通信パイプラインのセキュリティ保護

モバイル ソリューションが ArcGIS for Server とフィールド アプリケーション間でのリアルタイム同期を伴う場合、第三者がインターネット トラフィックを妨害する危険性があります。これは、特にデータ プライバシーが組織にとって重要な場合にセキュリティの問題が生じる可能性があります。そのため、ArcGIS for Server とフィールド アプリケーション間で SSL(Secure Sockets Layer)接続を確立して接続をセキュリティで保護することをお勧めします。

ArcGIS for Server とフィールド デバイス間で SSL 接続を確立するには、サーバから証明書をエクスポートしてデバイスにインストールする必要があります。次の 2 種類の証明書がサポートされています。

ユーザは、サーバで使用する証明書の種類をサーバ管理者から確認できます運用環境では、常に CA 署名証明書を使用することが最善です。これは、サーバの証明書が CA により署名され、信頼できることを保証する唯一の方法だからです。ただし、開発段階では、テスト目的で自己署名証明書を使用できます。

注意注意:

信頼できる複数の民間の CA から発行された証明書がフィールド デバイスのルート ストアにあらかじめインストールされている場合は、ArcGIS for Server から証明書をエクスポートしてモバイル デバイスにインストールする必要はありません。ただし、ArcGIS for Server が自己署名証明書、またはデバイスのルート ストアにあらかじめインストールされていない CA 発行の証明書を使用する場合は、手動で証明書をインストールする必要があります。

ヒントヒント:

ArcGIS for Server で SSL プロトコルを使用する詳細については、ArcGIS for Server ヘルプ システムの「ArcGIS Server 通信のセキュリティ保護」と「ArcGIS Server での SSL の有効化」をご参照ください。

8/23/2013