SQL Server の DBTUNE コンフィグレーション パラメータ
コンフィグレーション パラメータは、sde_dbtune テーブルの parameter_name 列に格納され、データベース オブジェクトの構成方法または特定の設定方法を指定します。パラメータに対応する値は sde_dbtune の config_string 列に格納され、オブジェクトや設定の内容を指定します。パラメータとそのコンフィグレーション文字列は、コンフィグレーション キーワードによって sde_dbtune テーブルでグループ化されます。キーワードとパラメータ名の組み合わせは一意ですが、ほとんどのパラメータ名は、sde_dbtune テーブル全体で多くのキーワードと組み合わせて何度も使用されます。
parameter_name 列の有効な値は固定なので、新しいパラメータ名を作成することはできません。同じように、config_string 列も数値または SQL 文字列のみを受け入れます。ほとんどの場合、これらの文字列は SQL の CREATE TABLE および CREATE INDEX ステートメントに付加されるため、使用する DBMS に必要な SQL 構文に一致する必要があります。
Microsoft SQL Server に格納されたジオデータベースでは、sde_dbtune パラメータとそれに対応するコンフィグレーション文字列が、ArcGIS で以下のような事項を特定するのに使用されます。
- テーブルまたはインデックスが作成される場所(ファイル グループ)
- クラスタ インデックスかどうか
- 各インデックス ページの使用率(FILLFACTOR)*
- データ ページにインライン格納するバイナリ データのサイズ(OUT_OF_ROW)
- 文字データの格納方法
- XML ドキュメントの格納およびインデックス化方法
- 使用する ArcSDE ログ ファイル テーブルの種類
- ユーザが ArcGIS インタフェースでキーワードを使用できるようにする。
- 空間データの格納形式
- コンフィグレーション キーワードを説明するコメントを追加する。
コンフィグレーション パラメータには多くの分類方法があり、多くの場合、パラメータは複数のカテゴリに属します。たとえば、B_CLUSTER_RASTER パラメータはビジネス テーブル パラメータ、ラスタ パラメータ、またはクラスタ インデックス パラメータとして分類できます。
次の表は、SQL Server のジオデータベースで使用可能なすべてのコンフィグレーション パラメータのリストです。この表の後には、各パラメータを関連する機能別におおまかにグループ分けし、詳細に説明します。
パラメータ名 |
説明 |
値 |
注意事項 |
---|---|---|---|
A_CLUSTER_RASTER |
ADD テーブルのラスタ列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
A_CLUSTER_ROWID |
ADD テーブルの RowID 列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
A_CLUSTER_SHAPE |
ADD テーブルの Shape 列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
A_CLUSTER_STATEID |
ADD テーブルの stated 列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
A_CLUSTER_USER |
ADD テーブルのカスタム インデックスのインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
A_CLUSTER_XML |
ADD テーブルの xml doc type 列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
A_INDEX_RASTER |
ADD テーブルのラスタ列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
A_INDEX_ROWID |
ADD テーブルの ObjectID 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
A_INDEX_SHAPE |
ADD テーブルの空間列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
A_INDEX_STATEID |
ADD テーブルの sde_state_id 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
A_INDEX_USER |
ADD テーブルのインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
A_INDEX_XML |
ADD テーブルの XML 列のインデックス テーブル格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
A_MS_SPINDEX |
SQL Server 2008 のジオメトリ格納を使用するバージョン対応のフィーチャクラスの ADD テーブルに対して、空間インデックスを定義 |
GRIDS = (MEDIUM, MEDIUM, MEDIUM, MEDIUM), CELLS_PER_OBJECT = 16 使用可能な他の値については、空間インデックスの作成に関する SQL Server のドキュメントを参照 |
SQL Server 空間タイプ(Geometry または Geography)のみ |
A_OUT_OF_ROW |
varbinary(max) 列のデータを ADD テーブルにインライン格納するかアウトライン格納するかを決定 0 に設定した場合、テーブルのデータ ページに最大 8,000 バイトを直接格納できます。1 に設定した場合、データは常にアウトライン格納されます。 |
0 または 1 |
ArcGIS 10 以降のリリースでのみ使用されます |
A_STORAGE |
ADD テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
AUX_CLUSTER_COMPOSITE |
主キーのインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
AUX_INDEX_COMPOSITE |
ラスタ AUX テーブルの複合列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
AUX_STORAGE |
ラスタ AUX テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
B_CLUSTER_RASTER |
ビジネス テーブルのラスタ列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
B_CLUSTER_ROWID |
ビジネス テーブルの RowID 列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
B_CLUSTER_SHAPE |
ビジネス テーブルの Shape 列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
B_CLUSTER_TO_DATE | アーカイブ機能が有効になっているテーブルの履歴テーブルの to_date,archive_rowid 列にインデックス タイプを指定します。 | 1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ | |
B_CLUSTER_USER |
ビジネス テーブルのカスタム インデックスのインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
B_CLUSTER_XML |
ビジネス テーブルの xml doc type 列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
B_INDEX_RASTER |
ビジネス テーブルのラスタ列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
B_INDEX_ROWID |
ビジネス テーブルの ObjectID 列のインデックスと、ラスタ RowID のインデックス R<N>_SDE_ROWID_UK の格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
B_INDEX_SHAPE |
ビジネス テーブルの空間列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
B_INDEX_TO_DATE |
R<登録ID>_sde_todate インデックスを作成するための格納パラメータ情報(履歴管理の際に履歴テーブルを更新するために使用) |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
B_INDEX_USER |
ビジネス テーブルのユーザ インデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
B_INDEX_XML |
ビジネス テーブルの XML 列のインデックス テーブル格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
B_MS_SPINDEX |
SQL Server 2008 の Geometry または Geography 型の格納を使用するフィーチャクラスのビジネス テーブルに対して、空間インデックスを定義 |
GRIDS = (MEDIUM, MEDIUM, MEDIUM, MEDIUM), CELLS_PER_OBJECT = 16 使用可能な他の値については、空間インデックスの作成に関する SQL Server のドキュメントを参照 |
SQL Server 空間タイプ(Geometry または Geography)のみ |
B_OUT_OF_ROW |
varbinary(max) 列のデータをビジネス テーブルにインライン格納するかアウトライン格納するかを決定 0 に設定した場合、テーブルのデータ ページに最大 8,000 バイトを直接格納できます。1 に設定した場合、データは常にアウトライン格納されます。 |
0 または 1 |
ArcGIS 10 以降のリリースでのみ使用されます |
B_STORAGE |
ビジネス テーブルとラスタ属性テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
BLK_CLUSTER_COMPOSITE |
主キーのインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
BLK_INDEX_COMPOSITE |
ラスタ BLK テーブルの複合列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
BLK_OUT_OF_ROW |
