ArcGIS for Windows Mobile に関する基本用語
一般
Term | 定義 |
|---|---|
Project administrator | ArcGIS for Desktop または ArcGIS Server を使用して現場作業のためのマップを作成し、MPC を使用してモバイル プロジェクトを作成し管理する担当者。通常、この担当者は、地理情報システム(GIS)アナリストです。 |
Field crew | フィールド アプリケーションのモバイル プロジェクトを使用して、データ収集やフィーチャ調査などの現場作業を実行する作業員。 |
GPS | 電波を送受信する静止衛星システム。地球上の位置を決定するために使用されます。周回軌道衛星が伝送する信号により、地球上の任意の場所にある GPS 受信機がその場所を三角測量により計算することができます。このシステムはアメリカ国防総省によって開発および運用されており、ナビゲーション、マッピング、測量など、正確な位置計測が必要な用途に使用されています。最近では、地球上の位置を決定し、通信することができるあらゆるコンピュータまたはデバイスを指すようになっています。 |
Server workflow | モバイル マップ データの提供に ArcGIS for Server を活用するサーバ中心のソリューション。詳細については、「デスクトップ ワークフローとサーバ ワークフロー」をご参照ください。 |
Desktop workflow | モバイル マップ データをチェックインおよびチェックアウトするためにモバイル ジオプロセシング ツールを利用するデスクトップ中心のソリューション。詳細については、「デスクトップ ワークフローとサーバ ワークフロー」をご参照ください。 |
Mobile Project Center (MPC) | プロジェクト管理者がモバイル プロジェクトを作成し管理する際に使用するデスクトップ アプリケーション。詳細については、「Mobile Project Center とは」をご参照ください。 |
Mobile content server | モバイル プロジェクトが格納されフィールド アプリケーションによりダウンロードされる ArcGIS for Server 内の保護されたコンポーネント。詳細については、「モバイル コンテンツ サーバ」をご参照ください。 |
Field application (also referred to as the client application) | Windows タブレット/ノートブックと Windows Mobile/Windows Embedded Handheld デバイスの 2 種類のデバイスで実行されるタスクベースの ArcGIS アプリケーション。フィールド作業員がデータの編集、検索、または同期を行う際に使用します。詳細については、「フィールド アプリケーション」をご参照ください。 |
Create mobile cache geoprocessing tool | *.mxd マップ ドキュメントから直接モバイル キャッシュを作成するジオプロセシング ツール。詳細については、「モバイル ジオプロセシング ツール」をご参照ください。 |
Synchronize mobile cache geoprocessing tool | モバイル キャッシュからバックエンドのデータベースに、フィールド編集をチェックインするジオプロセシング ツール。バックエンドからモバイル キャッシュに更新をチェックアウトすることもできます。詳細については、「モバイル ジオプロセシング ツール」をご参照ください。 |
セキュリティ
Term | 定義 |
|---|---|
Secure Sockets Layer (SSL) | ArcGIS Server と ArcGIS for Windows Mobile アプリケーション間に暗号化された接続を確立するために使用するセキュリティ技術。詳細については、「SSL の概要」をご参照ください。 |
SSL certificate | フィールド アプリケーションと信頼できる接続を確立するために ArcGIS Server サイトの ID 情報を格納するデジタル ファイル。詳細については、「SSL の概要」をご参照ください。 |
Self-signed certificate | ArcGIS Server サイトの所有者が署名した SSL 証明書。これは、サーバ サイトからエクスポートして、モバイル デバイスにインストールする必要があります。詳細については、「証明書のインポートとエクスポート」をご参照ください。 |
モバイル プロジェクト
Term | 定義 |
|---|---|
Mobile project (also referred to as a project or field project) | 現場作業で使用するモバイル マップ、タスク、機能を含むフォルダ。これらのコンポーネントの使用方法の設定も含みます。詳細については、「モバイル プロジェクトとは」をご参照ください。 |
Mobile map | 編集用の操作マップ レイヤと参照用のベースマップ レイヤから構成されるマップ レイヤのコレクション。詳細については、「モバイル マップについて」をご参照ください。 |
.amp file | モバイル プロジェクトで、どのマップ データ、タスク、機能を使用し、これらをどのように動作させるかを定義する構成ファイル。詳細については、「モバイル プロジェクトとは」をご参照ください。 |
