マップ トポロジの作成
マップ トポロジは、一致すると見なされるフィーチャ間にトポロジ関係を作成します。これによって、ジオメトリを共有する複数のフィーチャを同時に編集できます。シェープファイルまたはジオデータベース フィーチャクラスから生成されたポイント、ライン、またはポリゴン レイヤにマップ トポロジを作成できます。これらのフィーチャは 1 つまたは複数のレイヤに属しており、レイヤのタイプはそれぞれ異なっていてもかまいません。
マップ トポロジは簡単に作成できます。対象となるレイヤを選択し、クラスタ許容値を設定するだけです。さらに、アクティブなトポロジが存在しない状態で [トポロジ編集] ツールをクリックした場合は、トポロジを設定するよう求められます。
マップ トポロジはマップのレイヤに基づいているので、フィルタ設定や縮尺範囲など、レイヤの表示設定が適用されます。マップ トポロジでトポロジ ツールを使用する場合、表示可能なフィーチャのみを編集できます。たとえば、ポリゴン レイヤに土地利用と行政区域が含まれており、土地利用フィーチャのみを更新する必要があるとします。そのためには、このレイヤに対してフィルタを設定し、土地利用フィーチャのみを表示して、行政区域を非表示にします。行政区域はマップ上に表示されないので、トポロジを編集してもこれらは更新されません。
一方、複数のフィーチャを一緒に編集する場合は、フィルタの適用に注意が必要です。たとえば、森林タイプのレイヤがあり、落葉樹のみを表示するようフィルタが設定されているとします。常緑樹林フィーチャはマップ上に表示されません。これを編集すると、表示可能な落葉樹林のみが更新され、落葉樹林が常緑樹林と共有している境界が一致しなくなります。トポロジ関係を適切に維持するには、一緒に編集するすべてのフィーチャが表示可能であることを確認する必要があります。
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[トポロジ] ツールバーで [トポロジの選択]
をクリックします。[トポロジの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
- マップ トポロジに追加するレイヤを選択します。現在の編集セッションにおいて、マップ トポロジに追加できるすべてのレイヤがダイアログ ボックスに表示されます。アノテーション フィーチャクラス、ディメンション フィーチャクラス、およびジオメトリック ネットワークに含まれるフィーチャクラスはマップ トポロジに追加できないため、表示されません。
- 必要であれば、[オプション] をクリックしてクラスタ許容値を表示します。これは、エッジや頂点が同じ場所にあると見なす許容距離を表します。デフォルトのクラスタ許容値は最小値なので、通常は変更する必要がありません。クラスタ許容値を大きくすると、同じ場所にあると見なされ、同一点にスナップするフィーチャの数が多くなります。ただし、データの空間精度が低下し、フィーチャが変形する可能性があります。
- [OK] をクリックします。