varbinary(max) 列のデータをラスタ ブロック テーブルにインライン格納するかライン外格納するかを決定 0 に設定した場合、テーブルのデータ ページに最大 8,000 バイトを直接格納できます。1 に設定した場合、データは常にアウトライン格納されます。 |
0 または 1 |
ArcGIS 10 以降のリリースでのみ使用されます |
BLK_STORAGE |
ラスタ BLK テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
BND_CLUSTER_COMPOSITE |
主キーのインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
BND_CLUSTER_ID |
RASTER_ID 列と SEQUENCE_NBR 列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
BND_INDEX_COMPOSITE |
ラスタ BND テーブルの複合列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
BND_INDEX_ID |
ラスタ BND テーブルの RID 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
BND_STORAGE |
ラスタ BND テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
COLLATION_NAME |
ユーザ定義テキスト列の照合順序 |
他の照合順序を指定しない場合は、デフォルトのデータベース照合順序を使用 |
|
COMMENT |
コメントに使用される行 |
最大 2,048 文字の説明 |
|
CROSS_DB_QUERY_FILTER |
接続ユーザがデータベースにまたがってラスタまたはフィーチャクラスを表示できるかどうかを制御(マルチ空間データベース モデルでのみ使用) |
1 または 0 1 = 明示的に接続したデータベースのデータの表示およびアクセスのみ 0 = マルチ空間データベースの他のデータベースのデータにアクセス可能 |
|
D_CLUSTER_ALL |
SDE_STATES_ID、SDE_DELETES_ROW_ID、DELETED_AT 列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
D_CLUSTER_DELETED_AT |
DELETED_AT 列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
D_INDEX_ALL |
SDE_STATES_ID、SDE_DELETES_ROW_ID、DELETED_AT 列のコンポジット インデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループ |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
D_INDEX_DELETED_AT |
DELETE テーブルの DELETED_AT 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
D_STORAGE |
DELETE テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
F_CLUSTER_FID |
FID 列のインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
F_INDEX_AREA |
フィーチャ テーブルの AREA 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
バイナリ ジオメトリ格納のみ(SDEBINARY および SDELOB) |
F_INDEX_FID |
フィーチャ テーブルの FID 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
バイナリ ジオメトリ格納のみ(SDEBINARY および SDELOB) |
F_INDEX_LEN |
フィーチャ テーブルの table length 列のインデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
バイナリ ジオメトリ格納のみ(SDEBINARY および SDELOB) |
F_OUT_OF_ROW |
varbinary(max) 列のデータをフィーチャ(F)テーブルにインライン格納するかアウトライン格納するかを決定 0 に設定した場合、テーブルのデータ ページに最大 8,000 バイトを直接格納できます。1 に設定した場合、データは常にアウトライン格納されます。 |
0 または 1 |
ArcGIS 10 以降のリリースでのみ使用されます |
F_STORAGE |
フィーチャ テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
バイナリ ジオメトリ格納のみ(SDEBINARY および SDELOB) |
GEOMETRY_STORAGE |
空間列の格納タイプを指定 SQL Server では SDEBINARY、OGCWKB、GEOGRAPHY、または GEOMETRY に設定 |
GEOMETRY、SDEBINARY、OGCWKB、または GEOGRAPHY |
|
GEOM_SRID_CHECK |
ジオメトリ列で SRID 値の有無を確認する検査制約を追加 |
TRUE または FALSE |
|
GEOMTAB_OUT_OF_ROW |
XML 列にある 8000 バイトより小さい varchar(max)、nvarchar(max)、varbinary(max) を、CAD 補助テーブルのデータ行に格納するかどうかを指定 |
1 または 0 1 = アウトライン格納、0 = インライン格納 |
フィーチャクラスが GEOMETRY または GEOGRAPHY 格納型を使用し、CAD エンティティを格納するために有効化されている場合、CAD 補助テーブルのみ作成されます。 |
GEOMTAB_PK |
CAD テーブルにおける主キーのインデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
フィーチャクラスが GEOMETRY または GEOGRAPHY 格納型を使用し、CAD エンティティを格納するために有効化されている場合、CAD 補助テーブルのみ作成されます。 |
GEOMTAB_STORAGE |
CAD テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
フィーチャクラスが GEOMETRY または GEOGRAPHY 格納型を使用し、CAD エンティティを格納するために有効化されている場合、CAD 補助テーブルのみ作成されます。 |
I_STORAGE | ID の生成に使用する i テーブルの格納定義 | CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 | |
LD_INDEX_ALL |
SDE_logfile_data および SDE_logpool テーブルの主キーの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
LD_STORAGE |
SDE_logfile_data および SDE_logpool テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
LF_CLUSTER_ID |
SDE_logfiles テーブルの主キーのインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
LF_CLUSTER_NAME |
SDE_logfiles テーブルの log file_name 列の一意インデックスのインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
LF_INDEX_ID |
SDE_logfiles の主キーの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
LF_INDEX_NAME |
SDE_logfiles 一意インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
LF_STORAGE |
SDE_logfiles テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
MVTABLES_MODIFIED_INDEX |
Mvtables_modified インデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
MVTABLES_MODIFIED_TABLE |
Mvtables_modified テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
NUM_DEFAULT_CURSORS |
SQL Server のカーソル閾値の制御 |
-1 = すべてのキーセットを同期的に生成 0 = すべてのキーセットを非同期で生成 その他の値 = SQL Server クエリ オプティマイザがカーソル セットに期待される行の数とカーソル閾値に設定された値を比較し、閾値を超えていた場合はキーセットを非同期で構築 |
|
PERMISSION_CACHE_THRESHOLD |
データベースによる sysprotects テーブルのクエリの制限時間(ミリ秒)を制御 PERMISSION_CACHE_THRESHOLD 値を超えた場合、ユーザの権限を格納するための一時テーブル(キャッシュ)が作成され、それ以降で使用される。PERMISSION_CACHE_THRESHOLD > 0 である限り、権限はキャッシュされる。PERMISSION_CACHE_THRESHOLD = 0 の場合はキャッシュされない。 |
0–1,000 250 |
|
RAS_CLUSTER_ID |
RAS テーブルの主キーのインデックス タイプ |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
RAS_INDEX_ID |
ラスタ RAS テーブルの RID インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
RAS_STORAGE |
ラスタ RAS テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
RASTER_STORAGE |
ラスタ データ格納タイプの定義 |
binary または ST_RASTER |
|
S_CLUSTER_ALL |
主キーのインデックス タイプ(テーブルのすべての列) |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
S_CLUSTER_SP_FID |
sp_fid 列インデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループ |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
