定数関数

1 つのピクセル値で仮想ラスタを作成します。

この関数に対する入力は次のとおりです。

[定数] は、ラスタ内のすべてのピクセル値に対して使用されます。

[ラスタ情報] には、カラムやロウの数、バンドの数、ピクセル タイプ、範囲、空間参照などのラスタ データセット プロパティが含まれます。それぞれの値を編集したり、ラスタ データセットを選択してテンプレートとして使用したりすることができます。

一般に、関数は 1 つまたは複数の入力ラスタに対して機能しますが、定数関数のように入力ラスタを必要としないものもあります。定数関数は入力ラスタを必要とせず、関数というよりはラスタ データセットのように振舞います。そのため、関数チェーンに追加したり、関数チェーンから削除したりするときは、特に注意が必要です。

定数関数を関数チェーンに追加するときは、慎重に行ってください。関数チェーンは、1 つの関数から作成されたラスタを、チェーンの次の関数の入力ラスタとして使用することによって作成されます。定数関数は入力ラスタを必要としないため、これをチェーンに追加すると、その前の関数へ入力されるはずだったものがすべて不要となって削除されます。これにより、モザイク データセットが完全に破壊される可能性が非常に高くなります。対処法として、定数関数をモザイク関数の最上部に追加できないようにすることにより、モザイク データセットの安全を維持することが実施されています。定数関数の削除では、安全のためにいくつかの追加ステップが必要です。定数関数は、関数を右クリックして [削除] をクリックする方法では関数チェーンから削除できません。これは、チェーンのすぐ上にある関数(定数関数を入力として使用する関数)に、代わりの入力ラスタが必要になるためです。定数関数の削除では、入力ラスタの削除や置換と同じステップを使用します。定数関数を入力として使用する関数を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。次に、関数内の入力ラスタのソースを変更して、定数関数の出力ではなくラスタを使用するようにします。

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5/10/2014