CityEngine ウェブ ビューア とは
CityEngine ウェブ ビューアは、3D の都市シーンやその他の 3D シーンをブラウザで表示するための Web アプリケーションです。 これは、追加プラグインをインストールしなくても Web ブラウザで 3D コンテンツを表示できる WebGL テクノロジを基盤にしています。これは、Esri CityEngine 2012 で作成された CityEngine ウェブ シーンを表示します。ウェブ シーンの例としては、「CityEngine ウェブ シーンのグループ」をご参照ください。
CityEngine ウェブ ビューアの機能
CityEngine ウェブ ビューアを使用すると、3D の都市シーンやその他の 3D シーンに対して、次の操作を対話的に実行できます。
- 移動、拡大、視野の変更によって、シーンをナビゲートします。
- 特定のレイヤを選択して表示します。
- シーンをスワイプして、別の提案やシナリオを表示します。
- フィーチャ、属性、メタデータなどでシーンのコンテンツを検索します。
3D シーンを対話的に操作する方法については、「CityEngine ウェブ ビューアの使用」をご参照ください。
CityEngine ウェブ ビューアを使用するための要件
CityEngine ウェブ ビューアは、3D グラフィックスを描画するための Web の技術標準である WebGL をサポートしているデスクトップ Web ブラウザで使用できます。 また、WebGL をサポートしているグラフィックス カードを使用している必要があります。最高のパフォーマンスを得るには、グラフィックス カードに最新のドライバがインストールされていて、最低 512 MB のビデオ メモリが搭載されていることを確認してください。CityEngine ウェブ ビューアは、モバイル デバイスではサポートされていません。
ブラウザの要件
CityEngine ウェブ ビューアは、3D 画像を対話的に操作するための Web アプリケーションであるため、WebGL をサポートする Web ブラウザを使用する必要があります。
さまざまなオペレーティング システムにおけるブラウザの要件は、次のとおりです。
Windows
- Mozilla Firefox 16 以上。
- Google Chrome 20 以上。
- Internet Explorer および Google Chrome Frame。Google Chrome Frame は、Windows 7/Vista/XP SP2 以上でサポートされています。
Mac OS
- Mozilla Firefox 16 以上。
- Google Chrome 20 以上。
- Safari 5 以上と有効化された WebGL。
Linux
- Mozilla Firefox 16 以上。
- Google Chrome 20 以上。
ハードウェア要件
お使いのコンピュータが、最低 2 GB のシステム メモリと、WebGL をサポートしているビデオ グラフィックス カードを搭載している必要があります。
最高のパフォーマンスを得るには、最低 512 MB のビデオ メモリを搭載した、モバイル用でないグラフィックス カードを使用している必要があります。グラフィックス カードのメモリが 512 MB 未満の場合、特にメモリを大量に消費する大きなシーンでは、パフォーマンスが低下する可能性があります。モバイル用でないグラフィックス カードは通常、モバイル用のグラフィックス カード(m やモバイルと表記されています)より高いパフォーマンスを発揮します。
グラフィックス カード
- グラフィックス カードは、OpenGL 3.0(Shader Model 4.0)をサポートしている必要があります。
- AMD/ATI: Radeon 3xxx 以上。
- NVIDIA: GeForce 8xxx 以上、またはGeForce 2xx 以上。
- NVIDIA: OpenGL 3.0 以上をサポートする Quadro。
- Intel: HD 3000 以上。
モバイル デバイス
現在、CityEngine ウェブ ビューアは、モバイル プラットフォームではサポートされていません。
CityEngine ウェブ ビューアの ウェブ シーンの作成方法
ウェブ シーンは、Esri CityEngine または [3D ウェブ シーンにエクスポート(Export To 3D Web Scene)] ジオプロセシング ツールを使用して作成できます。
- Esri CityEngine は、既存の GIS データを使用して 3D の都市景観を効率的に作成したり、概念的なジオデザインを 3D で実行したりできるソフトウェア パッケージです。景観を作成したら、3D シーンを Portal for ArcGIS に直接アップロードできます。その後、ArcGIS システムを使用して、それらのビジュアライゼーションを他のユーザと共有できます。新しい CityEngine ウェブ ビューアを使用することで、ソフトウェアをインストールしなくても Web ブラウザで表示できます。
- [3D ウェブ シーンにエクスポート(Export To 3D Web Scene)] によって、ArcScene ドキュメントが CityEngine ウェブ シーンの形式(ArcGIS 10.2 から利用可能)にエクスポートされます。
CityEngine に関する情報の参照先
Esri CityEngine とその機能の詳細については、Esri CityEngine Web サイトをご参照ください。また、ArcGIS Resources Web サイトの CityEngine コミュニティにも CityEngine の詳細情報があります。コミュニティには、CityEngine や CityEngine ウェブ ビューアに関連するサンプル、ブログ、フォーラムのスレッド、ビデオ、文書があります。