S_INDEX_ALL |
バイナリ ジオメトリ格納を使用する際の空間インデックス テーブルの第 1 インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
S_INDEX_SP_FID |
空間インデックス テーブルの第 2 インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
S_STORAGE |
Oracle データベースと SQL Server データベースでは、空間インデックス テーブルの格納定義を表す |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
SESSION_TEMP_TABLE |
ログ ファイルを tempdb に作成するかどうかを制御 |
1 または 0 1 に設定した場合、テーブルは tempdb に作成される。0 に設定した場合、テーブルは tempdb に作成されない。 |
|
STATES_INDEX |
States テーブルの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
STATES_LINEAGES_INDEX |
SDE_state_lineages テーブルの主キーのインデックスの格納を制御 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
STATES_LINEAGES_TABLE |
State_lineages テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
STATES_TABLE |
States テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
UI_NETWORK_TEXT |
関連するコンフィグレーション キーワードが ArcGIS のユーザ インタフェースに表示されることを示すユーザ インタフェース パラメータ(ネットワーク設定の説明を含む) |
最大 2,048 文字の説明 |
|
UI_TERRAIN_TEXT |
関連するコンフィグレーション キーワードが ArcGIS のユーザ インタフェースに表示されることを示すユーザ インタフェース パラメータ(テレイン設定の説明を含む) |
最大 2,048 文字の説明 |
|
UI_TEXT |
関連するコンフィグレーション キーワードが ArcGIS のユーザ インタフェースに表示されることを示すユーザ インタフェース パラメータ(関連する非コンポジット コンフィグレーション キーワードの説明を含む) |
最大 2,048 文字の説明 |
|
UI_TOPOLOGY_TEXT |
関連するコンフィグレーション キーワードが ArcGIS のユーザ インタフェースに表示されることを示すユーザ インタフェース パラメータ(トポロジ設定の説明を含む) |
最大 2,048 文字の説明 |
|
UNICODE_STRING |
Unicode テキスト タイプを使用するかどうかを決定 TRUE に設定した場合、文字フィールドは UNICODE に準拠したデータ タイプで格納される。たとえば、UNICODE_STRING パラメータを FALSE に設定した場合、文字列のデータ タイプは VARCHAR。UNICODE_STRING を TRUE に設定した場合、フィールドのデータ タイプは NVARCHAR |
TRUE または FALSE |
|
VERSIONS_INDEX |
バージョン インデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
VERSIONS_TABLE |
VERSIONS テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
XML_COLUMN_PATH_IDX |
XML パス インデックスを作成するかどうかを決定 |
0 または 1 0 = パス インデックスを作成しない、1 = パス インデックスを作成する |
|
XML_COLUMN_PRIMARY_IDX |
XML 主インデックスを作成するかどうかを決定 |
0 または 1 0 = 主インデックスを作成しない、1 = 主インデックスを作成する |
|
XML_COLUMN_PROPERTY_IDX |
XML プロパティ インデックスを作成するかどうかを決定 |
0 または 1 0 = プロパティ インデックスを作成しない、1 = プロパティ インデックスを作成する |
|
XML_COLUMN_SCHEMA |
検証に使用する XML スキーマを指定 |
XML スキーマ コレクション名(最大 128 文字) |
|
XML_COLUMN_STORAGE |
作成する XML 列のタイプを指定。ArcSDE XML またはネイティブ DBMS XML |
DB_XML または SDE_XML DB_XML は DEFAULTS キーワードのデフォルト値。SDE_XML は IMS_GAZETTEER キーワードのデフォルト値 |
|
XML_COLUMN_TYPE |
列に格納できる XML ドキュメント タイプを指定 |
CONTENT または DOCUMENT |
あらゆる XML インスタンスがトップレベル エレメントを 1 つしか持たない場合は、このパラメータを DOCUMENT に変更 |
XML_COLUMN_VALUE_IDX |
XML 値インデックスを作成するかどうかを決定 |
0 または 1 0 = 値インデックスを作成しない、1 = 値インデックスを作成する |
|
XML_DOC_INDEX |
sde_xml_doc<n> テーブルの xmldoc<n>_pk インデックスと xml_doc<n>_ix インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
XML_DOC_MODE |
XML ドキュメントの格納タイプ |
COMPRESSED または UNCOMPRESSED |
|
XML_DOC_OUT_OF_ROW |
XML ドキュメントの BLOB データをインライン格納するかアウトライン格納するかを決定(varbinary(max) 列だけで使用) 0 に設定した場合、テーブルのデータ ページに最大 8,000 バイトを直接格納できます。1 に設定した場合、データは常にアウトライン格納されます。 |
0 または 1 |
ArcGIS 10 以降のリリースでのみ使用されます |
XML_DOC_STORAGE |
sde_xml_doc<n> テーブルの格納定義 |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
XML_DOC_UNCOMPRESSED_TYPE |
XML_DOC_MODE パラメータを UNCOMPRESSED に設定した場合に、XML ドキュメントの格納形式を決定 |
XML_DOC_MODE はデフォルトで COMPRESSED に設定されるため、XML_DOC_UNCOMPRESSED_TYPE パラメータはデフォルトでは存在しません。設定可能な値は、次のとおりです。BINARY、TEXT、または UNICODE |
|
XML_IDX_CLUSTER_DOUBLE |
sde_xml_idx<n> テーブルの double_tag 列の xmlix<n>_db インデックスがクラスタ インデックスである場合の格納定義 |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
XML_IDX_CLUSTER_ID |
sde_xml_idx<n> テーブルの id 列の xmlix<n>_id インデックスがクラスタ インデックスである場合の格納定義 |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
XML_IDX_CLUSTER_PK |
sde_xml_idx<n> テーブルの xml_key_column id 列の xmlix<n>_pk インデックスがクラスタ インデックスである場合の格納定義 |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
XML_IDX_CLUSTER_STRING |
sde_xml_idx<n> テーブルの string_tag 列の xmlix<n>_st インデックスがクラスタ インデックスである場合の格納定義 |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
XML_IDX_CLUSTER_TAG |
sde_xml_idx<n> テーブルの tag_id 列の xmlix<n>_tg インデックスがクラスタ インデックスである場合の格納定義 |
1 または 0: 1 = クラスタ、0 = 非クラスタ |
|
XML_IDX_FULLTEXT_CAT |
sde_xml_doc<n> テーブルの xml_doc_val 列と sde_xml_idx<n> テーブルの text_tag 列のコンテンツをインデックス付けするフルテキスト カタログの名前 |
フルテキスト カタログの作成時に指定した名前(デフォルトは SDE_DEFAULT_CAT)。カタログに他の名前を付けた場合は、それに合わせてこのパラメータの値を変更しなければならない |
|
XML_IDX_FULLTEXT_LANGUAGE |
sde_xml_doc<n> テーブルの xml_doc_val 列と sde_xml_idx<n> テーブルの text_tag 列のコンテンツからテキスト インデックスを構築する際の言語解析に使用する言語 |
このパラメータにデフォルト値は設定されません。有効な言語設定については、DBMS のドキュメントを参照 |
|
XML_IDX_FULLTEXT_TIMESTAMP |
sde_xml_idx<n> テーブルにタイムスタンプ列を追加するかどうかを決定 |
1 または 0 1 = タイムスタンプ列を追加する、0 = タイムスタンプ列を追加しない |
|
XML_IDX_FULLTEXT_UPDATE_METHOD |
sde_xml_doc<n> テーブル(XML ドキュメント テーブル)の xml_doc_val 列と sde_xml_idx<n> テーブル(XML 列のインデックス テーブル)の text_tag 列に対する変更をフルテキスト インデックスに伝達する方法 |
CHANGE_TRACKING BACKGROUND または CHANGE_TRACKING MANUAL |
|
XML_IDX_INDEX_DOUBLE |
sde_xml_idx<n> テーブルの double_tag 列の xmlix<n>_db インデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
XML_IDX_INDEX_ID |
xml_idx<n> テーブルの ID 列の xmlix<n>_id インデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
XML_IDX_INDEX_PK |
sde_xml_idx<n> テーブルの xml_key_column id 列の xmlix<n>_pk インデックスの格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
