ArcCatalog での統計情報の計算
ArcGIS 内のジオプロセシング ツールを使用してラスタ データセットの統計情報を計算するか、ArcCatalog またはカタログ ウィンドウで 1 つ以上のラスタ データセットを指定し、ショートカット メニューから適切なツールを開くことができます。
ラスタ データセット ファイルが読み取り専用である場合、またはファイルが読み取り専用ディレクトリに格納されている場合、統計情報はプロキシ ファイルに書き込まれます。
ヒント:
ラスタ データセットが塗りつぶされる(通常は黒で)場合は、統計情報の有無を確認してください。統計情報がない場合は、計算する必要があります。
ラスタ データセットに対して計算済みの統計情報があるかどうかを確認するには、「ラスタ統計情報の表示」をご参照ください。
手順:
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1 つ以上のラスタ データセットを選択します。モザイク データセットまたはラスタ カタログ内のラスタ データセットを選択する場合は、次の手順で行います。
- ArcCatalog 内で、カタログ ツリーにあるモザイク データセットまたはラスタ カタログをクリックします。
- [コンテンツ] タブでラスタ データセットを選択します。
Shift キーまたは Ctrl キーを使用して、複数のラスタ データセットを選択できます。
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ラスタ データセットまたはラスタ データセットの選択範囲を右クリックし、[統計情報計算] をクリックします。
これにより、適切なジオプロセシング ツールが開きます。
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必要に応じて、統計情報の計算時に使用するスキップ ファクタを入力します。
ロウとカラムの両方にスキップ ファクタとして 1 を指定すると、ラスタのすべてのセルが計算で使用され、最も正確な統計情報が得られます。妥当なスキップ ファクタ値を指定するには、カラム数を 1,000 で除算し、その商(整数)をスキップ ファクタとして使用する方法があります。
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必要に応じて、統計情報の計算時に除外する値を入力します。
通常、これは背景値(通常は 0)になります。このような値を除外することで、より正確な統計情報の計算が可能になる他、より代表性のある計算になる可能性があります。ラスタ データセットに NoData 値が含まれている場合、除外する値を指定することはできません。
- [OK] をクリックします。
ヒント:
ラスタ データセットに対して計算済みの統計情報を削除したい場合は、[ラスタ データセット プロパティ] ダイアログ ボックスで実行することができます。
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5/10/2014