TIN サーフェスの表示オプション

TIN の内部構造にはノード、エッジ、およびフェイスが含まれ、これらのコンポーネントによって ArcMap または ArcScene の中でサーフェスのさまざまな特性を独立して表示できます。このサーフェス特性には、傾斜角、傾斜方向、標高、等高線などがあります。

TIN サーフェスの表示オプションには、TIN サーフェスのプロパティからアクセスできます。レイヤをダブルクリックし、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスを開いて、[シンボル] タブをクリックします。ここからは、シンボル、ラベル、配色、およびレイヤ レンダラにアクセスできます。[追加] ボタンをクリックすると、TIN サーフェス表示レンダラの選択肢が表示されます。その他のタブを使用して、表示範囲、透過性、属性フィールドのオンまたはオフの切り替えなど、各種の表示機能を設定します。次の表に、TIN サーフェスに使用できるさまざまなシンボル レンダラを示します。

ArcMap および ArcScene の TIN サーフェス レンダラ

TIN サーフェス レンダラ

TIN レンダラ

レンダラの種類

コンター

コンターを同一シンボルで描画

フェイス

  • フェイスを傾斜方向でグラデーション描画
  • フェイスを標高でグラデーション描画
  • フェイスを傾斜角でグラデーション描画
  • フェイスを個別タイプでグループ化したシンボルで描画
  • フェイスを同一シンボルで描画

テレイン フェイス

エッジ

  • エッジを個別タイプでグループ化したシンボルで描画
  • エッジを同一シンボルで描画

テレイン エッジ

ノード

  • ノードを標高でグラデーション描画
  • ノードを個別タイプでグループ化したシンボルで描画
  • ノードを同一シンボルで描画

テレイン ノード レンダラ

TIN レイヤ レンダラ
注意注意:
  • スロープ値の範囲は 0 ~ 90 度で、0 がスロープなしを表します。傾斜方向も度単位で計測されます。北が 0 度、東が 90 度、南が 180 度、西が 270 度です。
  • [陰影起伏イルミネーション表示(2D)] ボックスをオンにすると、地球表面を照らす太陽光の照度を模すことにより、2D で表現された TIN が 3D のように描画されます。
  • [分類] ボタンをクリックして、標高、傾斜角、傾斜方向の分類方法を変更することができます。

さまざまなフィーチャをシンボル表示して ArcMap または ArcScene で TIN サーフェスを表示するための手順については、次に示すトピックをご参照ください。

5/10/2014