XML_IDX_INDEX_STRING |
sde_xml_idx<n> テーブルの string_tag 列の xmlix<n>_st インデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
XML_IDX_INDEX_TAG |
sde_xml_idx<n> テーブルの tag_id 列の xmlix<n>_tg インデックス格納定義 |
CREATE INDEX パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
|
XML_IDX_OUT_OF_ROW |
sde_xml_idx<n> テーブル(XML 列のインデックス テーブル)の text_tag 列のコンテンツをインライン格納するかどうかを決定(varbinary(max) 列だけで使用) 0 に設定した場合、テーブルのデータ ページに最大 8,000 バイトを直接格納できます。1 に設定した場合、データは常にアウトライン格納されます。 |
0 または 1 |
ArcGIS 10 以降のリリースでのみ使用されます |
XML_IDX_STORAGE |
sde_xml_idx<n> テーブルの格納定義(XML 列のインデックス テーブル) |
CREATE TABLE パラメータについては、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
XML パラメータの <n> は、特定の XML 列に関連付けられた xml_column_id を表します。
フィーチャクラスおよびラスタ格納に固有のパラメータ
ビジネス テーブルのパラメータ
ビジネス テーブルは、フィーチャクラスまたは非空間テーブルの属性テーブルです。ビジネス テーブルのパラメータは「B」で始まり、ビジネス テーブルとそのインデックスを定義します。次に、これらのパラメータを示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
B_CLUSTER_ROWID |
ビジネス テーブルの RowID(OBJECTID)列のインデックス タイプ(0 = 非クラスタ インデックス、1 = クラスタ インデックス) |
B_CLUSTER_SHAPE |
ビジネス テーブルの Shape 列のインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
B_CLUSTER_USER |
ビジネス テーブルのカスタム インデックスのインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
B_CLUSTER_XML |
ビジネス テーブルの XML タイプ列のインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
B_CLUSTER_RASTER |
ビジネス テーブルのラスタ列のインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
B_INDEX_ROWID |
ビジネス テーブルの RowID 列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを定義 ファイル グループを指定するには、次に示すように、SQL の ON 句を使用します。 B_INDEX_ROWID "with fillfactor=99 ON IDXfg" |
B_INDEX_SHAPE |
ビジネス テーブルの Shape 列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを定義。ファイル グループを指定するには、次に示すように、SQL の ON 句を使用します。 B_INDEX_SHAPE "with fillfactor=99 ON SHAPEfg" |
B_INDEX_USER |
ビジネス テーブルのカスタム インデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを定義 ファイル グループを指定するには、次に示すように、SQL の ON 句を使用します。 B_INDEX_USER "with fillfactor=99 ON IDXfg" |
B_INDEX_XML |
ビジネス テーブルの XML インデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを定義 ファイル グループを指定するには、次に示すように、SQL の ON 句を使用します。 B_INDEX_XML "with fillfactor=99 ON XMLfg" |
B_INDEX_RASTER |
ビジネス テーブルのラスタ列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを定義 ファイル グループを指定するには、次に示すように、SQL の ON 句を使用します。 B_INDEX_RASTER "with fillfactor=99 ON RASfg" |
B_INDEX_TO_DATE |
R<登録 ID>_sde_todate インデックスを作成するための格納情報(履歴管理の際に履歴テーブルを更新するために使用) 注意: このパラメータに、対応する ADD テーブルのパラメータはありません。 |
B_MS_SPINDEX |
ベクタ格納に SQL Server の Geometry 型を使用するフィーチャクラスのビジネス テーブルに対して、空間インデックスを指定 フィーチャクラスのバウンディング ボックス(レイヤ エクステントとも呼ばれます)は ArcGIS で自動的に計算されますが、CREATE SPATIAL INDEX コマンドの残りのオプションはこのパラメータと、対応する ADD テーブルのパラメータである A_MS_SPINDEX を使用して指定されます。このパラメータのデフォルト設定は、SQL Server のデフォルトと同じです。dbtune.sde ファイルにエクスポートされると、この設定は次のようになります。 B_MS_SPINDEX "GRIDS = (MEDIUM, MEDIUM,MEDIUM, MEDIUM), CELLS_PER_OBJECT = 16" |
B_OUT_OF_ROW |
0 または 1 の値です 0 に設定した場合、テーブルのデータ ページに最大 8,000 バイトが直接格納されます。 1 に設定した場合、データは常にアウトライン格納されます。 |
B_STORAGE |
ビジネス テーブルを格納するファイル グループ ファイル グループを制御するには、次に示すように、ON 句を使用します。 B_STORAGE "ON ADDS_FG" |
非空間ビジネス テーブルの場合は、次のいずれかの設定を行います。
- B_CLUSTER_ROWID パラメータの config_string を 1 に変更し、B_CLUSTER_SHAPE パラメータの config_string を 0 に変更します。これにより、ObjectID フィールドにクラスタ インデックスが作成されます。それ以降に作成されるカスタム(ユーザ定義)インデックスは、非クラスタ インデックスになります。
- B_CLUSTER_USER パラメータの config_string を 1 に変更します。ArcGIS によって最初に作成されるカスタム インデックスはクラスタリングされます。B_CLUSTER_SHAPE を 0 に変更します。
- データを作成した後、すべてのインデックス(またはコンポジット インデックス)をクラスタリングします。
ADD テーブルのパラメータ
ADD テーブルは、バージョン対応のジオデータベースのフィーチャクラスに対する挿入および更新の編集内容を格納するテーブルです。ADD テーブルの構造はビジネス テーブルとほぼ同じですが、ステート ID を追跡する列が追加されています。ADD テーブルのパラメータは「A」で始まります。次に、ADD テーブルのパラメータを示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
A_CLUSTER_ROWID |
ADD テーブルの RowID 列のインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
A_CLUSTER_SHAPE |
ADD テーブルの Shape 列のインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
A_CLUSTER_STATEID |
ADD テーブルの stated 列のインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 注意: このパラメータに、対応するビジネス テーブルのパラメータはありません。 |
A_CLUSTER_USER |
ADD テーブルのカスタム インデックスのインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
A_CLUSTER_XML |
ADD テーブルの XML タイプ列のインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
A_CLUSTER_RASTER |
ADD テーブルのラスタ列のインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
A_INDEX_ROWID |
ADD テーブルの RowID 列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定 ファイル グループを指定するには、次に示すように、SQL の ON 句を使用します。 A_INDEX_ROWID "with fillfactor=99 ON IDXfg" |
A_INDEX_SHAPE |
ADD テーブルの Shape 列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定 ファイル グループを指定するには、次に示すように、SQL の ON 句を使用します。 A_INDEX_SHAPE "with fillfactor=99 ON SHAPEfg" |
A_INDEX_STATEID |
ADD テーブルの state ID 列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定 ファイル グループを指定するには、次に示すように、SQL の ON 句を使用します。 A_INDEX_STATEID "with fillfactor=99 ON STATEIDXfg" 注意: このパラメータに、対応するビジネス テーブルのパラメータはありません。 |
A_INDEX_USER |
ADD テーブルのカスタム インデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定 ファイル グループを指定するには、次に示すように、SQL の ON 句を使用します。 A_INDEX_USER "with fillfactor=99 ON IDXfg" |
A_INDEX_XML |
