ArcGIS 10.2.x の IBM DB2 データベース要件
Esri がサポートする環境ポリシーの一般的なサポート情報や以前のバージョンの詳細については、Esri サポートをご参照ください。
サポートされているデータベース バージョン
IBM DB2 バージョン 9.7 Fix Pack 4
IBM DB2 バージョン 10.1 Fix Pack 2
IBM DB2 バージョン 10.5 Fix Pack 2
IBM DB2 バージョン 9 for z/OS
IBM DB2 バージョン 10 for z/OS
サポートされているオペレーティング システム
データベース | サポートされているオペレーティング システム | OS の最小バージョン | OS の最大バージョン |
---|---|---|---|
IBM DB2 バージョン 9.7 Fix Pack 4 | IBM AIX 6.1.0.0 (64 ビット) | ||
IBM AIX 7.1.0.0 (64 ビット) | |||
Red Hat Enterprise Linux Server 5 | Update 7 | ||
Red Hat Enterprise Linux Server 6 | |||
Sun Solaris 10 (64 ビット (SPARC)) | |||
SUSE Linux Enterprise Server 11 | SP1 | ||
Windows Server 2003 Standard、Enterprise、Datacenter (64 ビット (EM64T)) | SP2 | SP2 | |
Windows Server 2008 Standard、Enterprise、Datacenter (64 ビット (EM64T)) | SP2 | SP2 | |
Windows 7 Enterprise (64 ビット (EM64T)) | SP1 | SP1 | |
IBM DB2 バージョン 10.1 Fix Pack 2 | IBM AIX 7.1.0.0 (64 ビット) | SP3 | |
Red Hat Enterprise Linux Server 6 | |||
Windows Server 2008 R2 Standard、Enterprise、Datacenter (64 ビット (EM64T)) | |||
IBM DB2 バージョン 10.5 Fix Pack 2* | IBM AIX 7.1.0.0 (64 ビット) | SP6 | |
Red Hat Enterprise Linux Server 6 | |||
Windows Server 2008 R2 Standard、Enterprise、Datacenter (64 ビット (EM64T)) | |||
IBM DB2 バージョン 9 for z/OS | z/OS 1.12 | ||
IBM DB2 バージョン 10 for z/OS | z/OS 1.12 |
*IBM DB2 v10.5 Fix Pack 2 は、ArcGIS 10.2.1 よりサポートされています。
データベース要件/制限
IBM DB2 V9.7 for Linux、UNIX、Windows (64 ビット)
- 最低限必要なサービス パック/パッチ: Fix Pack 4
- 推奨されるサービス パック/パッチ: なし
- 必要なアドオン: IBM Spatial Extender バージョン 9.7 Fix Pack 4
IBM DB2 V10.1 for Linux、UNIX、Windows (64 ビット)
- 最低限必要なサービス パック/パッチ: Fix Pack 2
- 推奨されるサービス パック/パッチ: なし
IBM DB2 V9 for z/OS
- 必要なサービス パック/パッチ: APAR PM24155
- 必要なアドオン: IBM Spatial Support for DB2 for z/OS - DB2 Accessories Suite
- 次の制限は、ジオデータベースとして有効化されなかった DB2 z/OS データベースのみに適用されます。
- フィーチャ サービスはサポートされていません。
- データベースに情報を書き込むジオプロセシング操作は、サポートされていません。
IBM DB2 V10 for z/OS
- 必要なサービス パック/パッチ: APAR PM49678/UK74734、PM49549/UK73788、UK64134/J2AG210
- 必要なアドオン: IBM Spatial Support for DB2 for z/OS - DB2 Accessories Suite
- 次の制限は、ジオデータベースとして有効化されなかった DB2 z/OS データベースのみに適用されます。
- フィーチャ サービスはサポートされていません。
- データベースに情報を書き込むジオプロセシング操作は、サポートされていません。
ArcGIS は、DB2 Enterprise Server Edition でテストおよび認定されています。DB2 Workgroup Server Edition や DB2 Personal Edition など、その他のバージョンの DB2 は、共通のコード ベースを共有しているので、上記の ArcSDE の要件を満たす場合にサポートされます。DB2 のさまざまなエディションの詳細については、以下の記事をご参照ください。
DB2 データベースの Fix Pack のサポート
- サポートされている DBMS の最小バージョンは、DB2 9.7 Fix Pack 4 です。 一般的に、これより新しい Fix Pack は動作すると考えられます。ただし、ArcGIS で DB2 9.7 Fix Pack 5 を使用する場合、既知の問題が存在します。 このバージョンでは、Fix Pack 5 はサポートされていません。
- DB2 9.7 Fix Pack 6 はサポートされています。 ただし、IBM Spatial Extender のアップグレード後に空間インデックスを作成する場合、既知の問題が存在します。詳細と回避策については、IBM サポート サイトをご参照ください。 この問題は、DB2 9.7 Fix Pack 7 で修正されています。
- DB2 9.7 の 32 ビット データベースから 64 ビット データベースへの移行は、「APAR IC87081-SQL0471N IS RETURNED UPON CALLING LANGUAGE SQL SYSTEM ROUTINES POST MIGRATION OF 32-BIT DATABASES TO 64-BIT VERSION」に記載されている回避策でサポートされています。 IBM は、この問題を回避するために FP8 にアップグレードすることを強く推奨しています。
- DB2 10.1 Fix Pack 2 は、「APAR IC90915-DB2 CAN TRAP IN SQLNO_ZZ_STARJN_COMPUTE_INDEX_QUNS_REFD」に記載されている回避策でサポートされています。
- DB2 10.5 Fix Pack 4 は、「IT05709: SQL0901N "ISCAN PLAN NOT FOUND" RETURNED FOR DB2 SPATIAL EXTENDER QUERY」のためにサポートされていません。
オペレーティング システムの制限
Linux
- ArcSDE アプリケーション サーバーは、x86_64 アーキテクチャ (64 ビット) に準拠した CPU を搭載し、サポートされている Linux のリリースを使用した Linux x86_64 上のみでサポートされています。
Windows
- Windows 7 64 ビットは、基本的な ArcSDE アプリケーション サーバー テストおよびアプリケーション開発用途でのみサポートされています。運用環境への配置は推奨されません。
DBMS への接続に必要なソフトウェア
クライアント コンピューター (ArcMap が動作しているコンピューターなど) は、使用している RDBMS に合わせて適切なクライアント ファイルをインストールしておく必要があります。 これらのクライアント ファイルは、それぞれの RDBMS ベンダーから入手できますが、利便性のために My Esri からも入手できます。詳細については、「データベース クライアント」をご参照ください。 My Esri から入手できる RDBMS クライアント ファイルは、IBM DB2、IBM Informix、Microsoft SQL Server、PostgreSQL 用です。 IBM Netezza、Oracle および Teradata 用のクライアント ファイルは My Esri に用意されていないため、IBM、Oracle および Teradata のサポート サイトから入手する必要があります。