ArcCatalog でのネットワーク データセットの構築

新しいネットワーク データセットを作成した後、または既存のネットワーク データセットを編集した後には、そのデータセットの構築が必要になります。新しいネットワーク データセットでの最初の構築プロセスでは、[新規ネットワーク データセット] ウィザードで定義したプロパティに基づいてネットワーク エレメントの作成、接続性の確立、およびネットワーク属性への値の割り当てが行われます。また、すべてのシステム ジャンクションを含むポイント フィーチャクラスが、ネットワーク データセットを含むワークスペースに作成されます。

それ以降のネットワークの構築では、[ネットワーク データセット プロパティ] ダイアログ ボックスで設定されたプロパティに基づいて、エレメント、接続性、属性値が更新されるだけです。

ソース フィーチャを編集した場合、ネットワーク属性がソース フィーチャを参照する方法を変更した場合、またはネットワーク データセットを 1 つのワークスペースから別のワークスペースに移動した場合（たとえば、[コピー] と [貼り付け] を使用した場合）、ネットワークを構築する必要があります。

ジオデータベース ネットワーク データセットは編集セッション内または編集セッション外で構築できます。しかし、バージョン対応登録されているジオデータベース ネットワーク データセットは、編集セッション内でのみ構築できます。したがって、たとえば ArcCatalog では編集セッションを開始できないため、バージョン対応登録されているネットワーク データセットを構築することはできません。そのかわり、ArcMap を使用する必要があります。シェープファイル ネットワーク データセットは編集セッション外でのみ構築できます。このため、ArcMap でも ArcCatalog でも構築できます。

手順:

1. [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [ArcCatalog 10.2.2] の順にクリックして、ArcCatalog を起動します。
2. カタログ ツリーで、ネットワーク データセットがある場所へ移動します。
3. ネットワーク データセットを右クリックし、[ビルド] を選択します。
4. 構築が完了したら、[OK] をクリックします。