言語になりました。 Python はさまざまなユーザ コミュニティに支持を拡大しており、読みやすさ、明快な構文、動的な型付け、および幅広い標準ライブラリとサードパーティ ライブラリのコレクションを特長としています。 |
PythonWin |
PythonWin は幅広く利用されている Python 用のサードパーティ Windows インタフェースで、ArcGIS インストール メディアに収録されています。 |
ArcPy |
ArcPy(ArcPy サイト パッケージ)を使用すれば、エクステンションを含むすべてのジオプロセシング ツールに Python からアクセスできます。また、GIS データの操作や照会に役立つさまざまな関数とクラスも使用できます。Python および ArcPy を使用すれば、ジオグラフィック データを操作する便利なプログラムをいくつでも開発できます。 |
ArcPy モジュール |
通常、モジュールは、関数とクラスで構成された Python ファイルです。ArcPy は、データ アクセス モジュール(arcpy.da)、マッピング モジュール(arcpy.mapping)、ArcGIS Spatial Analyst エクステンション モジュール(arcpy.sa)、ArcGIS Network Analyst エクステンション モジュール(arcpy.na)など、さまざまなモジュールでサポートされています。 |
ArcPy クラス |
クラスは建築の青写真と同様です。青写真には対象物の作成方法のフレームワークが示されます。クラスはオブジェクトの作成に使用でき、多くの場合、インスタンスとして参照できます。SpatialReference クラスや Extent クラスなどの ArcPy クラスは、ジオプロセシング ツールのパラメータを実行するためのショートカットとしてよく使用されます。ArcPy クラスを使用しない場合、これらのパラメータはもっと複雑な文字列が必要になります。 |
ArcPy 関数 |
関数は、特定のタスクを実行する機能を定義した小部分で、もっと大きなプログラム内に組み込むことができます。 ArcPy では、すべてのジオプロセシング ツールが関数として提供されますが、ジオプロセシング ツールではない関数もあります。ツールのほかに、ArcPy はジオプロセシング Python ワークフローのサポートを強化する関数をいくつか提供しています。関数(メソッドとも呼ばれます)を使用すれば、特定のデータセットのリスト作成、データセットのプロパティの検索、ジオデータベースに追加する前のテーブル名の検証など、数多くの便利なスクリプト タスクを実行できます。 |
スタンドアロン Python スクリプト |
スタンドアロン Python スクリプトの *.py ファイルは、オペレーティング システムのプロンプト、または PythonWin などの開発用アプリケーションから実行できます。また、Windows エクスプローラで、*.py をダブルクリックして実行することもできます。 |
Python スクリプト ツール |
Python スクリプト ツールは、ジオプロセシング ツールボックスに追加された Python スクリプトです。スクリプトがスクリプト ツールとして追加されると、そのスクリプト ツールは他のジオプロセシング ツールと同様のものとなり、ツールのダイアログ ボックスから開いて実行したり、Python ウィンドウや ModelBuilder 内で使用したり、他のスクリプトやスクリプト ツールから呼び出したりすることができます。 |
Python ウィンドウ |
Python ウィンドウを使用すれば、必要なときすぐに ArcGIS 内から Python を起動し、ジオプロセシング ツールや関数を対話的に実行したり、その他の Python モジュールやライブラリを利用したりできます。このウィンドウは、Python を学習する際にも役立ちます。 Python ウィンドウでは Python コードを 1 行だけ実行でき、その結果メッセージがこのウィンドウに表示されます。構文を試してみたり、短いコードを操作したりするために便利で、大きなスクリプトとは別にアイデアを検証するための手段になります。 |
Python アドイン | ArcGIS 10.1 ではデスクトップ アドインを作成する言語のリストに Python が追加され、デスクトップ機能を容易に拡張できるようになりました。Python アドインの開発を簡素化するには、Python アドイン ウィザードをダウンロードし、このウィザードを使用してカスタマイズのタイプを指定する必要があります。このウィザードでは、アドインを機能させるために必要なすべてのファイルが生成されます。ここをクリックして、ジオプロセシング Resource Center から Python アドイン ウィザードをダウンロードしてください。 |
Python ツールボックス | Python ツールボックスは、すべて Python で作成されたジオプロセシング ツールボックスです。Python ツールボックスとそのツールは、他の方法で作成されたツールボックスおよびツールと同じ外観を持ち、同じように機能します。 Python ツールボックス(*.pyt)は、ツールボックスと 1 つ以上のツールを定義する単なる ASCII ベース ファイルです。 |