StreetMap for Windows Mobile
フィールド作業員に対して、オフラインでのワークフローをサポートする必要がある場合、StreetMap for Windows Mobile のベースマップ データを格納したモバイル デバイス、タブレット、ノートブックを提供できます。StreetMap for Windows Mobile は、ArcGIS for Windows Mobileで使用するためにライセンスされる、ベクタベースのデータ製品です。これには、北米とヨーロッパのデータセットが含まれています。ArcGIS Runtime SDK for Windows Mobile を使用して、ストリートマップ用のジオコーディング機能およびポイント間のルート検索機能を備えるアプリケーションを開発することもできます。
StreetMap のベースマップを Windows Mobile デバイス、または Windows タブレットや Windows ノートブックに追加するには、まずそれを内部ネットワークにコピーし、Mobile Project Center を使用してデータへの参照をプロジェクトに追加します。次にそのデータを、作業員が使用するそれぞれのフィールド デバイスにコピーします。モバイル プロジェクトがデータ製品の範囲全体を使用するのか、対象領域の一部地域のみを使用するのかに関わらず、これが一般的なワークフローです。
StreetMap for Windows Mobile データセットの構成
StreetMap for Windows Mobile データセットは、以下で構成されます。
- ベースマップ内のレイヤを定義するファイルのコレクション。
- 「.navmap」拡張子が付いた XML(Extensible Markup Language)マップ ファイル。この *.navmap ファイルは、ベースマップの構造を定義します。
StreetMap for Windows Mobile の Mobile Project Center への追加
Mobile Project Center を使用したモバイル プロジェクトへの StreetMap の追加に関する詳細は、「オフライン ベースマップの追加」をご参照ください。
StreetMap for Windows Mobile の提供
StreetMap for Windows Mobile をプロジェクトに追加し、そのプロジェクトを保存した後でも、さらにデータを手動でフィールド デバイスにコピーする必要があります。プロジェクトにはこのデータへの参照が含まれているだけなので、この作業が必要です。プロジェクトを開くと、ArcGIS for Windows Mobile アプリケーションは、プロジェクトで指定した StreetMap のベースマップ フォルダの名前と一致するフォルダを検索します。
ベースマップ データを配置する場所についての手順の説明については、「ベースマップの個別の配置」をご参照ください。