傾斜角(Slope) (Spatial Analyst)
図
使用法
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傾斜角は、各セルから計算する Z 値の最大変化率です。
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サーフェスの Z 座標の単位と地面の X および Y 座標の単位が異なる場合は、傾斜角を正しく計算するために Z 係数を使用する必要があります。
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出力の値の範囲は、計測単位のタイプによって異なります。
- 度の場合、傾斜角の値の範囲は 0 から 90 です。
- 傾斜率の場合、範囲は 0 から基本的に無限です。平坦なサーフェスを 0%、45 度のサーフェスを 100% として表し、サーフェスが垂直に近くなるほど傾斜率は大きくなります。このオプションでの出力値の範囲に関する詳しい説明については、「傾斜角(Slope)の仕組み」をご参照ください。
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最近傍セル群(3 x 3 の枠内)の中央のセルが NoData の場合、出力は NoData となります。
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隣接するセルに NoData のセルがある場合は、これらのセルに中心セルの値が割り当てられ、続いて傾斜角が計算されます。
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入力ラスタをリサンプリングする必要がある場合は、共一次内挿法 を使用します。入力ラスをリサンプリングする例としては、出力座標系、範囲、またはセル サイズが入力と異なる場合があります。
構文
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_raster |
入力サーフェス ラスタ。 | Raster Layer |
output_measurement (オプション) |
出力傾斜角データの計測単位(度またはパーセンテージ)を決定します。
| String |
z_factor (オプション) |
サーフェス Z 単位あたりの地表 X、Y 単位の数。 Z 単位の測定基準が入力サーフェスの XY 単位と異なる場合、Z 係数を使用して Z 測定単位を調整します。最終的な出力サーフェスを計算する際、入力サーフェスの Z 値に Z 係数が乗算されます。 XY 単位と Z 単位の測定基準が同じ場合、Z 係数は 1(デフォルト値)になります。 XY 単位と Z 単位の測定基準が異なる場合は、Z 係数に適切な値を設定する必要があります。Z 係数が適切でないと、正しい結果が得られません。たとえば、Z 単位がフィートであり、XY 単位がメートルの場合、Z 係数 0.3048 を使用して Z 単位をフィートからメートルへ変換します(1 フィート = 0.3048 メートル)。 | Double |
戻り値
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_raster |
出力傾斜角ラスタ。 | Raster |
コードのサンプル
この例は、入力サーフェス ラスタの傾斜角の値を決定します。
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outSlope = Slope("elevation", "DEGREE", 0.3043)
outSlope.save("C:/sapyexamples/output/outslope01")
この例は、入力サーフェス ラスタの傾斜角の値を決定します。
# Name: _Ex_02.py
# Description: Identifies the rate of maximum change
# in z-value from each cell.
# Requirements: Spatial Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
# Set local variables
inRaster = "elevation"
outMeasurement = "DEGREE"
zFactor = 0.3043
# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")
# Execute Slope
outSlope = Slope(inRaster, outMeasurement, zFactor)
# Save the output
outSlope.save("C:/sapyexamples/output/outslope02")