コントラストと明るさ関数

コントラストと明るさ関数は、イメージ内の明るさまたはコントラストを変更することにより、ラスタ データ(画像)の見栄えを良くします。明るさは、暗い色を明るくする、明るい色を白っぽくするなど、画像の全体的な明るさを強調します。コントラストは、最も暗い色と最も明るい色の差を調整します。次に、画像の明るさとコントラストを調整する例を示します。

明るさとコントラストの例

スライダを使用して、コントラストと明るさのオフセットを変更できます。値を入力することもできます。ボタンをクリックすると、値が 0 にリセットされます。

他の関数と同様に、この関数を使用するとピクセル値が変更されます。このため、この関数は、データの見栄えを良くする時に使用してください。未処理のピクセル値を必要とする分析の一部としてデータを使用する場合は、この関数を使用しないでください。

ラスタ データを ArcMap に追加すると、デフォルトのストレッチ(強調)が適用されます。データがこの関数を使用するため、ArcMap がデフォルトのストレッチを適用しないようにしたい場合は、モザイク データセットのプロパティの設定を変更できます。カタログ ウィンドウでモザイク データセットを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。[一般] タブをクリックし、[ソース タイプ][処理済み] に変更します。

この関数は、画像のコントラストと明るさを変更できない、または目的の設定を使用して画像を表示することを保証できないアプリケーションで使用されるイメージ サービスとしてデータを公開する場合に役立ちます。

関連トピック

5/10/2014