ADD テーブルの XML インデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定 ファイル グループを指定するには、次に示すように、SQL の ON 句を使用します。
A_INDEX_XML "with fillfactor=99 ON XMLfg" |
A_INDEX_RASTER |
ADD テーブルのラスタ列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定 ファイル グループを指定するには、次に示すように、SQL の ON 句を使用します。 A_INDEX_RASTER "with fillfactor=99 ON RASfg" |
A_MS_SPINDEX |
フィーチャクラスがベクタ格納に SQL Server の Geometry 型を使用している場合に、バージョン対応のフィーチャクラスで ADD テーブルの空間インデックスを指定 フィーチャクラスのバウンディング ボックス(レイヤ エクステントとも呼ばれます)は ArcGIS で自動的に計算されますが、CREATE SPATIAL INDEX コマンドの残りのオプションはこのパラメータと、対応するビジネス テーブルのパラメータである B_MS_SPINDEX を使用して指定されます。このパラメータのデフォルト設定は、SQL Server のデフォルトと同じです。dbtune.sde ファイルにエクスポートされると、この設定は次のようになります。
A_MS_SPINDEX "GRIDS = (MEDIUM, MEDIUM,MEDIUM, MEDIUM), CELLS_PER_OBJECT = 16" |
A_OUT_OF_ROW |
0 または 1 の値です 0 に設定した場合、テーブルのデータ ページに最大 8,000 バイトが直接格納されます。 1 に設定した場合、データは常にアウトライン格納されます。 |
A_STORAGE |
データセットをバージョン対応登録したときに、どのファイル グループに ADD テーブルが作成されるかを指定 ファイル グループを制御するには、次に示すように、ON 句を使用します。 A_STORAGE "ON ADDS_FG" |
非空間テーブルには Shape 列がないので、別のインデックスをクラスタリングする必要があります。
DELETE テーブルのパラメータ
DELETE テーブルは、マルチバージョン対応のテーブルに対する更新および削除を追跡するために使用されます。DELETE テーブルのパラメータは、ADD テーブルのパラメータと同じように機能します。DELETE テーブルのパラメータはすべて「D」で始まります。次に、それらを示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
D_CLUSTER_ALL |
SDE_STATES_ID、SDE_DELETES_ROW_ID、DELETED_AT 列に作成されるインデックスのインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
D_CLUSTER_DELETED_AT |
DELETED_AT 列のインデックスのインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
D_INDEX_ALL |
SDE_STATE_ID、SDE_DELETES_ROW_ID、DELETED_AT 列のコンポジット インデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定
D_INDEX_ALL "with fillfactor=99 ON Deletes_fg" |
D_INDEX_DELETED_AT |
deleted_at 列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定
D_INDEX_DELETED_AT "with fillfactor=80 ON Deletes_fg" |
D_STORAGE |
データセットをバージョン対応登録したときに、どのファイル グループに DELETE テーブルが作成されるかを指定 ファイル グループを制御するには、次に示すように、ON 句を使用します。 D_STORAGE "ON Deletes_fg" |
フィーチャ テーブルのパラメータ
フィーチャ テーブルは、バイナリ格納(SDEBINARY または OGCWKB)を使用するフィーチャクラスでのみ使用されます。フィーチャ テーブルには、各シェープの範囲とジオメトリが格納されます。また、バージョン環境で挿入および更新されたレコードも格納されます。フィーチャ テーブルのパラメータはすべて「F」で始まります。
パラメータ |
説明 |
---|---|
F_CLUSTER_FID |
フィーチャ ID 列のインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
F_INDEX_AREA |
area 列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定 F_INDEX_AREA "WITH FILLFACTOR = 90 ON F_IDX" |
F_INDEX_FID |
フィーチャ ID 列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定 F_INDEX_FID "WITH FILLFACTOR = 90 ON F_IDX" |
F_INDEX_LEN |
length 列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定 F_INDEX_LEN "With FILLFACTOR = 90 ON F_IDX" |
F_STORAGE |
テーブルを格納するファイル グループ ファイル グループを制御するには、次に示すように、ON 句を使用します。 F_STORAGE "WITH FILLFACTOR=90 ON F_IDX" |
F_OUT_OF_ROW |
0 または 1 の値です 0 に設定した場合、テーブルのデータ ページに最大 8,000 バイトが直接格納されます。 1 に設定した場合、データは常にアウトライン格納されます。 |
ラスタ テーブルのパラメータ
ArcGIS のバイナリ ラスタは、5 つの異なる物理テーブルに格納されます。それらは、バンド テーブル(SDE_bnd_#)、ブロック テーブル(SDE_blk_#)、ラスタ テーブル(SDE_ras_#)、補助テーブル(SDE_aux_#)、およびビジネス テーブルです。ST_Raster 列は、ビジネス テーブルと 2 つの支援テーブル(補助テーブルとブロック テーブル)の ST_RASTER タイプの列に格納されます。
ラスタは、Embedded ラスタ カタログまたは列としてフィーチャクラスに格納するか、スタンドアロン データセットとして使用することができます。
ラスタ テーブルのパラメータは、各ラスタ テーブルに対応する「AUX」、「BLK」、「BND」、「RAS」で始まります。ラスタのビジネス テーブルの格納を定義するパラメータは、ビジネス テーブルのパラメータで定義されます。
これらのテーブルすべてのうち、大きくなるのはブロック テーブルだけです。
バイナリ ラスタを使用する場合は、BND_CLUSTER_COMPOSITE パラメータの config_string を 1 に設定して、バンド テーブルにクラスタ インデックスが作成されるようにします。
次に、ラスタ テーブルのパラメータを示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
AUX_CLUSTER_COMPOSITE |
補助テーブルの主キーのインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
AUX_INDEX_COMPOSITE |
補助テーブルの主キーのインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定
AUX_INDEX_COMPOSITE "WITH FILLFACTOR= 90 ON AUX_FG" |
AUX_STORAGE |
補助テーブルを格納するファイル グループを指定 ファイル グループを制御するには、次に示すように、ON 句を使用します。 AUX_STORAGE "ON AUX_FG" |
BLK_CLUSTER_COMPOSITE |
ブロック テーブルの主キーのインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
BLK_INDEX_COMPOSITE |
ブロック テーブルを格納するファイル グループを指定 ファイル グループを制御するには、次に示すように、ON 句を使用します。
BLK_INDEX_COMPOSITE "WITH FILLFACTOR = 95 ON BLK_FG" |
BLK_STORAGE |
ブロック テーブルを格納するファイル グループを指定 ファイル グループを制御するには、次に示すように、ON 句を使用します。 BLK_STORAGE "ON BLK_FG" |
BND_CLUSTER_COMPOSITE |
バンド テーブルの主キーのインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
BND_CLUSTER_ID |
バンド テーブルの raster_id および sequence_nbr 列のインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
BND_INDEX_COMPOSITE |
バンド テーブルの主キーのインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定
BND_INDEX_COMPOSITE "WITH FILLFACTOR =90 ON BND_FG" |
BND_INDEX_ID |
バンド テーブルの raster_id および sequence_nbr 列インデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定
BND_INDEX_ID "WITH FILLFACTOR = 90 ON BND_FG" |
BND_STORAGE |
バンド テーブルを格納するファイル グループ ファイル グループを制御するには、次に示すように、ON 句を使用します。 BND_STORAGE " ON BND_FG" |
RAS_CLUSTER_ID |
ラスタ テーブルの主キーのインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
RAS_INDEX_ID |
ラスタ テーブルの主キーのインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループ ファイル グループを制御するには、次に示すように、ON 句を使用します。
RAS_INDEX_ID "WITH FILLFACTOR = 85 ON RAS_FG" |
RAS_STORAGE |
ラスタ テーブルを格納するファイル グループ ファイル グループを制御するには、次に示すように、ON 句を使用します。 RAS_STORAGE " ON RAS_FG" |
