MobileGIS - 証明書のインポートとエクスポート

信頼されたルート証明書としての証明書のインストール

デバイスの信頼されたルート証明機関ストアに事前にインストールされていない自己署名証明書または認証機関（CA）が発行した証明書を使用する場合、SSL（Secure Sockets Layer）が有効なサーバをデバイスで操作するには、その証明書を手動でインストールしておく必要があります。以降のセクションでは、証明書を手動でインストールする必要があるかどうかを判断する方法、Web ブラウザを使用して証明書をエクスポートする方法、および証明書をフィールドデバイスにインストールする方法について説明します。SSL 証明書の詳細については、「通信パイプラインのセキュリティ保護」をご参照ください。

証明書を手動でインストールする必要があるかどうかの判断

Windows デバイスの場合は、デバイスを Web ブラウザを介して ArcGIS for Server のサイトに接続し、URL（Uniform Resource Locator）が「https://」で始まっているかどうかを確認します。この場合、Windows Internet Explorer（IE）を使用することをお勧めします。次の図に示すような証明書エラー画面が表示された場合、証明書を手動でエクスポートし、インストールする必要があります。

Windows Mobile デバイスの場合、Windows Mobile オペレーティングシステム上で、Web ブラウザ（IE）を介して ArcGIS for Server のサイトに接続します。次の図に示すような画面が表示された場合、証明書を手動でエクスポートし、インストールする必要があります。

Internet Explorer を使用したデスクトップコンピュータからの証明書のエクスポート

手順:

デスクトップコンピュータ上で証明書エラー画面が表示されたら、[このサイトの閲覧を続行する（推奨されません）] を選択します。
ArcGIS for Server のサイトのメインページが表示されます。
アドレスバーの横にある [証明書のエラー] をクリックし、[証明書の表示] をクリックします。
証明書を開いてから、[詳細] タブで [ファイルにコピー] をクリックします。
[ファイルにコピー] オプションを使用できない場合、IE を閉じて、管理者権限で IE を再実行します。Windows Mobile にインストールする *.cer ファイルとして証明書をエクスポートすることもできます。
[証明書のエクスポートウィザード] で [DER encoded binary X.509 (.CER)] オプションを選択し、[次へ] をクリックします。
証明書の名前を入力し、[次へ] をクリックして証明書をデフォルトの場所に保存するか、保存する場所を参照して選択します。

他のブラウザを使用して証明書をエクスポートすることもできます。その場合の概念と必要な手順は IE と同様です。

Windows デバイスまたは Windows Mobile デバイスでの証明書のインストール

Windows デバイスでの証明書のインストール

手順:

証明書ファイルをクリックします。
[証明書のインポートウィザード] ページで、[証明書をすべて次のストアに配置する] オプションを選択し、[参照] を選択します。
[信頼されたルート証明機関] を選択し、[OK] をクリックします。
[完了] をクリックして [証明書のインポートウィザード] を終了します。
セキュリティ警告画面で [はい] をクリックして、証明書をインストールします。

インストールが完了したら、IE を使用して、URL に「https://」と SSL ポート番号を入力して再び ArcGIS for Server のサイトに移動し、セキュリティ警告が表示されないことを確認します。

Windows Mobile デバイスでの証明書のインストール

手順:

モバイルデバイスを、ActiveSync または Windows Mobile Device Center を実行しているコンピュータに接続し、接続が確立されたことを確認します。
IE からエクスポートした証明書をモバイルデバイスにコピーします。
モバイルデバイス上でファイルエクスプローラを使用して、証明書を保存した場所に移動します。
証明書をタップして実行し、[はい] をタップしてインストールします。

8/23/2013