Map layer | 操作マップ レイヤまたはベースマップ レイヤ。 |
Operational map layer (also referred to as an operational layer) | プロジェクト管理者がフィールド プロジェクト内の動作を設定し、フィールド作業員がコンテンツの検索、編集、または同期を行うフィーチャクラス。詳細については、「操作マップ レイヤとは」をご参照ください。 |
Mobile cache (also referred to as a cache) | マップ ドキュメントの 1 つのデータ フレームに含まれる操作レイヤのスキーマとコンテンツを格納するデータベース。詳細については、「操作マップ レイヤとは」をご参照ください。 |
Mobile service | ArcGIS for Windows Mobile アプリケーションがソース マップ データに接続してアクセスする際に使用する ArcGIS Server Web サービス。 |
Hosted feature service | マップおよびデータを Web サービスとして ArcGIS Online for Organizations、または「ホストされたサービス」として Portal for ArcGIS 上に公開することができます。特に、ホストされたフィーチャ サービスは、ベクタ フィーチャの検索、表示および編集をサポートするホストされたサービスのタイプです。 |
Basemap layer | 他のレイヤに視覚的な基準を提供し、フィールド作業員が方向を決めるのに役立つ編集不可のレイヤ。詳細については、「ベースマップとは」をご参照ください。 |
Offline basemap | タイル パッケージ/タイル データセットまたは StreetMap for Windows Mobile。ネットワークに接続しなくても、フィールド デバイスで使用できます。 |
Tile package | マップ ドキュメントからパッケージ化され、ベースマップとして使用されるデータのタイル キャッシュ。MPC はこれを直接使用しませんが、そのタイル データセットを抽出して使用します。詳細については、「タイル パッケージ/タイル データセット」をご参照ください。 |
Tiled dataset (also referred to as a map cache) | ユーザ定義されたタイル スキーマにまとめて整理されるタイル(画像)。タイル データセットは、タイル パッケージまたはタイル マップ サービスから抽出できます。詳細については、「タイル パッケージ/タイル データセット」をご参照ください。 |
Online basemap | ArcGIS Online マップ サービスまたは ArcGIS for Server タイル マップ サービス。フィールド デバイスでこれらを使用するには、ネットワークに接続する必要があります。詳細については、「オンライン ベースマップ」をご参照ください。 |
Basemap catalog | タイル データセットまたは StreetMap for Windows Mobile のフォルダを定義する MPC で管理される仮想的な場所。詳細については、「オフライン ベースマップの追加」をご参照ください。 |
Full extent | マップのデータ フレームに対して定義される全範囲、またはデータフレームの全範囲が定義されていない場合のデータ フレームの空間参照の全範囲。全体表示は、その範囲内で、マップ ドキュメントからデータをダウンロードまたは作成できる最大範囲を示します。詳細については、「操作レイヤのプロパティ」をご参照ください。 |
Project extent | プロジェクトに対して定義される領域で、その範囲内でフィールド作業員が現場作業を行います。モバイル サービスまたはホストされたフィーチャ サービスを含むプロジェクトの場合、プロジェクト範囲は、プロジェクトに対してデータがダウンロードされる範囲を示します。詳細については、「データ パッケージについて」をご参照ください。 |
Task | フィールド作業員が現場作業中に行う一連の作業。タスクは、基本的に、ユーザ インタフェースにより、屋外のワークフローをガイドします。タスクには、ArcGIS for Windows Mobile アプリケーションに付属する内蔵タスクと開発者によってカスタム構築されたタスクがあります。詳細については、「タスクとケーパビリティ」をご参照ください。 |
Capabilities/Extension | フィールド アプリケーションを拡張または変更するカスタム構築機能。ケーパビリティには、必ずしもユーザ インタフェースがあるわけではありません。詳細については、「タスクとケーパビリティ」をご参照ください。 |
.wmpk | MPC を介してモバイル コンテンツ サーバ、ArcGIS Online、または ArcGIS Portal にアップロードされるパッケージ化されたモバイル プロジェクト。 |
MPC
Term | 定義 |
|---|---|
Identity layer | モバイル プロジェクトにサイン インしたユーザを記録し、他の操作マップ レイヤの属性を自動入力するための ID 情報を提供するよう構成された操作マップ レイヤ。詳細については、「プロジェクト ユーザ ID」をご参照ください。 |
