モバイル プロジェクトの共有と導入

モバイル プロジェクトをフィールド作業員に配布する場合、いくつかの方法があります。使用するテクノロジに関わらず、フィールド作業員が、なるべくオフィスにいるときと同じ情報を使用できるように、モバイル デバイスを調整することを検討してください。Mobile Project Center（MPC）を使用してモバイル プロジェクトの作成を完了すると、それらをフィールド作業員と共有したり、他の方法でフィールド作業員のデバイスにモバイル プロジェクトを提供することができます。

モバイル プロジェクトの共有

Mobile Project Center を使用して、プロジェクトを、ArcGIS Server のコンポーネントであるモバイル コンテンツ サーバで共有できます。プロジェクトを、ArcGIS Online または Portal for ArcGIS で共有することもできます。プロジェクトを MPC に保存すると、操作マップのデータとタスクおよび機能（デフォルトとカスタム）が一緒にパッケージ化されます。プロジェクトを作成した方法に応じて、ベースマップ レイヤをプロジェクトに含めることもできます。プロジェクトをアップロードすると、そのプロジェクトに含まれるすべてのデータが 1 つのアイテムとして共有されます（詳細については、「モバイル プロジェクトの共有」）をご参照ください。

注意:

プロジェクトを共有した後は、プロジェクトのローカル コピーがローカルのプロジェクト フォルダに残ります。

注意:

どの方法でプロジェクトを共有するかに関わらず、利用可能なすべてのセキュリティ オプションを考慮してください。詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

注意:

ArcGIS Online は、SSL（Secure Sockets Layer）によってセキュリティで保護されています。つまり、ArcGIS Online は、認証機関が署名したデジタル証明書によって識別されます。フィールド作業員が ArcGIS Online からプロジェクトをダウンロードする前に、証明書がデバイスの信頼されたルート ストアにインストールされていることを確認してください。インストールされていない場合、手動で一度だけインストールします。デバイスでの証明書の確認方法およびインストール方法の詳細については、「証明書のインポートとエクスポート」をご参照ください。

フィールド作業員は、デバイスをオフィスでクレードルに接続したり、Wi-Fi や携帯電話のネットワークに接続するときに、プロジェクトが共有されているソースにデバイスから接続し、そこからプロジェクトをダウンロードできます。操作マップ データがプロジェクトと共にパッケージ化されていない場合、フィールド作業員のメンバーは、フィールド アプリケーションの同期タスクを使用してバックエンドからデータを取得し（ArcGIS Server でサービスが提供されている場合）、現場での作業を開始できます（詳細については、「プロジェクトと操作マップ レイヤのダウンロード」をご参照ください）。

モバイル プロジェクトの導入

現在、組織でフィールド デバイスを管理している場合は、1 つ以上のモバイル デバイス プロビジョニング ソフトウェア製品をすでに購入していることが考えられます。その場合、既存の導入方法を利用してモバイル プロジェクトを導入できます。サードパーティのソフトウェア プロビジョニング システムを所有していない場合、または少数の導入を予定している場合は、デスクトップ接続を介して、MPC のプロジェクト フォルダからフィールド デバイスに、直接モバイル プロジェクトをコピーできます（詳細については、「モバイル プロジェクトの導入」をご参照ください）。プロビジョニング システムまたはデスクトップ接続のどちらを使用した場合でも、データがプロジェクトにパッケージ化されていなければ、フィールド作業員は、モバイル サービスに接続して操作マップ データを取得できます。