パーセルのマージ
このトピックは ArcGIS for Desktop Standard および ArcGIS for Desktop Advanced のみに適用されます。
このワークフローでは、パーセルをマージする手順を示します。
このワークフローでは、ArcGIS Resources Web サイトのTax Parcel Editing マップでダウンロードされるサンプル データセットを使用します。自動ワークフローをサンプル データで使用するには、ParcelEditing フィーチャ データセットのパーセル ファブリックを Local Government 情報モデルで有効化し、そのパーセル ファブリックを空のマップ ドキュメントにドラッグします。
[パーセルのマージ] の自動ワークフローを開始するには、[パーセル エディタ] → [パーセル ワークフロー] の順にクリックして [パーセル ワークフロー] ダイアログ ボックスを開きます。[パーセルのマージ] を選択し、[ワークフローの開始] をクリックします。
パーセルのマージのワークフローは下図に示されたコンポーネントで構成されます。
法的説明
パーセルのマージの法的説明は次のようになります。
パーセル 19-16-352-001 および 19-16-352-002、NW Section 16 の一部、Township 2 North, Range 10 East, Bloomfield TWP, Oakland Co. Michigan。さらに、2011 年 4 月 12 日登録の Echo Park No. 1 の区画 25 および 26 として詳述。
親パーセルの検索
- MapsandGeodatabase フォルダにある TaxParcelEditingMap ドキュメントを開くか、[ParcelEditing] フィーチャ データセット内の(Local Government 情報モデルで有効化された)パーセル ファブリックを空のマップ ドキュメントにドラッグします。
- コンテンツ ウィンドウで、[Tax Parcels] レイヤと [Tax Lines Anno] レイヤだけを選択可能にします。
- マージする親パーセルの 1 つを検索します。TaxParcelEditingMap ドキュメントのサンプル データセットでは、パーセル 1916352001 を検索します。
サンプル データを使用したこのワークフローでは、[Lots and Units] レイヤと [Historic Parcels] レイヤの表示設定がオフになっています。
親パーセルの選択
- 編集セッションを開始し、[パーセル エディタ] ツールバーにある [パーセル フィーチャの選択] ツール を使用して、マージするパーセルを選択します。サンプル データセットでは、パーセル 19-16-352-001 と 19-16-352-002 を選択します。
親パーセルのマージ
- 選択したパーセルを右クリックし、[マージ] をクリックします。
- [マージ] ダイアログ ボックスで、[プラン] をクリックして [プラン ディレクトリ] ダイアログ ボックスを開き、新しいマージされたパーセルを配置するプランを選択します。
- <マップ> プランを選択し、[アクティブ プランとして設定] をクリックします。
- [マージ] ダイアログ ボックスで、[パーセル名] を空白のままにし、[値のコピー元] を選択します。
- [OK] をクリックして、パーセルをマージします。
-
新規のパーセルの隣接する境界線をマージする場合、つまり別々の同一線上の直線または正接円弧を 1 つの境界線にマージする場合は、選択したマージ済みのパーセルを右クリックし、[コースのマージ] をクリックします。
サンプル データを使用するこのワークフローでは、コースのマージは行いません。
- [パーセル コースのマージ] ダイアログ ボックスで、許容値を適切に編集し、[元のパーセルの削除] を行うかどうかを選択します。
- [OK] をクリックして、同一線上の直線または正接円弧をマージします。
パーセル ファブリック プランは、パーセルのマージ、行政区画などを記録した法的書類です。パーセルはプランに作成されます。プランは [プラン ディレクトリ] ダイアログ ボックスで管理します。このダイアログ ボックスは、[パーセル エディタ] → [プラン ディレクトリ] の順にクリックして開きます。
新規のプランを作成するには、[プラン ディレクトリ] ダイアログ ボックスで [プランの作成] をクリックします。プランに正確度カテゴリを設定すると、プラン内のすべてのパーセルがその正確度を継承します。プランを使用しない場合は、システム デフォルトの <マップ> プランにパーセルを作成できます。
パーセルのアノテーション
- コンテンツ ウィンドウの [Tax Lines Anno] をオンにし、マップ ドキュメントで表示されるようにします。
- マージされたパーセルを選択し、[パーセル エディタ] ツールバーの [パーセル コースのアノテーション] ツール をクリックします。
-
[選択フィーチャにアノテーション追加] ダイアログ ボックスで [ParcelDimensions - 1:1200] を選択し、[OK] をクリックします。
[はい] をクリックして、アノテーションを再作成します。
- 必要に応じて、[アノテーション編集] ツール を使用して、生成されたアノテーションを編集し、配置を変更します。
TaxParcelEditingMap ドキュメントでは、新しいパーセルが追加されたときに新規のアノテーションは自動的に作成されません。
アノテーションは、[パーセル コースのアノテーション] ツール を使用して作成します。このツールは、パーセル ライン上のアノテーションの重複を処理します。
属性パーセル
ワークフローの最後の手順では、新しいパーセルの属性を更新します。
- マージされたパーセルを選択し、必要に応じて [パーセル エディタ] ツールバーの [パーセルの詳細] をクリックし、[パーセルの詳細] ダイアログ ボックスを表示します。
-
[パーセルの詳細] ダイアログ ボックスの [プロパティ] タブで、[Parcel Identification Number]、[StatedArea]、[LegalStartDate]、[Accuracy] などの属性を更新します。
[LegalStartDate] 属性は、パーセルのプランの日付に対応します。[Accuracy] 属性が空の場合、その値はプランの正確度から内部的に継承されます。プランの正確度を指定変更するには、別のパーセルの正確度を指定します。正確度の値は、パーセル ファブリックの最小二乗アジャストで使用されます。
-
必要に応じて、履歴パーセルの属性を更新します。
- コンテンツ ウィンドウの [Historic Parcels] レイヤをオンにします。
- 選択チップを使用して、マップ内の履歴パーセルを選択します。
- [パーセルの詳細] ダイアログ ボックスを開いて、[LegalStartDate]、[LegalEndDate]、[Reason Parcel Retired] などの属性を更新します。
[属性] ウィンドウを使用してパーセルの属性を更新することもできます。パーセルを選択し、[パーセル エディタ] ツールバーの [属性] をクリックして 属性ウィンドウを開きます。