Logging layer | 設定された間隔でフィールド作業員の位置を記録するよう構成された操作マップ レイヤ。詳細については、「操作レイヤのプロパティ」をご参照ください。 |
Field crew layer | 設定された間隔で、作業員の位置を更新し、他の作業員の最新の位置をダウンロードすることにより、連携を高めるよう構成された操作マップ レイヤ。詳細については、「操作レイヤのプロパティ」をご参照ください。 |
View form/collect form/update form | 表示、収集、更新を行うときにどの属性をどのように表示するかを定義するために MPC で行う構成。 |
Feature type | 操作マップ レイヤのサブタイプ |
Packaging (also referred to as pre-caching/data packaging) | モバイル サービスまたはホストされたフィーチャ サービスからプロジェクト範囲を使用して、すべての操作マップ レイヤのデータをキャッシュする MPC の機能。詳細については、「データ パッケージについて」をご参照ください。 |
Product validation | モバイル プロジェクトの整合性を確認する MPC の機能。詳細については、「プロジェクトの整合チェックについて」をご参照ください。 |
Local project directory | モバイル プロジェクトを格納する、MPC 内に定義されたフォルダ。 |
Global Positioning System (GPS) quality filter | 低品質の GPS 信号を除外する際に使用する最低精度の GPS 補正タイプと最大 PDOP(位置精度低下率)を定義する設定。詳細については、「GPS/GNSS の概要」をご参照ください。 |
フィールド アプリケーション
Term | 定義 |
|---|---|
Field device | フィールド アプリケーションがインストールされた Windows タブレット/ノートブック デバイスまたは Windows Mobile/Windows Embedded Handheld デバイス。 |
Field edits | フィールド作業員が収集または更新する操作マップ レイヤのデータ。 |
Project data source | モバイル プロジェクトのダウンロード元となるデフォルトの場所の設定(ArcGIS Server、ArcGIS Online、または Portal for ArcGIS)。詳細については、「プロジェクト ソースの設定」をご参照ください。 |
Project folder | モバイル プロジェクトが存在するモバイル デバイス上のフォルダ。Windows Mobile デバイスではデフォルトのフォルダがサポートされ、Windows デバイスではユーザ定義されたフォルダもサポートされます。詳細については、「モバイル プロジェクトの配置」をご参照ください。 |
Basemap folder | オフライン ベースマップが存在するモバイル デバイス上のフォルダ。Windows Mobile デバイスではデフォルトのベースマップ フォルダがサポートされ、Windows デバイスではユーザ定義されたベースマップ フォルダもサポートされます。詳細については、「ベースマップの個別の配置」をご参照ください。 |
Work list | フィールド アプリケーションの [作業リストの表示] タスクを通じてアクセスできる調査したフィーチャのリスト。リストは、フィールド作業員が管理します。 |
Reference location | フィールド作業員が既知の座標または現在の GPS 位置を使用して取得する参照ポイントのことで、この参照ポイントからまたは参照ポイントへオフセットが適用され、ポイント フィーチャのジオメトリまたは、ラインまたはポリゴンの頂点が収集されます。 |
GPS streaming | 規定の時間または距離間隔で取得される一連の GPS 位置を使用して、ライン フィーチャまたはポリゴン フィーチャの形状を収集するジオメトリ収集法。 |
GPS location | 現在の GPS 位置から 1 点を取得することによって、ポイント フィーチャのジオメトリまたは、ラインまたはポリゴン フィーチャの頂点を取得するジオメトリ収集法。 |
Geometry editing | Windows Mobile デバイスで実行されている ArcGIS アプリケーションが提供する機能で、既存のフィーチャのジオメトリを編集する機能。詳細については、「Windows Mobile デバイスを使用したフィーチャの更新」をご参照ください。 |
Auto-population (also referred to as auto-fill) | MPC で定義された値を属性に自動的に入力するフィールド アプリケーションの機能。詳細については、「マップ レイヤ フィールドの構成」をご参照ください。 |
Auto-post | MPC で設定された時間で、バックエンドのデータベースにフィールド編集を自動的にアップロードするフィールド アプリケーションの機能。 |
Waypoint navigation | Windows Mobile デバイスで実行されている ArcGIS アプリケーションが提供する機能で、距離と進行方向を表示することでフィールド作業員を目的地まで案内する機能。詳細については、「Windows Mobile デバイスでの GPS の使用」をご参照ください。 |