ラスタ テーブルには、ラスタ属性テーブルという追加タイプがあります。このテーブル(複数の場合もあります)には、ラスタ内のセル値に基づく属性値が格納されます。テーブルの格納設定は B_STORAGE パラメータで定義します。これらのテーブルに、他のフィーチャクラスのビジネス テーブルと異なる格納場所を定義する必要がある場合は、ラスタ データセットおよびラスタ カタログの作成時に使用する、ラスタ属性テーブル用の異なる格納情報を指定するラスタ キーワードを作成してください。
ラスタ属性テーブルの詳細については、「ラスタ データセットの属性テーブル」をご参照ください。カスタム コンフィグレーション キーワードの詳細については、「カスタム コンフィグレーション キーワード」をご参照ください。
インデックスに固有のパラメータ
FILLFACTOR のパラメータ
これらのパラメータは「*_INDEX_*」という構成になっており、そのインデックスの FILLFACTOR 引数を指定できます。FILLFACTOR 引数は、インデックスのリーフ レベルで各ページをどれくらい満たすかを指定します。SQL Server のデフォルト値は 0 であり、インデックスのリーフ ページはほぼ満たされますが、非リーフ ページには最低でも 2 行以上のデータを格納するための空き領域があります。カスタム パラメータの範囲は 1 ~ 100 です。FILLFACTOR が 100 の場合、すべてのページが完全に満たされます。FILLFACTOR を 75 に設定すると、各クラスタ インデックス ページは 75% 満たされた状態になります。そのデータに対するそれ以降の挿入や更新は、インデックス ページに追加されます。ページが 100% の容量に達したとき、そのページは完全に満たされます。そのページに対してさらにデータを挿入または更新すると、ページは分割されます。FILLFACTOR パラメータは、インデックス ページの使用率とページ分割のバランスをとるために使用します。ページを分割するとき、SQL Server はデータの約 50% を新しいページへ移動し、ほとんどの場合は、異なる範囲に割り当てます。ページの分割によってテーブルが断片化し、パフォーマンスが低下します。FILLFACTOR の設定が低すぎると、非常に多くのデータ ページやエクステントが作成されクエリで走査されるため、パフォーマンスに悪影響をおよぼします。以下は、FILLFACTOR を選択する際の決定基準です。
- データは読み取り専用か。編集されることがないか。その場合は、データの FILLFACTOR をすべて 100 に設定します。
- データは頻繁に更新されるか。その場合は、デフォルト設定を使用します。
- データはときどき更新されるか。その場合は、テーブルでデフラグを実行する頻度に基づいて、75 ~ 95% の範囲で値を選択します。
テーブルの断片化とページの分割を監視するには、sys.dm_db_index_physical_stats を使用します。
クラスタ インデックスのパラメータ
クラスタ インデックスとテーブルを異なるファイル グループに格納することはできません。したがって、前述したテーブル パラメータについては、必ずテーブルに対応するクラスタ インデックスと同じ格納場所を指定するようにしてください。
これらのパラメータは「*_CLUSTER_*」という構成になっており、特定のインデックスをクラスタリングするかどうか(0 = 非クラスタ、1 = クラスタ)を指定します。クラスタ インデックスは、リーフ ノードに実際のテーブル データを格納します。クラスタ インデックスのリーフ レベルのデータ ページは、クラスタ インデックスのキー値の順番に並んでいます。これは、SDE_dbtune テーブルに関して、ある重要な結果をもたらします。つまり、クラスタ インデックスとテーブルを異なるファイル グループに格納できないことです。たとえば、フィーチャ テーブルのフィーチャ ID(FID)インデックスを FeatIdx ファイル グループに作成し、フィーチャ テーブルを Feat ファイル グループに格納することを指定したとします。FID インデックスはクラスタ インデックスとして作成されます。SDE_dbtune テーブルは次のようになります。
キーワード |
parameter_name |
config_string |
---|---|---|
DEFAULTS |
F_INDEX_FID |
WITH FILLFACTOR=90 ON FEATIDX |
DEFAULTS |
F_STORAGE |
ON FEAT |
この例では、フィーチャ テーブルとフィーチャ テーブルのインデックスは、どちらも FeatIdx ファイル グループに格納されます。まず、フィーチャ テーブルが作成され、次に、主キー制約が FID 列に適用されます。この制約により、FID 列のクラスタ インデックスが作成され、FEATIDX ファイル グループが参照されます。
ALTER TABLE features.dbo.f4
ADD CONSTRAINT f4_pk PRIMARY KEY CLUSTERED (fid)
WITH FILLFACTOR=75
ON FEATIDX
インデックスがテーブルの後に作成されるために ON FEAT コンフィグレーション文字列は冗長となり、F_INDEX_FID のコンフィグレーション文字列が F_STORAGE のコンフィグレーション文字列を上書きします。次の例では、フィーチャ テーブルのファイル グループを指定し、フィーチャ テーブルのインデックスのファイル グループを指定しません。
キーワード |
parameter_name |
config_string |
---|---|---|
DEFAULTS |
F_INDEX_FID |
WITH FILLFACTOR=90 |
DEFAULTS |
F_STORAGE |
ON FEAT |
この場合、フィーチャ テーブルと FID 列のクラスタ インデックスは Feat ファイル グループに格納されます。まずフィーチャ テーブルが作成され、次に ALTER TABLE ステートメントが実行されますが、F_INDEX_FID のコンフィグレーション文字列に ON 句が指定されていないため、ALTER TABLE ステートメントに ON 句は追加されません。
ALTER TABLE features.dbo.f5
ADD CONSTRAINT f5_pk PRIMARY KEY CLUSTERED (fid)
WITH FILLFACTOR=75
空間インデックスのパラメータ
バイナリ データの空間インデックスは、フィーチャをオーバーレイするグリッドであり、取得するフィーチャの識別に使用されます。空間検索の矩形境界が空間インデックス テーブルに対してオーバーレイされ、検索条件を満たすシェープの候補が選択されます。空間インデックス テーブル パラメータは、バイナリ格納(SDEBINARY または OGCWKB)を使用するデータセットでのみ使用されます。これらのパラメータは「S」で始まります。
パラメータ |
説明 |
---|---|
S_CLUSTER_ALL |
主キーのインデックス タイプ(テーブルのすべての列) 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
S_CLUSTER_SP_FID |
sp_fid 列のインデックス タイプ 0 に設定した場合、非クラスタ インデックスが作成されます。1 に設定した場合、クラスタ インデックスが作成されます。 |
S_INDEX_ALL |
主キーのインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定
S_INDEX_ALL "With FILLFACTOR = 90 ON S_IDX" |
S_INDEX_SP_FID |
sp_fid 列のインデックスの FILLFACTOR と格納するファイル グループを指定
S_INDEX_SP_FID "WITH FILLFACTOR = 85 ON S_IDX" |
S_STORAGE |
S テーブルを格納するファイル グループを指定 ファイル グループを制御するには、次に示すように、ON 句を使用します。
S_STORAGE "WITH FILLFACTOR=95 ON S_IDX" |
SQL Server の Geometry または Ggeography 格納を使用するデータセットの空間インデックス パラメータは、Microsoft 空間インデックスを使用します。このインデックスを定義するパラメータが、B_MS_SPINDEX と A_MS_SPINDEX です。それぞれ、ビジネス テーブルのパラメータと ADD テーブルのパラメータのセクションで説明しました。
テキストを格納するパラメータ
Text out of row パラメータ
ArcSDE 10 以降のジオデータベースで作成される新しいバイナリ空間列またはラスタ列は varbinary(max) データ タイプを使用します。*_OUT_OF_ROW パラメータを使用して、varbinary(max) データの最初の 8,000 バイトをインライン格納するか、それとも全体をアウトライン格納するかを指定できます。デフォルトで、これらのパラメータは 0 に設定されます。つまり、データはすべてアウトライン格納されます。
テキスト列の格納パラメータ
データベースでのテキスト データの格納方法を決定するパラメータは、UNICODE_STRING と COLLATION_NAME の 2 つです。UNICODE_STRING パラメータは、テキスト列で Unicode エンコーディングを使用するかどうかを指定します。このパラメータはデフォルトで TRUE に設定され、DEFAULTS コンフィグレーション キーワードを使用して作成されるテキスト データはすべて、Unicode 形式(UTF-8)で格納されます。このパラメータを FALSE に設定すると、テキストはデータベースに設定されているエンコーディングで格納されます。UNICODE_STRING を TRUE に設定した場合は、COLLATION_NAME パラメータを使用して、データベースの照合順序とは異なる照合順序をユーザ定義テキスト列に指定することができます。デフォルトでは、すべての文字データ列がデフォルトのデータベース照合順序を使用します。新しいデータセット(テーブル、フィーチャクラスなど)を作成するときは、COLLATION_NAME に指定された照合順序が文字データ列のそれぞれに適用されます。COLLATION_NAME が空白の場合には、データベースの照合順序を使用します。UNICODE_STRING パラメータを FALSE に設定した場合は、COLLATION_NAME パラメータが無視されます。
COLLATION_NAME パラメータの値に対しては、使用するデータベースの照合順序を大文字と小文字が区別される形で選択します。通常は、照合順序名の「CI」を「CS」に変更することになります。不確実な場合は、SQL Server Books Online を確認するか、次のクエリを実行して照合順序名のリストを表示します。
SELECT * FROM ::fn_helpcollations()
空間格納に影響するパラメータ
空間インデックスのパラメータについては、「インデックスに固有のパラメータ」のセクションで説明しました。空間データの格納に影響するその他のパラメータとして、GEOMETRY_STORAGE と GEOM_SRID_CHECK があります。
