DBTUNE テーブルの内容の変更
DBTUNE テーブルの内容を変更したい場合(たとえば、新しいコンフィグレーション キーワードを作成する、既存のキーワードのパラメータを変更するなど)は、sdedbtune 管理コマンドを使用します。何を変更するかに応じて、sdedbtune コマンドで異なる操作を使用します。
sdedbtune コマンドを入手するには、Esri Customer Care ポータルから ArcSDE アプリケーション サーバのインストールをダウンロードします。このインストールには、管理コマンド ライン ツール、およびコマンド ライン ツールのマニュアルが含まれています。構文、定義、例については、コマンド ライン ツールのマニュアルをご参照ください。
DBTUNE テーブルにすでに存在しているパラメータの値を変更する場合は、alter 操作を使用します。
sdedbtune –o alter –k <configuration keyword>
–P <parameter_name> –v <configuration_string_value>
[–i <service>] [–D <database>] –u <user_name>
[–p <password>] [–N] [–q]
パラメータ グループからパラメータを 1 つ削除する、またはコンフィグレーション キーワードとそのすべてのパラメータを削除するには、delete_data 操作を使用する必要があります。コンフィグレーション キーワードを削除する前に、そのキーワードが他のユーザやアプリケーションで本当に必要とされていないことを確認してください。
sdedbtune –o delete_data –k <keyword>
[–P <parameter_name>] [–i <service>] [–s <server_name>]
[–D <database>] –u <user_name> [–p <password>] [–N] [–q]
コンフィグレーション キーワードからパラメータを 1 つ削除するには、コマンド文字列にキーワードとパラメータの両方を指定します(-k オプションと -P オプションの両方の値を指定します)。コンフィグレーション キーワードとそのすべてのパラメータを削除するには、コマンド文字列にキーワードのみを指定します。
新しいパラメータをキーワードに追加する必要がある場合は、sdedbtune コマンドで insert 操作を実行します。この操作で、一度に 1 つずつパラメータが追加されます。たとえば、次の例ではカスタム キーワード RASTER に UI_TEXT というパラメータを追加します。
sdedbtune -o insert -k RASTER -P UI_TEXT -v 'Use for raster data' -i 5000 -u sde
挿入できるのは有効なコンフィグレーション パラメータだけです。有効なコンフィグレーション パラメータのリストについては、使用している DBMS(データベース管理システム)のコンフィグレーション パラメータに関するトピックをご参照ください。
DBTUNE テーブルに複数のパラメータを持つ新しいキーワードを追加する必要がある場合は、DBTUNE テーブルの内容をエクスポートして編集してから、再度インポートする方が簡単です。この操作の手順を次に示します。
- sdedbtune -o export コマンドを使用して、DBTUNE テーブルをテキスト ファイルにエクスポートします。
- テキスト ファイルのバックアップ コピーを作成します。
- エクスポートされたテキスト ファイルを、UNIX のファイル エディタ(vi など)または Windows のファイル エディタ(メモ帳など)で編集し、変更を保存します。
- sdedbtune -o import コマンドを使用して、編集済みのファイルを DBTUNE テーブルにインポートします。