NetCDF フィーチャ レイヤの作成(Make NetCDF Feature Layer) (マルチディメンション)

ライセンス レベル:BasicStandardAdvanced

サマリ

netCDF ファイルからフィーチャ レイヤを作成します。

使用法

構文

MakeNetCDFFeatureLayer_md (in_netCDF_file, variable, x_variable, y_variable, out_feature_layer, {row_dimension}, {z_variable}, {m_variable}, {dimension_values}, {value_selection_method})
パラメータ説明データ タイプ
in_netCDF_file

入力用 netCDF ファイル

File
variable
[variable,...]

フィーチャ属性テーブル内のフィールドとして追加される netCDF 変数(1 つまたは複数)

String
x_variable

出力レイヤの x(経度)座標の定義に使用される netCDF 座標変数

String
y_variable

出力レイヤの y(緯度)座標の定義に使用される netCDF 座標変数

String
out_feature_layer

出力フィーチャ レイヤの名前

Feature Layer
row_dimension
[row_dimension,...]
(オプション)

フィーチャ レイヤ内の一意の値を使用してフィーチャを作成する場合に使用される netCDF ディメンション(1 つまたは複数)。ここでのディメンションまたは一対のディメンション によって、フィーチャ レイヤ内のフィーチャの数、およびフィーチャ レイヤの属性テーブルに表示されるフィールドの数が決定されます。

たとえば、StationID が netCDF ファイル内の 1 つのディメンションで、10 個の値を持っており、且つ、StationID を使用するディメンションとして設定されている場合、10 個のフィーチャが作成されます(フィーチャ レイヤの属性テーブルには 10 個の行が作成されます)。StationID と時間を使用していて、3 つのタイムの断片がある場合は、30 個のフィーチャが作成されます(フィーチャ レイヤの属性テーブルには 30 行が作成されます)。netCDF フィーチャ レイヤをアニメーション化する場合は、効率化を図るために、時間を行ディメンションとして設定しないことをお勧めします。時間はディメンションとして使用可能に維持され、アニメーション化されるように設定できますが、この情報は属性テーブルには格納されません。

String
z_variable
(オプション)

フィーチャの標高値(Z 値)の指定に使用される netCDF 変数

String
m_variable
(オプション)

フィーチャの線形の測定値(m 値)の指定に使用される netCDF 変数

String
dimension_values
[[dimension, {value}],...]
(オプション)

出力レイヤでの変数の表示に使用される、1 つまたは複数のディメンション(例: Time)の値(例: 01/30/05)。デフォルトでは、1 つまたは複数のディメンションの最初の値が使用されます。このデフォルト値は、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスの [netCDF] タブで変更することも可能です。

Value Table
value_selection_method
(オプション)

ディメンション値の選択方法を指定します。

  • BY_VALUE 入力値を実ディメンション値と照合します。
  • BY_INDEX 入力値をディメンション値の位置またはインデックスと照合します。インデックスは 0 を基準とするので、位置は 0 から開始されます。
String

コードのサンプル

MakeNetCDFFeatureLayer(NetCDF フィーチャ レイヤの作成)の例 1(Python ウィンドウ)

netCDF ファイルからフィーチャ レイヤを作成します。

import arcpy
arcpy.MakeNetCDFFeatureLayer_md("C:/data/netcdf/rainfall.nc",
                                "pptx","longitude","latitude","rainfall",
                                "station")
MakeNetCDFFeatureLayer(NetCDF フィーチャ レイヤの作成)の例 2(スタンドアロン スクリプト)

netCDF ファイルからフィーチャ レイヤを作成します。

# MakeNetCDFFeatureLayer_Ex_02.py
# Description: Create a feature layer from a netCDF file.
# Requirements: None

# Import system modules
import arcpy

# Set local variables
inNetCDFFile = "C:/data/netcdf/rainfall.nc"
inVariables = "pptx"
inXVariable = "longitude"
inYVariable = "latitude"
outFeatureLayer = "c:/output/rainfall"
rowDimensions = "station"
ZVariable = ""
MVariable = ""
dimensionValues = ""
valueSelectionMethod = ""

#Execute MakeNetCDFFeatureLayer
arcpy.MakeNetCDFFeatureLayer_md(inNetCDFFile, inVariables, inXVariable, 
                                inYVariable, outFeatureLayer, rowDimensions, 
                                ZVariable, MVariable, dimensionValues, 
                                valueSelectionMethod)

環境

関連トピック

ライセンス情報

ArcGIS for Desktop Basic: ○
ArcGIS for Desktop Standard: ○
ArcGIS for Desktop Advanced: ○
5/10/2014