分類済み出力画像の処理

分類済み出力画像には、誤って分類された孤立したピクセル群またはピクセル数の少ない領域が存在することがあります。これにより、「まだら模様」またはごま塩状の出力表示になります。分類後処理とは、ノイズを削除して分類済み出力画像の品質を向上する処理のことを指します。

ArcGIS Spatial Analyst エクステンションでは、分類後処理タスクに用いる一連のジェネラライズ ツールを提供しています。このタスクには 3 つの手順があります。各手順は [ジェネラライズ] ツールセットの Spatial Analyst ツールに基づいています。

1. 分類済み出力画像のフィルタリング

   このフィルタリング処理は孤立したピクセル群（ノイズ）を分類済み出力画像から削除します。[大多数フィルタ（Majority Filter）] ツールを使用します。

2. クラスの境界のスムージングと分類済み出力画像の凝集

   この手順では、クラスの境界の不規則なエッジをスムージングし、複数のクラスを凝集します。[境界のスムージング（Boundary Clean）] ツールを使用します。

3. 小さな孤立リージョンの削除による分類済み出力画像のジェネラライズ

   この手順では、小さな孤立したピクセルのリージョンを最も近いクラスに再分類します。[リージョン グループ（Region Group）]、[Set Null]、[ニブル（Nibble）] ツールを使用します。