オーバービューの構築（Build Overviews） (データ管理)
サマリ
モザイク データセットのオーバービューを定義して作成します。
使用法
このツールは、モザイク データセット レイヤで設定されたプロパティではなく、デフォルト モザイク データセットの設定を使用します。たとえば、バンド数、モザイク手法、範囲、クエリなどのレイヤ プロパティの変更は受け付けません。これらのプロパティは、モザイク データセットとモザイク データセットのデフォルト プロパティで決定されます。
[欠落したオーバービューのタイルを定義] または [オーバービューの生成]、もしくはその両方をオンにする必要があります。
最初のオーバービュー レベルは、そのモザイク データセットの最高解像度で作成されます。それ以降の各レベルは、その前に作成されたオーバービュー レベルに基づいて作成されます。
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オーバービューの定義をさらに詳細に制御する必要がある場合は、先に [オーバービューの定義（Define Overviews）] ツールを使用してください。
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デフォルトでは、ファイル ジオデータベースおよびパーソナル ジオデータベース内のモザイク データセットに対して生成されるオーバービューは、モザイク データセットのあるジオデータベースと同じ場所の <gdbname>.Overviews フォルダ内に格納されます。SDE 上にあるモザイク データセットに対して生成されるオーバービューは、モザイク データセットのあるジオデータベース内に格納されます。これらの場所は、先に [オーバービューの定義（Define Overviews）] ツールを使用して場所を指定することにより、変更することができます。
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参照モザイク データセットのオーバービューを構築することはできません。
構文
| パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_mosaic_dataset |
入力モザイク データセット | Image Service; Mosaic Layer; String |
where_clause (オプション) |
オーバービューを作成するアイテムを選択する場合、SQL を使用して、クエリを定義するか、[検索条件設定] でクエリを作成することができます。 | SQL Expression |
define_missing_tiles (オプション) |
十分な数のオーバービューが定義されていない場合、または追加のオーバービューを定義しないで新しいデータが追加された場合に、オーバービューを作成します。
| Boolean |
generate_overviews (オプション) |
作成または再作成が必要なすべてのオーバービューを作成します。この中には、不足しているオーバービューや古くなったオーバービューも含まれます。
| Boolean |
generate_missing_images (オプション) |
オーバービューが定義されたが作成されていない場合に使用します。
| Boolean |
regenerate_stale_images (オプション) |
元になるラスタ データセットやそのプロパティが変更された場合、オーバービューは古くなったと識別されます。
| Boolean |
コードのサンプル
これは BuildOverviews（オーバービューの構築）の Python サンプルです。
import arcpy
arcpy.BuildOverviews_management(
"C:/Workspace/Overviews.gdb/md", "OBJECTID<5", "DEFINE_MISSING_TILES",
"NO_GENERATE_OVERVIEWS", "IGNORE_MISSING_IMAGES", "IGNORE_STALE_IMAGES")
これは BuildOverviews（オーバービューの構築）の Python スクリプト サンプルです。
# Define Overviews for selected items only
import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"
arcpy.BuildOverviews_management("Overviews.gdb/md", "OBJECTID<5",
"DEFINE_MISSING_TILES",
"NO_GENERATE_OVERVIEWS", "#", "#")