GEOMETRY_STORAGE
SQL Server のジオデータベースでは 4 種類の空間データ格納形式を使用することができ、使用するジオメトリ格納形式を GEOMETRY_STORAGE パラメータで指定します。GEOMETRY_STORAGE パラメータには、次の値を指定することができます。
- Microsoft SQL Server の Geometry 型 - 任意の平面上の座標によって定義され、地球の曲率は考慮する必要がない空間データを管理する Microsoft の空間タイプです。ArcGIS 10.1 以降では、これが SQL Server のジオデータベースのデフォルトの空間格納形式になります。空間データをこの形式で格納する場合は、GEOMETRY_STORAGE パラメータを GEOMETRY のままに設定します。GEOMETRY_STORAGE パラメータを設定しなければ、GEOMETRY タイプが使用されます。
- Microsoft SQL Server の Geography 型 - 緯度/経度座標で定義される空間データを管理する Microsoft の空間タイプです。フィーチャが広い地域にわたるため地球の曲率を考慮しなければならない場合には、このタイプを使用します。この形式をジオデータベースのデフォルト格納タイプにする場合は、DEFAULTS コンフィグレーション キーワードのパラメータ リストで GEOMETRY_STORAGE パラメータを GEOGRAPHY に設定します。
- ArcSDE Compressed Binary 形式(SDEBINARY)は、バイナリ格納メカニズムを使用してフィーチャ ジオメトリを格納します。この形式をジオデータベースのデフォルト格納タイプにする場合は、DEFAULTS コンフィグレーション キーワードのパラメータ リストで GEOMETRY_STORAGE パラメータを SDEBINARY に設定します。
- OGC WKB ジオメトリ タイプ(OGCWKB)- ジオメトリのポータブル表現を連続するバイト ストリームとして提供します。空間データをこの形式で格納する場合は、GEOMETRY_STORAGE パラメータを OGCWKB に設定します。この形式をデフォルトにする場合は、DEFAULTS コンフィグレーション キーワードの GEOMETRY_STORAGE パラメータを OGCWKB に設定します。OGC WKB 表現は、2D ジオメトリのみをサポートしています。
データベースのすべてのフィーチャクラスで同じ格納形式を使用する場合は、DEFAULTS コンフィグレーション キーワードで GEOMETRY_STORAGE パラメータを一度だけ設定します。
GEOM_SRID_CHECK
ArcGIS で SQL Server のジオメトリ タイプを使用するフィーチャクラスを作成する、または SQL を使用して SQL Server のジオメトリ列を持つ空間テーブルを作成してからそのテーブルをジオデータベースに登録する場合、テーブルのレコードはすべて同じ空間参照 ID(SRID)を使用する必要があります。
DBMS は、テーブルのすべてのレコードについて単一の SRID があることを確認しません。したがって、SQL Server のジオメトリ列を持つがジオデータベースに登録されているテーブルを SQL で編集する場合は、GEOM_SRID_CHECK パラメータを TRUE に設定するとよい場合があります。このパラメータを TRUE に設定すると、ジオメトリ列で SRID 値の有無を確認するチェック制約が追加されます。こうすることで、ArcGIS 外で編集する場合でも同じテーブルに複数の SRID が追加されることがなくなります。ただし、このパラメータを TRUE に設定するとパフォーマンスに影響することに注意してください。そのため、ArcSDE に登録されている空間テーブルを SQL(またはサードパーティ ソフトウェア)で編集するユーザがいない場合は、このパラメータを TRUE に設定しないでください。
GEOMTAB_OUT_OF_ROW、GEOMTAB_PK、GEOMTAB_STORAGE
この 3 つのパラメータは、SQL Server の Geometry 型または Geography 型を使用するフィーチャクラスで使用できる CAD 補助テーブルの格納を設定します。CAD 補助テーブルは、曲線などの CAD エンティティの格納に対応したフィーチャクラス用に作成されます。ArcGIS for Desktop で作成されるフィーチャクラスは、すべて CAD エンティティを格納するように設定されます。ArcSDE 管理コマンドを使用してデータをインポートする、または ArcSDE に登録する場合、作成したフィーチャクラスに CAD データを格納できるかどうか指定します。CAD 補助テーブルの名前は、SDE_geometry<ID> という規則に従います。<ID> は、対応するフィーチャクラスの SDE_layers テーブルの layer_id です。
GEOMTAB_OUT_OF_ROW パラメータは、SDE_geometry<ID> テーブルの CAD 列のデータがデータ行に格納可能かどうかを指定します。データ行に格納できるのは 1 行当たり 8,000 バイトまでなので、行にはそれより小さいデータしか格納できず、また GEOMTAB_OUT_OF_ROW を 0(オフ)に設定している必要があります。GEOMTAB_OUT_OF_ROW パラメータを 1(オン)に設定すると、値は常にデータ行外に格納され、データ行には外部ページに対する 16 バイトのポインタが格納されます。
GEOMTAB_PK パラメータは、SDE_geometry<ID> テーブルの主キーの FILLFACTOR を指定します。デフォルトでは、WITH FILLFACTOR=75 に設定されます。
GEOMTAB_STORAGE パラメータは、SDE_geometry<ID> テーブルのファイル グループを指定します。ファイル グループを制御するには ON 句、たとえば ON cad_fg を使用します。
XML ドキュメントを格納するパラメータ
ジオデータベースで XML 列と XML ドキュメントを使用しない場合、これらのパラメータを設定する必要はありません。
ArcSDE XML(SE_XML_TYPE)列を含むテーブルでは、2 つの補助テーブルが使用されます。これらのテーブルは、XML ドキュメントと、それらのドキュメントにおいてインデックス化されている個々のエレメントの内容を格納します。ネイティブの SQL Server XML 列の格納時には補助テーブルは使用されません。
XML 列が ArcSDE XML として作成されるか、ネイティブの SQL Server XML として作成されるかは、XML_COLUMN_STORAGE パラメータによって決定されます。デフォルト設定では、SQL Server XML(DB_XML)を使用します。
使用する格納タイプが DB_XML の場合、以下のパラメータを設定できます。
XML_COLUMN_SCHEMA XML_COLUMN_TYPE XML_COLUMN_PRIMARY_IDX XML_COLUMN_PATH_IDX XML_COLUMN_PROPERTY_IDX XML_COLUMN_VALUE_IDX
XML_COLUMN_SCHEMA は、XML データの追加時または変更時に使用するスキーマ コレクションを指定します。XML スキーマ コレクションは、XML データに対してスキーマ制約を強制的に適用します。
XML スキーマ コレクションに関連付けられている XML データは、型付けされた XML として参照されます。XML_COLUMN_TYPE パラメータは、列に格納する XML ドキュメントのタイプを指定し、値は CONTENT または DOCUMENT です。CONTENT がデフォルト値です。DOCUMENT は、XML データがトップレベル エレメントを 1 つしか持たない場合にだけ使用します。
XML_COLUMN_PRIMARY_IDX、XML_COLUMN_PATH_IDX、XML_COLUMN_PROPERTY_IDX、および XML_COLUMN_VALUE_IDX は、XML 列の主インデックス、パス インデックス、プロパティ インデックス、および値インデックスを作成するかどうかを決定します。
XML ドキュメントに特定の単語が含まれているかどうかを確認するために、XML ドキュメントの内容全体を主に検索する場合、または XML ドキュメントをまったく検索しない場合、XML ドキュメント テーブルの使用頻度は高くなります。XML ドキュメント テーブルには、次の 3 つのパラメータがあります。
XML_DOC_INDEX XML_DOC_STORAGE XML_DOC_OUT_OF_ROW
XML_DOC_STORAGE パラメータは、CREATE TABLEス テートメントの格納パラメータを指定します。XML_DOC_INDEX にはインデックスの FILLFACTOR と格納パラメータがあり、XML_DOC_OUT_OF_ROW は BLOB データのアウトライン格納に関連しています。詳細については、このトピックの「Text in row パラメータ」をご参照ください。
個々のエレメントが頻繁に検索される場合、XML ドキュメントのインデックス テーブルは最も使用頻度の高い XML テーブルとなります。このテーブルには、追加の SDE_dbtune パラメータがあり、すべて「XML_IDX_」で始まります。
XML_IDX_CLUSTER_DOUBLE XML_IDX_CLUSTER_ID XML_IDX_CLUSTER_PK XML_IDX_CLUSTER_TAG XML_IDX_INDEX_DOUBLE XML_IDX_INDEX_ID XML_IDX_INDEX_PK XML_IDX_INDEX_TAG XML_IDX_STORAGE XML_IDX_OUT_OF_ROW
「XML_IDX_CLUSTER_*」パラメータは、XML ドキュメント インデックス テーブルのどのインデックスがクラスタリングされるかを示します。デフォルトでは、主キーのインデックス(xml_key_column)がクラスタリングされます。
次のパラメータは、XML ドキュメント テーブルと XML 列の XML ドキュメント インデックス テーブルの両方に反映されます。これらは、ドキュメントのコンテンツをいつどのようにインデックス付けするかを制御します。
XML_IDX_FULLTEXT_CAT XML_IDX_FULLTEXT_LANGUAGE XML_IDX_FULLTEXT_TIMESTAMP XML_IDX_FULLTEXT_UPDATE_METHOD
XML_IDX_FULLTEXT_CAT は、作成したフルテキスト カタログの名前を保持します。デフォルトは SDE_DEFAULT_CAT です。フルテキスト カタログの名前を SDE_DEFAULT_CAT 以外にした場合は、このパラメータの config_string を更新する必要があります。
XML_IDX_FULLTEXT_LANGUAGE は、XML ドキュメントのコンテンツに対してテキスト インデックスを構築する際の言語解析に使用される言語を表します。デフォルト値は指定されないため、SQL Server のデフォルトのフルテキスト言語設定に定義されている言語が使用されます。値を指定した場合は、その言語が言語解析に使用されます。
