統計情報の計算のバッチ処理(Batch Calculate Statistics) (データの管理)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

複数のラスタ データセットの統計情報を計算します。

使用法

構文

BatchCalculateStatistics_management (Input_Raster_Datasets, {Number_of_columns_to_skip}, {Number_of_rows_to_skip}, {Ignore_values}, {Skip_Existing})
パラメータ説明データ タイプ
Input_Raster_Datasets
[input_raster_dataset,...]

入力ラスタ データセット。

Raster Dataset
Number_of_columns_to_skip
(オプション)

サンプル間の水平方向のピクセル数。

この値は、ゼロより大きく、ラスタ データセットの列数以下でなければなりません。デフォルトは 1、または最後に使用したスキップ ファクタです。

ファイル ジオデータベースに格納されたラスタ データセットのスキップ ファクタと、ArcSDE ジオデータベースに格納されたラスタ データセットのスキップ ファクタは異なります。まず、X スキップ ファクタと Y スキップ ファクタが異なる場合は、小さい方のスキップ ファクタが X と Y の両方のスキップ ファクタに使用されます。次に、そのスキップ ファクタは、選択されたスキップ ファクタに最も適したピラミッド レベルに関連付けられます。スキップ ファクタの値がピラミッド レイヤのピクセル数と異なる場合、その数値は次のピラミッド レベルに切り下げられ、その統計情報が使用されます。

Long
Number_of_rows_to_skip
(オプション)

サンプル間の垂直方向のピクセル数。

この値は、ゼロより大きく、ラスタの行数以下でなければなりません。デフォルトは 1、または最後に使用した Y スキップ ファクタです。

ファイル ジオデータベースに格納されたラスタ データセットのスキップ ファクタと、ArcSDE ジオデータベースに格納されたラスタ データセットのスキップ ファクタは異なります。まず、X スキップ ファクタと Y スキップ ファクタが異なる場合は、小さい方のスキップ ファクタが X と Y の両方のスキップ ファクタに使用されます。次に、そのスキップ ファクタは、選択されたスキップ ファクタに最も適したピラミッド レベルに関連付けられます。スキップ ファクタの値がピラミッド レイヤのピクセル数と異なる場合、その数値は次のピラミッド レベルに切り下げられ、その統計情報が使用されます。

Long
Ignore_values
[ignore_value,...]
(オプション)

統計情報の計算に含まれないピクセル値。

デフォルトは値なしです。

Double
Skip_Existing
(オプション)

不足している箇所だけの統計情報を計算するか、存在している箇所のピラミッドも再生成するかを指定します。

  • OVERWRITEすでに存在している場合でも、統計情報を計算します。したがって、既存の統計情報は上書きされます。これがデフォルトです。
  • SKIP_EXISTING存在していない統計情報だけを計算します。
Boolean

コードのサンプル

BatchCalculateStatistics の例 1(Python ウィンドウ)

これは BatchCalculateStatistics(統計情報の計算のバッチ処理)のための Python サンプルです。

import arcpy
arcpy.BatchCalculateStatistics_management(
     "C:/data/img1.tif;C:/data/img2.jp2",
     "5", "5", "0;255", "SKEP_EXISTING")
BatchCalculateStatistics の例 2(スタンドアロン スクリプト)

これは BatchCalculateStatistics(統計情報の計算のバッチ処理)のための Python スクリプト サンプルです。

#Calculate Statistics for multiple raster datasets with 
#multiple ignore values. 
#Skip datasets that already have the statistics.

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"

    
inras = "image1.tif;image2.img;fgdb.gdb/image3"
skipcol = "5"
skiprow = "5"
ignoreval = "0;255;21"
skipexist = "SKIP_EXISTING"

arcpy.BatchCalculateStatistics_management(
     inras, skipcol, skiprow, ignoreval,skipexist)

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ○
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
9/14/2013