SQLite の ST_Geometry ライブラリの読み込み

ST_Geometry ライブラリは SQLite クライアント(SQLite3.exe など)と同一のコンピュータ上に存在する必要があり、SQLite クライアントが SQL 関数にアクセスできるようにするには、ST_Geometry ライブラリの場所を指定して、ライブラリを読み込む必要があります。ライブラリの場所は、クライアントの PATH(Windows)または LIBPATH(Linux)システム環境変数で設定したり、ST_Geometry ライブラリを読み込むときにパスで指定したりできます。

手順:
  1. SQLite クライアントがインストールされているコンピュータにログインします。
  2. クライアント セッションごとにパスを指定したくない場合は、PATH(Windows)または LIBPATH(Linux)変数で ST_Geometry ライブラリの場所を設定します。

    たとえば、stgeometry_sqlite.dll が c:\mylibs にある場合は、PATH 変数を c:\mylibs\stgeometry_sqlite.dll に設定します。

  3. SQL エディタを開き、SQLite データベースに接続します。
  4. ST_Geometry ライブラリを読み込みます。

    次の最初の 2 つの例では、SELECT ステートメントによって、ライブラリ パスに対する環境変数が設定されている Windows および Linux コンピュータ上の ST_Geometry を読み込みます。

    --Load the ST_Geometry library on Windows.
    SELECT load_extension('stgeometry_sqlite.dll','SDE_SQL_funcs_init');
    
    --Load the ST_Geometry library on Linux.
    SELECT load_extension('libstgeometry_sqlite.so', 'SDE_SQL_funcs_init');
    

    次の例では、SELECT ステートメントによって、ライブラリへのパスが指定されているライブラリを読み込みます。

    --Load the ST_Geometry library on Windows.
    SELECT load_extension(
     'c:\Program Files (x86)\ArcGIS\Desktop10.2\DatabaseSupport\SQLite\Windows32\stgeometry_sqlite.dll',
     'SDE_SQL_funcs_init'
    );
    
    --Load the ST_Geometry library on Linux.
    SELECT load_extension(
     '/arcgis/server/usr/DatabaseSupport/SQLite/Linux64/libstgeometry_sqlite.so',
     'SDE_SQL_funcs_init'
    );
    

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5/25/2014