複数のタイム アニメーション トラックを使用する

通常は 1 つのタイム アニメーション トラックを使用して、時系列データを視覚化することができます。ただし、状況によっては、複数のタイム アニメーション トラックを使用することが有効な場合があります。

別の縮尺で時系列データを視覚化する

時系列データを別の縮尺または距離で視覚化したい場合は、2 つのタイム アニメーション トラックと 1 つのマップビューまたはカメラ トラックを作成することができます。その後、アニメーション マネージャでそれらのアニメーション トラックの [開始時間][終了時間] を変更して、アニメーション トラックがタイム ライン上に次々に配置されるようにすることができます。

アニメーション トラックの編集の詳細

たとえば、世界中のすべての国の人口増加を視覚化する場合、最初にグローバル スケールに縮小したときの人口増加を視覚化するタイム アニメーション トラック(タイム アニメーション トラック 1 など)を作成できます。次に、アジアの人口増加に関心があるときは、アジアを拡大表示できるマップ ビューまたはカメラ トラック(アジアを拡大表示など)を作成します。その後、さらに別のタイム トラック(タイム アニメーション トラック 2 など)を作成し、アジア内の人口増加を視覚化することができます。

[アニメーション マネージャ] ウィンドウを使用した例

必要に応じて、1 つのトラックのタイム ステップ(単位と間隔)および時間範囲を変更できます。

タイム アニメーションの時間ステップの変更の詳細

注意注意:

同じ表示(マップ、シーン、またはグローブ)の時間を変更する 2 つのタイム トラックを視覚化するときは、タイム アニメーション トラックがタイム ライン上で重ならないようにしてください。

レイアウト ビューで複数のマップ表示をアニメーション化する

ArcMap で、別々のデータ フレームに 2 つの時間対応データがある場合にその 2 つのデータを一緒に視覚化するには、2 つのデータ フレームをレイアウト ビューに追加し、2 つのタイム アニメーション トラックを作成して、それらをデータ フレームのそれぞれの表示時間に追加します。2 つのタイム アニメーション トラックを一緒に再生すると、それらを追加した表示の時間が更新されます。

関連トピック

5/10/2014