ゾーン フィル（Zonal Fill） (Spatial Analyst)

サマリ

ゾーン境界に沿った加重ラスタからの最小セル値を使用して、ゾーンを埋めます。

使用法

• 入力ゾーン ラスタは、整数または浮動小数です。これは、ゾーン入力が整数タイプでなければならない他のゾーン ツールに対して、例外であることに注意してください。

• 出力のデータ タイプは、入力加重ラスタと同じです。加重ラスタの値が浮動小数の場合、結果の出力ラスタも浮動小数になります。加重ラスタが整数の場合、出力も整数になります。

• [ゾーン フィル（Zonal Fill）] を水文解析の一部として使用して、シンクを分水界の分水界の最小標高まで埋めることができます。

構文

ZonalFill (in_zone_raster, in_weight_raster)

パラメータ	説明	データ タイプ
in_zone_raster	埋めるゾーンを定義する入力ラスタ。	Raster Layer
in_weight_raster	各ゾーンに割り当てるウェイト、または値。	Raster Layer

戻り値

名前	説明	データ タイプ
out_raster	ゾーンが埋められた出力ラスタ。	Raster

コードのサンプル

ZonalFill（ゾーン フィル）の例 1（Python ウィンドウ）

次の例では、ラスタ内のゾーンを、ゾーン境界に沿った加重ラスタからの最小値を使用して埋めています。

import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outZonalFill = ZonalFill("inzone", "zoneweight")
outZonalFill.save("C:/sapyexamples/output/zonefillout")

ZonalFill（ゾーン フィル）の例 2（スタンドアロン スクリプト）

次の例では、ラスタ内のゾーンを、ゾーン境界に沿った加重ラスタからの最小値を使用して埋めています。

# Name: ZonalFill_Ex_02.py
# Description: Fills zones using the minimum cell value from a weight 
#   raster, along the zone boundary.
# Requirements: Spatial Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
inZoneRaster = "inzone"
zoneWeightRaster = "zoneweight"

# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")

# Execute ZonalStatistics
outZonalFill = ZonalFill(inZoneRaster, zoneWeightRaster)

# Save the output 
outZonalFill.save("C:/sapyexamples/output/zonefillout3")

環境

セル サイズ, 現在のワークスペース, マスク, 出力データの座標系, 範囲, テンポラリ ワークスペース, スナップ対象ラスタ

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst

ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst

ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst