ArcGIS Server での SSL の有効化

標準の ArcGIS Server は、すべての通信に HTTP プロトコルを使用します。HTTP 通信は簡単に傍受または変更される可能性があるため、SSL を有効にし、HTTP を無効にして ArcGIS Server サイトをセキュリティ保護することをお勧めします。SSL の詳細については、「SSL の概要」をご参照ください。

単一コンピュータ テスト環境での SSL の有効化

単一コンピュータ上で ArcGIS Server の開発または実験を行っている場合は、デフォルトの自己署名証明書を使用して SSL を有効にし、構成することができます。手順については、「デフォルトの自己署名証明書を使用した SSL の有効化」をご参照ください。

ArcGIS Web Adaptor 使用時の ArcGIS Server での SSL の有効化

リクエストを ArcGIS Server に転送するように Web Adaptor が構成されている場合、Web Adaptor をホストしている Web サーバで SSL を有効にして、ArcGIS Server サイトに参加している各 GIS サーバ コンピュータで SSL を有効にする必要があります。

サイトに外部ユーザがアクセスする場合は、商用の認証機関の証明書を使用して、Web Adaptor をホストしている Web サーバ上で SSL を構成する必要があります。また、自己署名証明書を使用して、サイトに参加している各 GIS サーバ コンピュータ上で SSL を構成する必要もあります。手順については、「ArcGIS Web Adaptor 使用時の ArcGIS Server での SSL の有効化」をご参照ください。自己証明書の代わりに、サイトに参加している各 GIS サーバ コンピュータで CA 署名証明書を使用することもできます。

手順については、「CA 署名証明書を使用した SSL の有効化」をご参照ください。

ロード バランサ使用時の ArcGIS Server での SSL の有効化

構成でサイトへのゲートウェイとしてハードウェアまたはソフトウェア ロード バランサを使用している場合は、ロード バランサ上で SSL を有効にし、サイトに参加している各 GIS サーバ コンピュータ上で SSL を有効にする必要があります。

サイトに外部ユーザがアクセスする場合は、商用の認証機関の証明書を使用して、ロード バランサ上で SSL を構成する必要があります。また、自己署名証明書または CA 署名証明書を使用して、サイトに参加している各コンピュータ上で SSL を構成する必要もあります。