データベースと ST_Geometry

ST_Geometry は、空間データをテーブル内のフィールドに直接格納できるようにする、ユーザ定義データ タイプです。ST_Geometry タイプは ArcGIS クライアントで使用でき、このデータ タイプを使用することで、シンプル フィーチャクラス ジオメトリに SQL でアクセスできるようになります。

[空間タイプの作成（Create Spatial Type）] ジオプロセシング ツールまたは Python スクリプトを使用して、既存の PostgreSQL または Oracle データベースに、ST_Geometry 空間データ タイプを追加できます。

ST_Geometry タイプを Oracle または PostgreSQL データベースに追加すると、sde ユーザと格納領域が作成され、ST_Geometry を維持するシステム テーブル、ビュー、関数、トリガ、および他のメタデータ オブジェクトが作成されます。

CreateOGCTables SQL 関数を使用して、ST_Geometry 空間データ タイプを既存の SQLite データベースに追加できます。また、CreateSQLiteDatabase ArcPy 関数を使用して、ST_Geometry 空間データ タイプを使用した SQLite データベースを作成できます。詳細については、「アカウントの作成」をご参照ください。

ST_Geometry タイプを SQLite データベースに追加すると、ST_Geometry のメタデータを維持するために、ST_Geometry システム テーブルがデータベースに追加されます。ST_Geometry SQL 関数は、データベースの外部にあるライブラリに保存されます。

ST_Geometry タイプと関数の詳細については、ArcGIS ヘルプの「SQL での ST_Geometry の使用」のセクションをご参照ください。