Plus (Spatial Analyst)

サマリ

2 つのラスタの値をセル単位で加算します。

図

OutRas = Plus (InRas1, InRas2)

使用法

• このツールでは、入力の順番は出力結果に影響しません。

• どちらの入力も整数の場合、出力は整数ラスタになります。そうでない場合、出力は浮動小数点ラスタになります。

• マップ代数演算で、これに相当する演算子記号は、「+」です（リンク）。

構文

Plus (in_raster_or_constant1, in_raster_or_constant2)

パラメータ	説明	データ タイプ
in_raster_or_constant1	この入力の値を加算します。 他のパラメータでラスタが指定されている場合、数値をこのパラメータの入力として使用できます。両方の入力で数値を指定するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。	Raster Layer | Constant
in_raster_or_constant2	この入力の値を、1 つめの入力に加算します。 他のパラメータでラスタが指定されている場合、数値をこのパラメータの入力として使用できます。両方の入力で数値を指定するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。	Raster Layer | Constant

戻り値

名前	説明	データ タイプ
out_raster	出力ラスタ。 1 つめの入力値を 2 つめの入力値に加算してセル値が算出されます。	Raster

コードのサンプル

Plus（加算）の例 1（Python ウィンドウ）

この例では、2 つの GRID ラスタを加算して、IMG ラスタとして結果を出力します。

import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outPlus = Plus("degs", "negs")
outPlus.save("C:/sapyexamples/output/outplus.img")

Plus（加算）の例 2（スタンドアロン スクリプト）

この例では、2 つの GRID ラスタを加算して、GRID ラスタとして結果を出力します。

# Name: Plus_Ex_02.py
# Description: Adds the values of two rasters on a cell-by-cell basis.
# Requirements: Spatial Analyst Extension

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *

# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"

# Set local variables
inRaster1 = "cost"
inRaster2 = "degs"

# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")

# Execute Plus
outPlus = Plus(inRaster1, inRaster2)

# Save the output 
outPlus.save("C:/sapyexamples/output/outplus")

環境

セル サイズ, 現在のワークスペース, マスク, 出力データの座標系, 範囲, テンポラリ ワークスペース, スナップ対象ラスタ

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst または 3D Analyst

ArcGIS for Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst または 3D Analyst

ArcGIS for Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst または 3D Analyst