XML_IDX_FULLTEXT_TIMESTAMP と XML_IDX_FULLTEXT_UPDATE_METHOD は、フルテキスト インデックスの保守を制御します。UPDATE_METHOD パラメータは、ドキュメント テーブルに対する変更内容をフルテキスト インデックスに伝達する方法を示します。TIME_STAMP パラメータをデフォルトの 1 に設定すると、timestamp 列が SDE_xml_idx<xml_column_id> テーブルに追加されます。0 に設定すると、timestamp 列は追加されません。
UPDATE_METHOD と TIME_STAMP を 0 に設定した場合、インデックスの保守は実行されなくなります。そして、ArcGIS に(SE_xmlindex_update_text_index を通じて)フルテキスト インデックスの更新を指示するたびに、インデックスは完全に再作成されます。
UPDATE_METHOD を 0 に設定し、TIME_STAMP を 1 に設定した場合も、インデックスの保守は実行されません。そして、ArcGIS は最後の増分更新以降の変更内容でインデックスを増分的に作成します。
UPDATE_METHOD を CHANGE_TRACKING MANUAL に設定した場合、データベースは変更された行のリストを保持しますが、インデックスを更新しません。
UPDATE_METHOD を CHANGE_TRACKING BACKGROUND に設定した場合、データベースは変更内容を追跡し、インデックスを自動的に更新します。
SDE_dbtune テーブルに指定されているデフォルト設定を使用することが推奨されます。サーバが負荷に対応できず、インデックス付けの方法を変更することが唯一の解決策である場合は、変更追跡を手動(CHANGE_TRACKING MANUAL)に設定します。
次の「XML_IDX_INDEX_*」パラメータは、インデックスの FILLFACTOR と格納を SDE_xml_idx<xml_column_id> テーブルで制御します。XML_IDX_TEXT_IN_ROW は、XML ドキュメントの BLOB データのうち、インライン格納できるサイズを制御します。ほとんどのインライン設定と同様に、デフォルト設定を変更しないことが推奨されます。
ArcSDE ログ ファイル テーブルおよびインデックスに影響するパラメータ
ArcGIS は、選択されたレコード セットを一時的または永続的に保持するために、ログ ファイル テーブルを使用します。
ログ ファイルのパラメータは、ログ ファイルのデータ テーブルとインデックスに適用されます。ログ ファイルのパラメータのほとんどは「L」で始まります。次に、これらのパラメータを示します。
パラメータ |
説明 |
---|---|
LD_INDEX_ALL |
SDE_logfile_data および SDE_logpool テーブルの主キーの格納を定義 |
LD_STORAGE |
SDE_logfile_data テーブルと SDE_logpool_<sde_id> テーブルの構成を定義 |
LF_CLUSTER_ID |
SDE_logfiles テーブルの主キーのインデックス タイプ |
LF_CLUSTER_NAME |
SDE_logfiles テーブルの log file_name 列の一意インデックスのインデックス タイプ |
LF_INDEX_ID |
SDE_logfiles の主キーの格納場所を定義 |
LF_INDEX_NAME |
SDE_logfiles 一意インデックスの格納を定義 |
LF_STORAGE |
SDE_logfiles テーブルの設定を定義 |
SESSION_TEMP_TABLE |
セッションおよびスタンドアロンのログ ファイル テーブルが tempdb データベースで作成されるかどうかを制御。デフォルトでは、このパラメータは 1 に設定され、セッションおよびスタンドアロンのログ ファイルが tempdb データベースで作成されることを意味します。 セッションのログ ファイル テーブルを tempdb データベースで作成することは、SQL Server に推奨されるログ ファイル設定です。どのログイン アカウントにも tempdb データベースにオブジェクトを作成する権限があるので、特別な CREATE TABLE 権限は必要ありません。ログ ファイル テーブルを一時テーブルにすると、tempdb データベースのトランザクション ログの負担が軽くなります。tempdb データベースは、テーブルに対するトランザクションを通常のデータベースよりも効率よくログに記録します。これは、tempdb データベースのトランザクション ログがトランザクションのロールバックにのみ必要で、復元には使用されないためです。一時テーブルはセッションの切断時に削除されるため、それらの格納に対する永続的なオーバーヘッドはありません。アクセス頻度の高いジオデータベース インスタンスが複数ある場合は、それらすべてのログ ファイルに tempdb データベースを使用することができます。インスタンスごとにログ ファイルを個別に設定することも可能ですが、tempdb データベースで I/O ボトルネックが発生していないかどうか監視する必要があります。tempdb データベースは、異なるディスク ボリュームに簡単に移動することができ、復元目的で管理する必要がありません。たとえば、他のデータベースのように、RAID ボリュームに配置する必要はありません。tempdb データベースの管理の詳細については、SQL Server Books Online をご参照ください。 |
ArcSDE ログ ファイル テーブルの詳細については、「SQL Server の ArcSDE ログ ファイル設定オプション」をご参照ください。
その他のコンフィグレーション パラメータ
特定のカテゴリへの分類が難しいパラメータがあります。ここでは、そのようなパラメータについて説明します。
CROSS_DB_QUERY_FILTER パラメータ
CROSS_DB_QUERY_FILTER パラメータには、0 か 1 を設定します。これは、マルチデータベース モデル(SDE データベースがジオデータベースのリポジトリを保持し、追加のデータベースがユーザ定義データを保持する)にのみ適用されます。デフォルトで、CROSS_DB_QUERY_FILTER は 0 に設定されます。CROSS_DB_QUERY_FILTER は、接続ユーザがデータベースにまたがってラスタやフィーチャクラスを表示できるかどうかを制御します。マルチ空間データベースのジオデータベースでは、接続先のデータベースにかかわらず、ジオデータベースに属しているすべてのデータベースのラスタとフィーチャクラスにアクセスできます。CROSS_DB_QUERY_FILTER を 1 に設定した場合は、明示的に接続しているデータベースのラスタとフィーチャクラスだけを表示することができます。たとえば、マルチデータベースのジオデータベースが SDE、fisheries、watershed、coasts データベースで構成されている場合、CROSS_DB_QUERY_FILTER を 1 に設定すると、fisheries データベースに接続しているユーザは watershed データベースのラスタやフィーチャクラスを参照できなくなります。その場合は、データをマルチ空間データベースからシングル空間データベースのジオデータベースに移行することをお勧めします。シングル空間データベース モデルのジオデータベースでは、CROSS_DB_QUERY_FILTER は使用されません。
NUM_DEFAULT_CURSORS パラメータ
NUM_DEFAULT_CURSOR パラメータは、SQL Server のカーソル閾値を制御します。このパラメータは、カーソルのキーセットを非同期で生成するカーソル セットの行の数を指定します。デフォルト値の -1 は、すべてのキーセットが同期的に生成されることを意味します(これは小さなカーソル セットに適しています)。このパラメータを 0 に設定すると、すべてのカーソル キーセットが非同期で生成されます。このパラメータに 0 または -1 以外の値を使用すると、SQL Server クエリ オプティマイザがカーソル セットに期待される行の数とカーソル閾値に設定された値を比較し、閾値を超えていた場合はキーセットを非同期で構築します。非同期での生成は、カーソルでキーセットが生成されている間も、カーソルにすでに存在する行にアクセスできることを意味します。同期での生成は、すべての行がカーソルに配置されてからでなければ、それらにアクセスできないことを意味します。
このパラメータを変更するとサーバ全体に影響が及ぶため、デフォルト値を変更しないことが得策です。平均的なカーソル キーセットがどれくらいかを判断するのは非常に困難です。この値を変更するとパフォーマンスが向上することが明らかである場合を除き、値を変更しないでください。
PERMISSION_CACHE_THRESHOLD
カタログ ウィンドウからジオデータベースへの接続を作成したとき、または ArcMap で [データの追加] をクリックしたときには、アクセス権限のあるデータセットを示すリストが生成される必要があります。このリストを取得するために、ArcGIS は SQL Server のシステム情報をクエリします。オブジェクト数とユーザ数の多いデータベースでは、接続しているユーザに固有のこのシステム情報を一時的にコピーしておくと処理が大幅に高速化されます。
PERMISSION_CACHE_THRESHOLD を指定すると、オブジェクト権限情報に対する最初のクエリが閾値を超えた場合に、自動的に一時テーブルを構築します(デフォルトの閾値は 250 ミリ秒、最大設定は 1,000 ミリ秒です)。
PERMISSION_CACHE_THRESHOLD を使用できるのは、DEFAULTS パラメータ グループだけです。一時テーブルは接続中は持続されるので、セッション中にユーザの権限が変更された場合、ユーザが接続を切断しデータベースに再接続するまで変更は確認できません。
ArcSDE 9.2 Service Pack 2 以降を使用している場合は、PERMISSION_CACHE_THRESHOLD を無効にするとパフォーマンスが向上する場合があります。権限情報を取得するクエリが修正され、一時的なキャッシュが不要になっています。この一時テーブルの作成を無効にするには、SDE_dbtune テーブルで PERMISSION_CACHE_THRESHOLD を -1 に設定します。
ユーザ インタフェース パラメータ
ユーザ インタフェース パラメータは「UI」で始まり、関連するコンフィグレーション キーワードを ArcGIS ユーザ インタフェースおよび ArcObjects で利用可能にするかどうかを指定します。UI_TEXT は、非コンポジット コンフィグレーション キーワードで使用されます。UI_TOPOLOGY_TEXT は、トポロジ キーワードで使用されます。UI_TERRAIN_TEXT は、テレイン キーワードで使用されます。UI_NETWORK_TEXT は、ネットワーク キーワードで使用されます。UI パラメータの使用方法については、「ArcGIS で利用可能なコンフィグレーション キーワードの作成」をご参照ください。